工学実験Ⅲ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 工学実験Ⅲ
科目番号 10032 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 情報工学科で作成した「実験・演習マニュアル」
担当教員 丸木 勇治,プロハースカ ズデネク,小山 幸伸

到達目標

(1) MATLAB, XCOSを用いて,簡単なシミュレーションができる.(レポート)
(2) C言語を用いて,簡単な画像処理プログラムを作成できる.(レポート)
(3) LabVIEWを用いて,簡単な計測プログラムを作成できる.(レポート)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1MATLABでプログラムを作成でき,簡単なシミュレーションができる.MATLABの例題プログラムを入力して実行することができる.MATLABの操作が十分にできない.
評価項目2C言語を用いて,基本的な画像処理プログラムを作成できる.C言語を用いて,簡単な画像処理プログラムを作成できる.C言語を用いて,画像処理プログラムを全く作成できない.
評価項目3LabVIEWを用いて,応用的な計測プログラムを作成できる.LabVIEWを用いて,簡単な計測プログラムを作成できる.LabVIEWを用いて,簡単な計測プログラムも作成できない.

学科の到達目標項目との関係

探究心、分析力、イメージ力、デザイン能力を身につける 大分高専学習教育目標(D1) 説明 閉じる
協力して問題を解決する力を身につける 大分高専学習教育目標(D2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 本実験は種々のソフトウェアを使用して,物理現象のシミュレーション,画像処理,信号処理について学び,コンピュータの応用技術について理解を深める.

(科目情報)
授業時間 39時間
関連科目 苦学実験Ⅱ,工学実験Ⅳ
授業の進め方・方法:
 本実験では,(1)MATLABによるシミュレーション,(2)画像処理,(3)LabVIEWによる信号処理の3つのテーマについて,順にクラス全員で一斉に実験を行う.
 実験・演習マニュアルやその他の文書はpdfファイルで配布する.
注意点:
(履修上の注意)
(1) 実験室への移動および実験中は実習服(上衣)を着用し,実験開始時刻までに実験室に着席しておく.
(2) 各実験には実験・演習マニュアルとUSBメモリを持参する.
(3) レポートは指示された期限までに提出する.止むを得ない事情で期限が守れない場合は,担当教員へその旨を事前に申し出る.
(4) 実験を欠席する場合は担当教員に連絡すること.また,正当な理由で欠席した場合のみ,再実験を認める.

(自学上の注意)
実験を始めるまでに必ず実験マニュアルを確認し,手順や目標を理解しておくこと.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 MATLABの基本操作とプログラム 行列の入力と計算,簡単なプログラムの作成ができる.
2週 XCOSの操作 XCOSを使って簡単なシミュレーションができる.
3週 プログラムによる種々のグラフ プログラムにより少し複雑なグラフの作成ができる.
4週 物理シミュレーション プログラムによる物理現象のシミュレーションができる.
5週 レポートの作成 指定した形式のレポートが作成できる.
6週 画像処理って何? 画像の読込み,書き出し,輝度変換のプログラムを作成する.
7週 画像の二値化,画像の輝度変換 画像の二値化と輝度変換のプログラムを作成する.
8週 画像の輪郭線抽出 画像の輪郭線抽出のプログラムを作成する.
2ndQ
9週 レポートの作成 指定した形式のレポートが作成できる.
10週 LabVIEWって何? LabVIEWのグラフィカルプログラミングに慣れる. 九九練習機を作る.
11週 グラフを作成する 信号処理とグラフ作成技術を学ぶ.
12週 信号発生器を作る 音波を発生するプログラムを作り,波の基礎とコンピュータのD/A,A/D変換を学ぶ.
13週 レポートの作成 指定した形式のレポートが作成できる.
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート取組み状況相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000