電磁気学Ⅱ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 電磁気学Ⅱ
科目番号 4502 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 柴田尚志:「例題と演習で学ぶ電磁気学」,森北出版
担当教員 岡 茂八郎

到達目標

(1) ベクトル解析を用いて真空中および物質中の電磁現象を理解できる. (定期試験と課題・小テスト)
(2) マクスウエルの方程式によって電磁磁界を記述できることを理解できる.(定期試験と課題・小テスト)
(3) 透磁率などと物質の電磁界に関する非線形性などを理解できる.(定期試験と課題・小テスト)
(4) 電磁波の発生や伝搬を理解できる.(定期試験と課題・小テスト)
(5) 課題等を通して自主的・継続な学習ができる.(課題)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

情報技術、専門工学の基礎を身につける 大分高専学習教育目標(B2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
4年生で学んだ「電磁気学Ⅰ」に引き続く科目としてこの科目を学ぶ.「電磁気学Ⅰ」においてなされたベクトル解析を利用した真空中の静電界や物質中の静電界,物質中の電流界,真空中の静磁界などに対する理解を基にして,物質
中の静磁界や電磁誘導,マクスウエルの方程式と電磁波などについて学習する.ここでは,磁気に関する現象を中心的に扱い,電磁波については情報工学科で必要な基礎的な事象を学習する.理解を深めるために,適宜,問題を解き応用
の基礎を作る.
授業の進め方・方法:
注意点:
講義の途中でもわからなくなったらすぐに質問すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 4年次の復習
*ベクトル場・静電界・物質中の静電界・ 電流界
4年次の内容が理解できている.
2週 4年次の復習
*真空中の静磁界
4年次の内容が理解できている.
3週 物質中の静磁界
7.1 磁性体
磁性体における磁化を理解する.
4週 7.物質中の静磁界
7.2 磁界
5週 7.物質中の静磁界
7.3 磁気回路
6週 8. 電磁誘導
8.1 電磁誘導の法則
7週 8. 電磁誘導
8.2 誘導起電力
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 前期中間試験の解答と解説
8. 電磁誘導
8.3 インダクタンス
10週 8. 電磁誘導
8.3 インダクタンス
11週 8. 電磁誘導
8.4 インダクタンスの計算
12週 8. 電磁誘導
8.5 磁界のエネルギー
13週 マクスウエルの方程式と電磁波
9.1 変位電流
14週 9. マクスウエルの方程式と電磁波
9.2 電磁波
15週 前期期末試験
16週 前期期末試験の解答と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題・小テスト合計
総合評価割合8020100
基礎的能力25530
専門的能力501060
分野横断的能力5510