物質工学概論

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 物質工学概論
科目番号 0015 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 小川和郎著,「乙種第4類危険物取扱者速習テキスト」,電気書院
担当教員 小川 和郎

到達目標

 正しく安全に実験や実習を行うために,実験に必要な単位換算,化学や物理の基礎,燃焼や消火の原理,危険物の性質・火災予防・消火方法,危険物に関する法令などを説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
基本的な単位換算ができる。基本的な単位換算がある程度できる。基本的な単位換算ができない。
物理や化学に関する基礎用語の意味を説明できる。物理や化学に関する基礎用語の意味をある程度説明できる。物理や化学に関する基礎用語の意味を説明できない。
燃焼や消火に関する基礎用語の意味を説明できる。燃焼や消火に関する基礎用語の意味をある程度説明できる。燃焼や消火に関する基礎用語の意味を説明できない。
危険物の各性質を説明できる。危険物の各性質をある程度説明できる。危険物の各性質を説明できない。
危険物に関する法令の要点を説明できる。危険物に関する法令の要点をある程度説明できる。危険物に関する法令の要点を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 化学に関する実験では,火災や爆発を引き起こす化学薬品が多く,非常に危険である。このため,安全に実験ができるように,危険物の性質,火災予防,消火法,関連する法令等を学習する。
授業の進め方・方法:
 授業は座学と演習を繰り返して行う。演習では積極的に発表し,わからないところは質問して欲しい。
 この授業は乙種第4類危険物取扱者の取得も考慮して行っている。ぜひ危険物取扱者試験にもチャレンジして欲しい。
注意点:
 他人のレポートを写して提出した場合は,写した学生も写させた学生も減点する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 修学ガイダンス
この講義で何を学ぶかが理解できる。
2週 化学物質のリスク
化学物質の取り扱い
化学物質の基本的な取り扱い方法が理解できる。
3週 化学物質の危険性と関連法令
取得可能な資格
化学物質の基本的な取り扱い方法が理解できる。
4週 有効数字
SI単位
有効数字を考慮した計算ができる。
SI単位を説明できる。
5週 単位換算 基本的な単位換算ができる。
6週 単位換算 基本的な単位換算ができる。
7週 単位換算 基本的な単位換算ができる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 単位換算 基本的な単位換算ができる。
10週 燃焼の基礎 燃焼に関する基礎用語の意味を説明できる。
11週 燃焼の基礎 燃焼に関する基礎用語の意味を説明できる。
12週 燃焼の基礎 燃焼に関する基礎用語の意味を説明できる。
13週 燃焼の基礎 燃焼に関する基礎用語の意味を説明できる。
14週 消火の基礎 消火に関する基礎用語の意味を説明できる。
15週 消火の基礎 消火に関する基礎用語の意味を説明できる。
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 危険物の性質・火災予防・消火方法(特殊引火物) 第4類危険物に分類される各物質の性質を説明できる。
2週 危険物の性質・火災予防・消火方法(第一石油類) 第4類危険物に分類される各物質の性質を説明できる。
3週 危険物の性質・火災予防・消火方法(第二石油類) 第4類危険物に分類される各物質の性質を説明できる。
4週 危険物の性質・火災予防・消火方法(第三・四石油類) 第4類危険物に分類される各物質の性質を説明できる。
5週 危険物の性質・火災予防・消火方法(アルコール類) 第4類危険物に分類される各物質の性質を説明できる。
6週 危険物の性質・火災予防・消火方法(動植物油類) 第4類危険物に分類される各物質の性質を説明できる。
7週 危険物の性質・火災予防・消火方法(第4類以外の危険物) 第4類危険物以外の各危険物の性質を説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 危険物に関する法令 危険物に関する法令の要点を説明できる。
10週 危険物に関する法令 危険物に関する法令の要点を説明できる。
11週 危険物に関する法令 危険物に関する法令の要点を説明できる。
12週 危険物に関する法令 危険物に関する法令の要点を説明できる。
13週 危険物に関する法令 危険物に関する法令の要点を説明できる。
14週 危険物に関する法令 危険物に関する法令の要点を説明できる。
15週 危険物に関する法令 危険物に関する法令の要点を説明できる。
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。1
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000