電気工学概論

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 電気工学概論
科目番号 0014 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 日高邦彦,清水五男 監修:「電気・電子入門」実教出版
担当教員 藤井 雄三,築谷 隆雄

到達目標

(1) 電気・磁気に関する基本的な現象が理解できること。
(2) 直流回路や交流回路の解析が行えること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電気・磁気に関する基本的な現象について説明できる。電気・磁気に関する基本的な現象についてある程度説明できる。電気・磁気に関する基本的な現象について説明できない。
評価項目2直流回路や交流回路の解析が行えうことができる。直流回路や交流回路の解析をある程度行うことができる。直流回路や交流回路の解析が行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-4 説明 閉じる
JABEE d1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気・電子工学に関する知識は,日常生活や多くの産業分野で利用されている。本講義では,電気・磁気に関する基本的な現象や電気回路の解析法について概説する。なお,本講義は,教育目標のうち,「基礎力」を養う科目である。
授業の進め方・方法:
難解な項目については嫌気がささぬ程度におさえ、翌週には必ず復習を行う。また、理解を容易にするため、多くの絵、図、サンプルを示し、理解を得る。
 なお、質問については、授業前あるいは授業後の休憩時間に、非常勤講師室で受け付ける。
注意点:
成績は定期試験80%,課題レポ-ト20%とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス,電流と電子,オ-ムの法則 電流と電子,オ-ムの法則について説明できる。
2週 抵抗の直列回路,並列回路,直並列回路 抵抗の直列回路,並列回路,直並列回路について説明できる。
3週 ブリッジ回路,キルヒホッフの法則 ブリッジ回路,キルヒホッフの法則について説明できる。
4週 キルヒホッフの法則による回路解析 キルヒホッフの法則による回路解析について説明できる。
5週 抵抗の性質,電力と電力量 抵抗の性質,電力と電力量について説明できる。
6週 電流の発熱作用,熱電気現象 電流の発熱作用,熱電気現象について説明できる。
7週 電流の化学作用と電池 電流の化学作用と電池について説明できる。
8週 演習 演習
2ndQ
9週 試験
10週 磁気 磁気について説明できる。
11週 磁界 磁界について説明できる。
12週 電流による磁界 電流による磁界について説明できる。
13週 磁界中の電流に働く力 磁界中の電流に働く力について説明できる。
14週 電磁誘導と誘導起電力 電磁誘導と誘導起電力について説明できる。
15週 演習
16週 定期試験
後期
3rdQ
1週 自己誘導と相互誘導 自己誘導と相互誘導について説明できる。
2週 静電気 静電気について説明できる。
3週 電界,コンデンサ 電界,コンデンサについて説明できる。
4週 コンデンサの並列接続,コンデンサの直列接続 コンデンサの並列接続,コンデンサの直列接続について説明できる。
5週 正弦波交流 正弦波交流について説明できる。
6週 抵抗R,インダクタンスL,静電容量Cの働き 抵抗R,インダクタンスL,静電容量Cの働きについて説明できる。
7週 演習
8週 試験
4thQ
9週 RL直列回路,RC直列回路,RLC直列回路 RL直列回路,RC直列回路,RLC直列回路について説明できる。
10週 RL並列回路,RC並列回路,RLC並列回路 RL並列回路,RC並列回路,RLC並列回路について説明できる。
11週 共振回路 共振回路について説明できる。
12週 電力と力率,皮相電力,有効電力,無効電力 電力と力率,皮相電力,有効電力,無効電力について説明できる。
13週 三相交流,三相交流回路 三相交流,三相交流回路について説明できる。
14週 三相交流回路,三相電力 三相交流回路,三相電力について説明できる。
15週 演習
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000