情報技術Ⅱ

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 情報技術Ⅱ
科目番号 0080 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 なし
担当教員 福添 孝明

到達目標

通信技術は社会構成へ大きな影響を与える程に急激な進化を遂げてきた。本科目では身の回りで使われている通信技術を紹介し、その基本的な仕組みを理解することを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベル標準的な到達レベル要学習レベル
1ネットワークシステムが階層化されている理由と各層の役割ならびに代表的なプロトコルを説明することができ、問題発生時には解決方法を推測することが出来る。ネットワークシステムが階層化されている理由と各層の役割ならびに代表的なプロトコルを説明することができる。ネットワークシステムについて、階層化が適用されている理由を説明することが出来ない。
2情報源符号化の目的を説明する事ができ、講義で取り扱う符号化法に加えて、その他の符号化法も用いて符号化ならびに復号化することができる。情報源符号化の目的を説明する事ができ、講義で取り扱う符号化法を用いて符号化ならびに復号化することができる。情報源符号化について、何を目的とした符号化であるのか説明することが出来ない。
3通信路符号化の目的を説明する事ができ、講義で取り扱う符号化法に加えて、その他の符号化法も用いて符号化ならびに復号化することができる。通信路符号化の目的を説明する事ができ、講義で取り扱う符号化法を用いて符号化ならびに復号化することができる。通信路符号化について、何を目的とした符号化であるのか説明することが出来ない。
4暗号化の目的を説明する事ができ、講義で取り扱う符号化法に加えて、その他の符号化法も用いて暗号への符号化ならびに復号化することができる。暗号化の目的を説明する事ができ、講義で取り扱う暗号化法を用いて暗号の符号化ならびに復号化することが出来る。暗号化について、何を目的とした符号化であるのか説明することが出来ない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
通信技術は社会構成へ大きな影響を与える程に急激な進化を遂げてきた。本科目では身の回りで使われている通信技術を紹介し、その基本的な仕組みを理解することを目標とする。取り扱う内容は、モデルコアカリキュラムVD6「情報通信ネットワーク」に準拠する。授業項目の後半部分では、情報理論で扱われる項目を取扱っており、情報工学全般へ興味を持つことを期待している。
授業の進め方・方法:
パソコン教室での演習を主として実施する。また知識定着を目的としたmoodle小テストを実施する。
注意点:
アカウントを忘れると演習に参加出来ず、時間を無駄にすることになるので十分に注意すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 階層化プロトコル ・プロトコルの概念を説明できる。
・プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。
2週 (同上) (同上)
3週 ローカルエリアネットワークとインターネット ・ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。
・インターネットの概念を説明できる。
・TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。
4週 (同上) (同上)
5週 (同上) (同上)
6週 (同上) (同上)
7週 (同上) (同上)
8週 (同上) (同上)
2ndQ
9週 (同上) (同上)
10週 符号と暗号 ・情報源符号化と通信路符号化が説明できる。
・暗号化の仕組みを説明できる。
11週 (同上) (同上)
12週 (同上) (同上)
13週 (同上) (同上)
14週 (同上) (同上)
15週 試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として認知する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野情報通信ネットワークプロトコルの概念を説明できる。3
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。3
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。3
インターネットの概念を説明できる。3
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。3

評価割合

試験小テスト合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000