環境計測実験

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 環境計測実験
科目番号 44128 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 特に指定しない。/実験指導にあたっては、適宜担当教員よりプリントが配布される。
担当教員 松本 嘉孝

到達目標

(ア)代表的な水の物理、化学、生物学的指標について、それらの表す性質を理解し、測定することができる。
(イ)有機汚濁指標(BOD、COD)の水質指標としての意味を理解し、測定することができる。
(ウ)実験で扱う水質・水文指標と採水場所の環境特性との関係を把握し説明することができる。
(エ)実河川での流量の測定法を理解し,測定,計算することができる。
(オ)原単位による水質モデル計算ができ,実測値と比較し考察することができる。
(カ)異なる地表面の状態、植生と蒸発散との関係を計測を通して理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標(ア)代表的な水の物理、化学、生物学的指標について、それらの表す性質を説明でき、測定することができる。代表的な水の物理、化学、生物学的指標について、それらの表す性質を理解し、測定することができる。代表的な水の物理、化学、生物学的指標について、それらの表す性質が理解できず、測定することができない。
到達目標(イ)有機汚濁指標(BOD、COD)の水質指標としての意味を説明でき、測定することができる。有機汚濁指標(BOD、COD)の水質指標としての意味を理解し、測定することができる。有機汚濁指標(BOD、COD)の水質指標としての意味が理解できず、測定することができない。
到達目標(ウ)実験で扱う水質指標と採水場所の環境特性との関係を定量的に把握し説明することができる。実験で扱う水質指標と採水場所の環境特性との関係を把握し説明することができる。実験で扱う水質指標と採水場所の環境特性との関係を把握し説明することができない。
到達目標(エ)実河川での流量の測定法を理解し,測定,計算することができる。実河川での流量の測定法を理解し,計算することができる。実河川での流量の測定法を理解せず,計算することができない。
到達目標(オ)原単位を用いた水質モデル計算値と実測値を比較し,その理由を定量的に説明することができる。原単位を用いた水質モデル計算値と実測値を比較し,その理由を説明することができる。原単位を用いた水質モデル計算値と実測値を比較し,その理由を説明することができない。
到達目標(カ)異なる地表面の状態、植生と蒸発散との関係を計測を通して説明できる。異なる地表面の状態、植生と蒸発散との関係を計測を通して理解する。異なる地表面の状態、植生と蒸発散との関係を計測を通しても理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B3 実験実習を通して実践的技術者に欠かせない計測技術やデータ解析法を身につける
JABEE d 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
本校教育目標 ② 基礎学力

教育方法等

概要:
環境計測実験は水質系,水文学系の基礎的な観測手法の習得および知見習得から成り立っている。
授業の進め方・方法:
水質系では主に自然河川水の代表的な水質指標の測定および分析法を学ぶ。水文学系では,河川流量の測定、土壌水と蒸発散現象を扱う。どの計測実験とも実験結果、周辺知識および結果の考察などをレポートにまとめることで受講者の工学的な実践能力の向上を目的としている。
注意点:
関数電卓を毎時間持参すること。

選択必修の種別・旧カリ科目名

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 一般水質指標,水文指標:pH, EC, 濁度,色度,流量 (ア)代表的な水の物理、化学、生物学的指標について、それらの表す性質を理解し、測定することができる。
(ウ)実験で扱う水質・水文指標と採水場所の環境特性との関係を把握し説明することができる。
(エ)実河川での流量の測定法を理解し,測定,計算することができる。
2週 一般水質指標,水文指標:pH, EC, 濁度,色度,流量 (ア)代表的な水の物理、化学、生物学的指標について、それらの表す性質を理解し、測定することができる。
(ウ)実験で扱う水質・水文指標と採水場所の環境特性との関係を把握し説明することができる。
(エ)実河川での流量の測定法を理解し,測定,計算することができる。
3週 一般水質指標,水文指標:pH, EC, 濁度,色度,流量 (ア)代表的な水の物理、化学、生物学的指標について、それらの表す性質を理解し、測定することができる。
(ウ)実験で扱う水質・水文指標と採水場所の環境特性との関係を把握し説明することができる。
(エ)実河川での流量の測定法を理解し,測定,計算することができる。
4週 水文指標:流量測定,流量算出 (エ)実河川での流量の測定法を理解し,測定,計算することができる。
5週 水文指標:流量測定,流量算出 (エ)実河川での流量の測定法を理解し,測定,計算することができる。
6週 一般水質指標:BOD (イ)有機汚濁指標(BOD、COD)の水質指標としての意味を理解し、測定することができる。
7週 一般水質指標:BOD (イ)有機汚濁指標(BOD、COD)の水質指標としての意味を理解し、測定することができる。
8週 一般水質指標:BOD (イ)有機汚濁指標(BOD、COD)の水質指標としての意味を理解し、測定することができる。
2ndQ
9週 原単位による水質モデル計算ができ,実測値と比較し考察することができる。 (ア)代表的な水の物理、化学、生物学的指標について、それらの表す性質を理解し、測定することができる。
(オ)原単位による水質モデル計算ができ,実測値と比較し考察することができる。
10週 原単位による水質モデル計算ができ,実測値と比較し考察することができる。 (ア)代表的な水の物理、化学、生物学的指標について、それらの表す性質を理解し、測定することができる。
(オ)原単位による水質モデル計算ができ,実測値と比較し考察することができる。
11週 原単位による水質モデル計算ができ,実測値と比較し考察することができる。 (ア)代表的な水の物理、化学、生物学的指標について、それらの表す性質を理解し、測定することができる。
(オ)原単位による水質モデル計算ができ,実測値と比較し考察することができる。
12週 水文実験:土壌浸透能の測定,モデル式への適用 (カ)異なる地表面の状態、植生と蒸発散との関係を計測を通して理解する。
13週 水文実験:土壌浸透能の測定,モデル式への適用 (カ)異なる地表面の状態、植生と蒸発散との関係を計測を通して理解する。
14週 水文実験:土壌浸透能の測定,モデル式への適用 (カ)異なる地表面の状態、植生と蒸発散との関係を計測を通して理解する。
15週 前期総まとめ授業 到達目標(ア)から(オ)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題合計
総合評価割合100100
専門的能力100100