到達目標
(1)コンピュータグラフィックスの基本原理と描画された映像とを技術的に関連づけて説明できる.(定期試験)
(2)2次元および3次元図形の座標変換とその計算方法を活用できる.(定期試験)
(3)図形データのコンピュータ上でのモデル化とその解析・編集方法に関して説明できる.(定期試験)
(4)グラフィックスツールを用いて作品を作成する.(課題作成)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安(不可) |
評価項目1 | コンピュータグラフィックスの基本原理と描出された映像とを技術的に関連づけて詳細に説明できる. | コンピュータグラフィックスの基本原理と描出された映像とを技術的に関連づけて説明できる. | コンピュータグラフィックスの基本原理と描出された映像とを技術的に関連づけて説明ができない. |
評価項目2 | 2次元および3次元図形の座標変換とその計算方法に精通しており現実の図形変換問題に活用できる. | 2次元および3次元図形の座標変換とその計算方法を理解してその内容を説明できる. | 2次元および3次元図形の座標変換とその計算方法に関して説明できない. |
評価項目3 | 図形データのモデル化とその解析・編集方法に精通しておりその内容と効果について詳しく説明できる. | 基本的な図形データのモデル化とその解析・編集方法を理解してその内容を説明できる. | 図形データのモデル化とその解析・編集方法に関して説明できない. |
評価項目4 | グラフィックスツールを用いた作品制作が完了している. | ラフィックスツールを用いた作品制作が70%以上完成している. | グラフィックスツールを用いた作品制作が半分以上完成していない. |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (B2)
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JABEE 2.1(1)②
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教育方法等
概要:
医療,製品設計,芸術教育など,さまざまな分野に応用されているコンピュータグラフィックスの基本原理について学ぶ。物体の形状を立体的に定義したり(モデリング),ディスプレイ装置上に本物らしく画像を描き出したり(レンダリング),物体等に動きをつけたり(アニメーション)するための仕組,処理アルゴリズム,データ構造等について学習する。また,基本原理の学修と並行して,各種の技法を用いて制作した映像作品などについても随時紹介する。
(科目情報)
教育プログラム第2学年 〇科目
授業時間 23.25時間
関連科目 画像工学
授業の進め方・方法:
授業前半は教室においてコンピュータグラフィックスの基本原理や各種技法を講義で指導し、授業後半では情報システム実験室でグラフィックスツールを用いた作品作成演習を実施する。また,期末試験以外に,講義内容の理解度を評価するための復習テストを複数回実施する。
注意点:
授業前半は教室を利用し、授業後半では情報システム実験室に移動してグラフィックスツールによる演習を行う。
(履修上の注意)
毎回の授業内容をしっかりと理解し,期末試験以外に実施する理解度確認テストも全て受験する。
(自学上の注意)
自宅にPCがある学生はProcessing(フリーソフト)をインストールして作品制作演習の予習・復習が可能である。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
コンピュータグラフィックスの基礎 (1) 歴史と概念
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コンピュータグラフィックスの大まかな歴史を説明できる。
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2週 |
コンピュータグラフィックスの基礎 (2) 描画装置の構造と画像処理
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映像表示装置と画像の基本用語を説明できる。
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3週 |
コンピュータグラフィックスの基礎 (3) 線分描画アルゴリズム |
線分描画の基本的な仕組みを説明できる。
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4週 |
モデリング手法について学ぶ (1) 3次元座標系,境界表現法 |
3次元座標の構成とモデリングの基本的な役割を説明できる。
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5週 |
モデリング手法について学ぶ (2) CSG法,メタボール |
モデリングの特徴と性質を説明できる。
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6週 |
モデリング手法について学ぶ (3) 自由曲線・曲面 |
複数のモデリング手法について基本的な仕組みを説明できる。
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7週 |
変換手法について学ぶ (1) 2次元幾何変換
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幾何変換の基本的な役割を説明できる。
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8週 |
変換手法について学ぶ (2) 3次元幾何変換 |
2次元および3次元幾何変換の類似性と相違点を説明できる。
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4thQ |
9週 |
変換手法について学ぶ (3) 投影変換 |
投影変換の役割と基本的な仕組みを説明できる。
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10週 |
レンダリング手法について学ぶ (1) 隠線・隠面消去
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レンダリングの基本的な役割を説明できる。
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11週 |
レンダリング手法について学ぶ (2) ライティング,シェーディング
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光や影の表現方法とその効果を説明できる。
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12週 |
CG作品制作について学ぶ (1) 概要,制作環境の構築
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グラフィックス作品作成に必要なソフトウエアについて説明できる。
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13週 |
CG作品制作について学ぶ (2) CGプログラミング
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グラフィックス作品作成の基本的な処理過程について説明できる。
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14週 |
CG作品制作について学ぶ (3) 作品制作演習1
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グラフィックス作品の設計方法について説明できる。
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15週 |
CG作品制作について学ぶ (4) 作品制作演習2
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設計内容に基づいてグラフィックス作品が作成できる。
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16週 |
後期期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 20 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |