建築CAD演習

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 建築CAD演習
科目番号 0038 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 木造の詳細 3住宅設計編 彰国社ISBN4-395-11003-7 C3052、その他必要に応じてプリントを配布
担当教員 中村 裕文

到達目標

1)CADを利用して図形の作図・編集を行うことができる.
2)CADの機能を理解して使いこなし建築図面の製図ができる.
3)木造住宅の構造を理解して図面を読み解くことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1課題の図,寸法,注記の記入をほぼ完成する. 線種のかき分けを行う. 文字のサイズ,全体のバランスを整える課題の図および寸法,注記の記入をほぼ完成する. 線種のかき分けを適切に行う.課題の図を途中まで完成できる
評価項目2課題の図面を適切なレイヤ分けを行い完成する. 完成した図面のレイヤの表示・非表示を適切に調整する.課題の図面を適切なレイヤ分けをおこない完成する.課題の図面をレイヤ分けをしていないCADファイルとして完成できる.
評価項目3木造の住宅を構成する部材を記した各図面の関係を把握する.部材相互の関係から明記されていない寸法を把握する.木造の住宅を構成する部材を記した各図面の関係を把握する.木造の住宅図面に記載競れている部材名称を大まかに把握できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
コンピュータを利用した建築製図技能の習得。
CADによる製図の基本的な概念の学習。建築製図でのCADの利用技術の習得。
木造建築図面の模写を通しての木造建築製図技法の習得。木造建築の部材名称・構造の学習。
授業の進め方・方法:
学内のネットワーク上で利用可能なCADアプリケーションの個人所有PCへのインストールおよび学生用単年度版CADの購入を希望する場合は担当教員まで連絡すること.
注意点:
図学および情報基礎の理解をしておくこと

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 演習概要(ガイダンス)
CADの基本的な使用方法
演習の概要を理解する
CADの基本的な使用方法を理解する.
2週 CADの基本的な使用方法(オンライン学習) 作図の準備、基準線の作成、ブロックの作成
3週 CADの基本的な使用方法(オンライン学習) スタイルの設定、寸法の記入とブロックの挿入、躯体の作成、 階段矢印ブロックの作成、通り芯画層を表示/非表示するアクションマクロの作成
4週 CADの基本的な使用方法(オンライン学習) 階段・収納の作図、壁の開口部の作図
5週 CADの基本的な使用方法(オンライン学習) 建具の作成、建具の配置、基準線番号のダイナミックブロッ ク化
6週 CADの基本的な使用方法(オンライン学習) 家具ブロックの配置、床や敷石のハッチング、部屋名の記入、 ドアブロックの数量拾い出し、表題欄付き図面枠ブロックの作成
7週 CADの基本的な使用方法(オンライン学習) ページ設定の作成、ビューポートの作成と設定、図面の印刷、 テンプレートと標準仕様図面の作成
8週 CADの基本的な使用方法(オンライン学習) ブロック図形 の使いこなし
2ndQ
9週 CADの基本的な使用方法(対面:演習) 作図の準備、基準線の作成、ブロックの作成(演習)
10週 CADの基本的な使用方法(対面:演習) スタイルの設定、寸法の記入とブロックの挿入、躯体の作成、 階段矢印ブロックの作成、通り芯画層を表示/非表示するアクションマクロの作成(演習)
11週 CADの基本的な使用方法(対面:演習) 階段・収納の作図、壁の開口部の作図(演習)
12週 CADの基本的な使用方法(対面:演習) 建具の作成、建具の配置、基準線番号のダイナミックブロッ ク化(演習)
13週 CADの基本的な使用方法(対面:演習) 家具ブロックの配置、床や敷石のハッチング、部屋名の記入、 ドアブロックの数量拾い出し、表題欄付き図面枠ブロックの作成(演習)
14週 CADの基本的な使用方法(対面:演習) ページ設定の作成、ビューポートの作成と設定、図面の印刷、 テンプレートと標準仕様図面の作成(演習)
15週 CADの基本的な使用方法(対面:演習) ブロック図形 の使いこなし(演習)
16週

後期
3rdQ
1週 課題作成 呉羽の舎の基礎伏せ図の模写
2週 課題作成 呉羽の舎の基礎伏せ図の模写
3週 課題作成 呉羽の舎の基礎伏せ図の模写
4週 課題作成 呉羽の舎の基礎伏せ図の模写
5週 課題作成 呉羽の舎の基礎伏せ図の模写
6週 課題作成 呉羽の舎の基礎伏せ図の模写
7週 課題作成 呉羽の舎の基礎伏せ図の模写
8週 課題作成 呉羽の舎の基礎伏せ図の模写
4thQ
9週 課題作成 呉羽の舎の基礎伏せ図の模写
10週 課題作成 呉羽の舎の基礎伏せ図の模写
11週 課題作成 呉羽の舎の基礎伏せ図の模写
12週 課題作成 呉羽の舎の基礎伏せ図の模写
13週 課題作成 呉羽の舎の基礎伏せ図の模写
14週 課題作成 呉羽の舎の基礎伏せ図の模写
15週 課題提出 課題提出
16週 図面ファイルの提出,ポートフォリオ記入 ポートフォリオの記入

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図線の描き分け(3種類程度)ができる。4前5
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。4前5
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。4後15
図面の種類別の各種図の配置を理解している。4後15
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。4後15
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。1
建築における形態(ものの形)について説明できる。1
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。4前5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ制作物合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000006060
専門的能力000002020
分野横断的能力000002020