到達目標
(1) コンピュータ通信の仕組みを理解し,説明できる.(定期試験)
(2) 基礎的なネットワークプロトコルを理解し,説明できる.(定期試験)
(3) ネットワークプログラミングの基本を理解し,説明できる.(定期試験+レポート)
(4) TCPとUDPによるソケットプログラミングの特徴について説明できる.(定期試験+レポート)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
到達目標(1)の評価指標 | コンピュータ通信の仕組みを説明でき,その知識を活用できる. | コンピュータ通信の仕組みを説明できる. | コンピュータ通信の仕組みを説明できない. |
到達目標(2)の評価指標 | 基礎的なネットワークプロトコルを説明でき,その知識を活用できる. | 基礎的なネットワークプロトコルを説明できる. | 基礎的なネットワークプロトコルを説明できない. |
到達目標(3)の評価指標 | ネットワークプログラミングの基本を説明でき,その知識を活用したプログラムを作成できる. | ネットワークプログラミングの基本を説明でき,基礎的なプログラムが作成できる. | ネットワークプログラミングの基礎的なプログラムを作成できない. |
到達目標(4)の評価指標 | TCPとUDPによるソケットプログラミングの特徴を説明でき,その知識を活用したプログラムを作成できる. | TCPとUDPによるソケットプログラミングの特徴を説明でき,基礎的なプログラムを作成できる. | TCPとUDPによるソケットプログラムを作成できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
現在のアプリケーションの多くは,ネットワーク通信機能を備えており,インターネットがどのような技術によって成り立っているか,サービスやアプリケーションに関して通信の仕組みと通信するプログラムの基礎を学ぶ.
また,可能な範囲で,最新の動向を紹介する.必要に応じて,課題を課し,理解を確認する.
授業の進め方・方法:
ネットワークを通じて通信する技術について学ぶ.授業はプログラミングを交えた講義形式で進める.
(課題について)
実際に動くプログラムを作成し,その動作について報告する課題を出題する.
(参考書について)
村山公保著,基礎からわかるTCP/IP ネットワークコンピューティング入門 第3版,オーム社,2015
TCP/IPソケットプログラミング C言語編,オーム社,2003
Linuxで動かしながら学ぶTCP/IPネットワーク入門,2019
ほか,必要に応じて適宜紹介する.
注意点:
(履修上の注意)
授業時間の中で終わらなかったプログラミングについては自主的に完成させること.
(自学上の注意)
授業開始前までにキーワードについて調べておくこと.
評価
(総合評価)
総合評価 = 定期試験の平均点(70%) + レポート課題(30%)
(再試験について)
再試験は,原則実施しない.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
TCP/IPの復習とC言語の復習 |
TCP/IPの基礎を理解する.C言語によるプログラミングの基礎を理解する.
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2週 |
ネットワークに関連するLinuxコマンド |
ネットワークプロトコルをコマンドを通じて理解する.
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3週 |
コンピュータ内でのIPアドレス・ポート番号の扱い |
IPアドレス,ポート番号の扱い方について理解する.
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4週 |
IPと構造体 |
IPヘッダと構造体の関係を理解する.
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5週 |
TCP/UDPと構造体 |
TCPヘッダ・UDPヘッダと構造体の関係を理解する.
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6週 |
TCPソケットプログラミング(1) クライアント |
TCPによるソケットプログラミングの基礎を理解する.
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7週 |
TCPソケットプログラミング(2) サーバ |
TCPによるソケットプログラミングの基礎を理解する.
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8週 |
HTTPクライアントの実装 |
HTTP通信の基礎を理解する.
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4thQ |
9週 |
後期中間試験 |
後期中間試験 到達目標(1)(2)(3)(4)
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10週 |
後期中間試験の解答と解説 |
後期中間試験の解答と解説
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11週 |
UDPソケットプログラミング(1) クライアント |
UDPによるソケットプログラミングの基礎を理解する.
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12週 |
UDPソケットプログラミング(2) サーバ |
UDPによるソケットプログラミングの基礎を理解する.
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13週 |
マルチプロセスによる複数クライアントの接続処理 |
複数クライアントからの接続を処理するサーバプログラムの基礎を理解する.
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14週 |
マルチスレッドによる複数クライアントの接続処理 |
複数クライアントからの接続を処理するサーバプログラムの基礎を理解する.
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15週 |
後期期末試験 |
後期期末試験 到達目標(1)(2)(3)(4)
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16週 |
後期期末試験の解答と解説 |
期末試験の解答と解説
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
専門的能力 | 70 | 30 | 100 |