概要:
情報化社会のなかでスマートフォンを始めとする様々な機器にソフトウェアが組み込まれており,現代を生きる人間にとって情報処理システムは無くてはならないものとなっている.本授業の大きな目標はそのような機器のなかでソフトウェアがどのように動作しているか理解できるようになること,および,自分自身で設定した仕様に基づいてソフトウェア開発ができるようになることである.そのために本授業ではC++言語を通してオブジェクト指向プログラミングの基本概念,および応用としてデータ構造とアルゴリズムの基礎を学ぶ.
授業の進め方・方法:
・ (1)~(3)の目標それぞれについて定期試験および課題演習にて評価する.
・ 60点以上(100点満点)を合格とする.不合格となった場合,それぞれの定期試験で30点以上得点し,課題が全て提出されている者に限り再評価試験を受験できるものとする.追認試験は実施しない.
・ 課題演習等(40%):レポートまたはプログラムの提出
・ 定期試験(60%):中間試験(30%),期末試験(30%)
注意点:
演習を数多くこなすことによってプログラムの動作を理解し慣れていくため,自分自身で考えながらプログラムを記述していくこと.他の人と話し合ってもよいが,最後は自分で判断して記述すること.質問があれば330教員室に来てください.本科目は学修単位科目であり,1回の授業(90分)に対して,180分以上の自学自習が必要である。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電子回路 | ダイオードの特徴を説明できる。 | 3 | |
バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。 | 3 | |
FETの特徴と等価回路を説明できる。 | 3 | |
利得、周波数帯域、入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。 | 3 | |
トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を説明できる。 | 3 | |
演算増幅器の特性を説明できる。 | 3 | |
演算増幅器を用いた基本的な回路の動作を説明できる。 | 3 | |
計測 | 計測方法の分類(偏位法/零位法、直接測定/間接測定、アナログ計測/ディジタル計測)を説明できる。 | 3 | |
精度と誤差を理解し、有効数字・誤差の伝搬を考慮した計測値の処理が行える。 | 3 | |
SI単位系における基本単位と組立単位について説明できる。 | 3 | |
計測標準とトレーサビリティの関係について説明できる。 | 3 | |
指示計器について、その動作原理を理解し、電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。 | 3 | |
倍率器・分流器を用いた電圧・電流の測定範囲の拡大手法について説明できる。 | 3 | |
A/D変換を用いたディジタル計器の原理について説明できる。 | 3 | |
電圧降下法による抵抗測定の原理を説明できる。 | 3 | |
ブリッジ回路を用いたインピーダンスの測定原理を説明できる。 | 3 | |
有効電力、無効電力、力率の測定原理とその方法を説明できる。 | 3 | |
電力量の測定原理を説明できる。 | 3 | |
オシロスコープの動作原理を説明できる。 | 3 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 電気・電子系分野【実験・実習能力】 | 電気・電子系【実験実習】 | 電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。 | 3 | |
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。 | 3 | |
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。 | 3 | |
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。 | 3 | |
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。 | 3 | |
論理回路の動作について実験結果を考察できる。 | 3 | |