到達目標
【到達目標】
1.VBAを主としたプログラミング言語基礎を理解し,基礎プログラムを作成,実習課題を提出することができる。
2.配列の基礎プログラムを作成,実習課題を提出することができる。
3.副プログラムの基礎プログラムを作成,実習課題を提出することができる。
4.計算アルゴリズムに沿ったプログラミングを作成,実習課題を提出することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | VBA言語命令や文法に関連する知識を充分吸収し説明することができる。その基礎学力と学習能力を踏まえ、今後の発展と活躍が期待できる。
| VBA言語命令や文法に関連する知識をほぼ吸収し説明することができる。その基礎学力の復習を前提として、これまでの授業態度や学習能力を踏まえ、今後の発展と活躍が期待できる。
| VBA言語命令や文法に関連する知識をやや吸収し説明することができる。その基礎学力の反復復習を前提として、これまでの授業態度や学習能力を踏まえ、今後の発展と活躍が期待できる。
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評価項目2 | VBA言語命令や文法に関連する簡単なプログラムを組み、エラーを修正し、その出力結果を説明することができる。その基礎学力と学習能力を踏まえ、今後の発展と活躍が期待できる。
| VBA言語命令や文法に関連する簡単なプログラムを組み、エラーを修正し、その出力結果をほぼ説明することができる。その基礎学力の復習を前提として、これまでの授業態度や学習能力を踏まえ、今後の発展と活躍が期待できる。 | VBA言語命令や文法に関連する簡単なプログラムを組み、エラーを修正し、その出力結果をやや説明することができる。その基礎学力の反復復習を前提として、これまでの授業態度や学習能力を踏まえ、今後の発展と活躍が期待できる。 |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達目標 (B)
説明
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基準1(2)の知識・能力 基準1(2)(d)(3)
説明
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教育方法等
概要:
VBAを用いて,特に科学技術計算に必要なプログラミングの基礎と計算アルゴリズムの考え方を習得する。これにより,建築・土木技術者として必要な情報技術の専門的基礎知識を習得することができる。
授業の進め方・方法:
VBAを用いた例題演習を行う。必要に応じて課題提出を求める場合がある。
試験:後学期中間,学年末
注意点:
定期試験の成績(80%),平素の学習状況(必要に応じて実施した課題を含む)(20%)を基準として総合的に評価する。各期の成績は,学年始めから各期までの成績を平均して評価する。建築・土木技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
VBAの基本事項 |
VBAを動かしてみる、プログラミング・ソースコード作成・実行の流れを理解する
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2週 |
例題1:たし算・引き算・かけ算のプログラム作成 |
たし算・引き算・かけ算のプログラム作成できる。これを利用したプログラムを宿題において作成できる
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3週 |
例題2:関係演算子(>,=)・論理演算子(==,/=)を利用したプログラム作成、IF分 |
数値を読み込み、奇数か、偶数かを判断できるプログラムを作成できる。これを利用したプログラムを宿題において作成できる
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4週 |
例題3:ループを利用したプログラム作成1 |
1+・・・+10までを和を計算するプログラムを、For文で作成する。これを利用したプログラムを宿題において作成できる
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5週 |
例題4:ループを利用したプログラム作成2 |
台形積分を利用して、π(3.14・・・)を求めるプログラムを作成できる。
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6週 |
例題5:IFとループを利用したプログラム作成 |
ニュートン法を利用した√aの数値を求めるプログラムを作成できる。これを利用したプログラムを宿題において作成できる
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7週 |
中間試験(演習):これまで学んだVBAの知識・技術を利用した演習中間試験 |
これまで学んだVBAの知識・技術を利用した演習中間試験を実施する
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8週 |
中間試験(記述):これまで学んだVBAの知識・技術を利用した演習中間試験 |
これまで学んだVBAの知識・技術を利用した記述中間試験を実施する
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2ndQ |
9週 |
例題6:配列を利用したプログラム作成1 |
1次元配列のプログラムを作成できる。これを利用したプログラムを宿題において作成できる
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10週 |
例題7:配列を利用したプログラム作成2 |
2次元配列のプログラムを作成できる。これを利用したプログラムを宿題において作成できる
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11週 |
例題8:配列を利用したプログラム作成3 |
動的割付配列のプログラムを作成できる。これを利用したプログラムを宿題において作成できる
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12週 |
例題9:数値計算1 行列のプログラム作成 |
行列のプログラム作成できる。これを利用したプログラムを宿題において作成できる
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13週 |
例題10:数値計算2 積分のプログラム作成 |
積分のプログラム作成できる。これを利用したプログラムを宿題において作成できる
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14週 |
例題11:これまでのVBAの知識・技術を利用して各自が選んだテーマのプログラム作成 |
これまでのVBAの知識・技術を利用して各自が選んだテーマのプログラム作成できる
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15週 |
例題12:ファイルからデータを読み込み、これを利用して数値計算を行い、新しいファイルを作成してこれに結果を出力するプログラムの作成 |
ファイルからデータを読み込み、これを利用して数値計算を行い、新しいファイルを作成してこれに結果を出力するプログラムの作成できる。宿題では強震動データを読み込み最大加速度、その発生時刻を計算するプログラムが作成できる
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16週 |
期末試験(演習・記述):これまで学んだVBAの知識・技術を利用した期末試験 |
期末試験において、これまで学んだVBAの知識・技術を利用してプログラムが作成できる
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 3 | |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 3 | |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 3 | |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 3 | |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 3 | |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 3 | |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 3 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 3 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 平素の学習状況等 | | | | | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 |
専門的能力 | 20 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 25 |
分野横断的能力 | 10 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 |