海技演習Ⅰ

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 海技演習Ⅰ
科目番号 0064 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科(機関コース) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 口述試験の突破・海技士(機関)問題集
担当教員 茶園 敏文

到達目標

(1) 海事技術者として必要な基礎知識を習得できる。                      (2) 実際の状況に応じて、得られた知識・技術を活用する能力を習得できる。
(3) 海事技術者として必要な専門英語を習得できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1海事技術者として必要な知識を習得し、国家試験等の資格試験にも合格できる。海事技術者として必要な基礎知識を習得できる。海事技術者として必要な基礎知識を理解できない。
評価項目2得られた知識・技術を現実の船舶に応用できる能力を身に着ける。実際の状況に応じて、得られた知識・技術を活用するための基礎的事項を理解できる。実際の状況に活用するための応じて、知識・技術を理解できない。
評価項目3海事技術者として必要な専門英語を理解し、自ら英語を学ぶ能力を身に着ける。海事技術者として必要な専門英語を習得できる。海事技術者に必要な基礎的な英単語を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
将来の海運界を担う海事技術者を育成するためには、知識・技術を習得することに加え、それらを活用して様々な問題点を解決していくための能力を身に付けることが必要である。そこで、本講義においては、海事技術者として必要な基礎知識を習得することを目標とする。また、海事技術者として必要な専門英語についても学習する。
授業の進め方・方法:
(1) 配付資料を基に予習をしておくこと。
(2)配付資料や問題集を基に講義を行う。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 口述試験の概要 口述試験の手法を理解する。
2週 ディーゼル機関と関連装置 ディーゼル主機関の暖機と試運転準備及び試運転要領を理解する。
3週 ディーゼル機関と関連装置 運転時の諸事項を理解する。
4週 ディーゼル機関と関連装置 入港準備と冷機作業を理解する。
5週 ディーゼル機関と関連装置 ディーゼル機関の構成機器を理解する。
6週 ディーゼル機関と関連装置 ディーゼル機関の構成機器を理解する。
7週 軸径とプロペラ 軸径に関する諸元を理解する。
8週 軸径とプロペラ プロペラに関する諸元を理解する。
2ndQ
9週 ボイラ及びその関連装置 ボイラの点火及び運転要領を理解する。
10週 ボイラ及びその関連装置 ボイラの構造を理解する。
11週 ボイラ及びその関連装置 関連装置等を理解する。
12週 補機 ポンプ等の原理を理解する。
13週 補機 ポンプの構造及び運転停止法を理解する。
14週 口述試験
15週 口述試験
16週 海事六法の手引き 口述試験時の海事六法の手引き方を練習する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学商船系分野(機関)船舶基礎工学推進器および船尾管の種類および構造について認識し、その特徴について説明できる。3前7
推進器の性能を表す各種効率について認識し、求めることができる。3前7
推進装置の種類および構造について、説明できる。3前8
推進システムの性能、評価に必要な基礎知識を習得し、適用できる。3前8
分野別の工学実験・実習能力商船系分野(機関)【実験・実習能力】校内練習船実習機器の名称と用途を説明できる。3前11
ポンプにおいては、吸吐出弁解放手順を間違わずに運転することができる。3前13
各機器においては、運転手順を間違わずに始動できる。3前11
主機関を運転する上で暖機の必要性を説明できる。3前2
主機関の暖機及び運転準備を出港時間に合わせた計画をたてる作業できる。3前2
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合454500010100
基礎的能力0000000
専門的能力454500010100
分野横断的能力0000000