生産工学

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 生産工学
科目番号 0012 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 適宜,プリントを配布する
担当教員 藤井 雄三,郡原 宏

到達目標

(1)企業の生産活動の考え方,視点および仕組みが説明できる.
(2)生産の基本構成や基本形態を説明できる.
(3)トヨタ生産方式(=リーン生産方式)の概要を説明できる
(4)現状と将来の工場の「バリュー・ストリーム・マップ」が描ける.
(5)品質管理の概念を説明できる.
(6)特性要因図,パレート図,ヒストグラムが作成でき,それが意味することを説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1企業の生産活動の考え方,視点および仕組みが説明できる.企業の生産活動の考え方,視点および仕組みがある程度説明できる.企業の生産活動の考え方,視点および仕組みが説明できない.
評価項目2生産の基本構成や基本形態を説明できる.生産の基本構成や基本形態をある程度説明できる.生産の基本構成や基本形態を説明できない.
評価項目3トヨタ生産方式(=リーン生産方式)の概要を説明できるトヨタ生産方式(=リーン生産方式)の概要をある程度説明できるトヨタ生産方式(=リーン生産方式)の概要を説明できない
現状と将来の工場の「バリュー・ストリーム・マップ」が描ける現状と将来の工場の「バリュー・ストリーム・マップ」がある程度描ける現状と将来の工場の「バリュー・ストリーム・マップ」が描けない
品質管理の概念を説明できる.品質管理の概念をある程度説明できる.品質管理の概念を説明できない.
特性要因図,パレート図,ヒストグラムが作成でき,それが意味することを説明できる.特性要因図,パレート図,ヒストグラムが作成でき,それが意味することをある程度説明できる.特性要因図,パレート図,ヒストグラムが作成でき,それが意味することを説明できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-4 説明 閉じる
JABEE d1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
近代産業の技術にかかわる者が生産活動に従事するとき,単にその仕事に関する専門知識だけではなく,生産活動そのものに対する知識を身につけ,広い視野と識見を持つことが必要となってきた.生産を工学的視点で総合的に捉え,絶え間なくPDCAサイクルをまわしていくことが求められている.本講義では,生産工学の一般的な知識を身につけるとともに,トヨタ生産方式(リーン生産方式)の概要を学ぶ.さらに,品質管理の基本的な事項として,QC七つ道具を学習する.
授業の進め方・方法:
座学を基本にして講義を進めるが,理解を深めるために実際の事例および現物の紹介をする.授業内容を実務面からも理解できるようにプリントの配布ならびに演習を多く取り入れる.
注意点:
績は定期試験70%,レポート30%により評価する.評価が60点未満の場合は再試験を実施する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 学習内容についての確認
2週 生産におけるパラダイムシフト 生産におけるパラダイムシフトについて説明できる。
3週 生産の基本構成 生産の基本構成について説明できる。
4週 生産の基本構成 生産の基本構成について説明できる。
5週 生産の基本形態 生産の基本形態について説明できる。
6週 生産の基本形態 生産の基本形態について説明できる。
7週 生産設計(部品形状,標準部品,価値分析) 生産設計(部品形状,標準部品,価値分析)について説明できる。
8週 生産設計(部品形状,標準部品,価値分析) 生産設計(部品形状,標準部品,価値分析)について説明できる。
2ndQ
9週 生産管理(損益分岐点) 生産管理(損益分岐点)について説明できる。
10週 生産管理(損益分岐点) 生産管理(損益分岐点)について説明できる。
11週 生産管理(PERT) 生産管理(PERT)について説明できる。
12週 生産管理(PERT) 生産管理(PERT)について説明できる。
13週 リーン生産方式(概要と演習課題の説明) リーン生産方式(概要と演習課題の説明)について説明できる。
14週 リーン生産方式(概要と演習課題の説明) リーン生産方式(概要と演習課題の説明)について説明できる。
15週 試験
16週
後期
3rdQ
1週 現状の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成 現状の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成ができる。
2週 現状の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成 現状の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成ができる。
3週 現状の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成 現状の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成ができる。
4週 現状の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成 現状の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成ができる。
5週 将来の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成 将来の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成ができる。
6週 将来の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成 将来の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成ができる。
7週 将来の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成 将来の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成ができる。
8週 将来の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成 将来の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成ができる。
4thQ
9週 将来の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成 将来の工場のバリュー・ストリーム・マップの作成ができる。
10週 品質管理の概念と歴史 品質管理の概念と歴史について説明できる。
11週 品質管理の概念と歴史 品質管理の概念と歴史について説明できる。
12週 QC七つ道具(特性要因図,パレート図) QC七つ道具(特性要因図,パレート図)について説明できる。
13週 QC七つ道具(特性要因図,パレート図) QC七つ道具(特性要因図,パレート図)について説明できる。
14週 QC七つ道具(ヒストグラム) QC七つ道具(ヒストグラム)について説明できる。
15週 QC七つ道具(ヒストグラム) QC七つ道具(ヒストグラム)について説明できる。
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力0000000
専門的能力70000030100
分野横断的能力0000000