日本語中級

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 日本語中級
科目番号 2027 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 生物資源工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 ・できる日本語中級(アルク) ・日本語速読チャレンジ100中級(Unicom Inc.) ・中・上級者のための速読の日本語(The Japan Times) ・新完全マスターN2 読解(スリーエーネットワーク)
担当教員 サビケ 理奈

到達目標

できる日本語中級 ・「自分のこと/自分の考えを伝える力」「伝え合う力・語り合う日本語力」を身に付ける ・「対話力」に重きをおき、人とのつながる力を養う 速読 ・必要な情報や知識だけ、素早くつかみとれるようになる ・普通の日本人の読み方に近い、自然な読解法を身に付ける ・様々な分野のものを大量に読めるようにする ・予測・推測の力を付けることで読解力を伸ばす ・日本語で読むことを楽しめるようになる 総合目標 日本語能力試験(JLPT)N2 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
できる日本語自分の持つ言語知識を使い「人とつながる力」が十分に身に付いている。自分の持つ言語知識を使い「人とつながる力」がある程度に身に付いている。左記に達していない。
速読スキャニングとスキミングの技術を高め、自国の言葉のように早く読め、正確に理解できる。スキャニングとスキミングの技術を身に付け、ある程度早く読め、正確に理解できる。左記に達していない。
日本語能力試験N2N2にA判定で合格する。N2にB判定で合格する。不合格。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
2年次留学生を対象とした日本語中級の授業である。自ら考え、語り、伝え合う力⇒「対話力」の向上を図ることを目指す。 速読を取り入れ、「読む力」を身に付ける。 前期週2コマ 後期週1コマ
授業の進め方・方法:
【授業の進め方】 1.速読の練習 2.課ごとのDT15問 3.タスク 4.文法解説(時々3,4入れ替わることがある) 5.知って楽しむ 【方法】 タスク 耳で楽しむ=聴解 こんなどきどうする=会話 見つけた=読解 伝えてみよう=作文or 発表
注意点:
1.授業の前に新出語彙を必ず予習してくること 2.課題の提出期限を守ること(期限が守れないと減点) 3.15分遅刻したら欠席とみなす 4.2年次以降留学生は日本語学習の補講として聴講することを許可する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス L4 地域を知って生活する 速読の説明・練習問題 ・地域の暮らしに必要な情報を得て、快適な生活を送ることができる。 ・どのように速読をしたらいいのかスキルを身に付けることができる。スキャミングとスキミングの違いについて理解することができる。
2週 L4 地域を知って生活する  L5 緊急事態! 速読 ・地域の暮らしに必要な情報を得て、快適な生活を送ることができる。 ・予期しないことが起きたとき、状況を理解して適切な行動をとることができる。また、緊急の事態が起こって経験したことについて話すことができる。
3週 L5 緊急事態! 速読 ・予期しないことが起きたとき、状況を理解して適切な行動をとることができる。また、緊急の事態が起こって経験したことについて話すことができる。
4週 L6 地図を広げる 速読 ・ふるさとや住んだことがある場所の地理や気候に合わせた生活を紹介し、お互いの理解を深めることができる。
5週 L19 科学の力 ・科学技術に関する話題に触れ、科学の力が社会でどのような役割を果たしているかを考え、問題意識を持つことができる。 (生物と環境の授業で役立つ言葉がたくさんあるため、早めにL19を勉強します。)
6週 L7 世代を超えた交流 速読 ・異なる背景を持つ人々との交流を通して自分の視野を広げることができる。 ・速読前期前半:スキャニングとスキミングの技術を身に付けることができる。
7週 L8 気持ちを伝える 速読 ・場面に応じて自分の気持ちをうまく伝えたり、相手の気持ちを受け止めたりし、周りの人と気持ちよくコミュニケーションを取ることができる。
8週 復習・前期中間試験 試験範囲L4~8,19
2ndQ
9週 L9 言葉を楽しむ 速読 ・日本語の豊かな表現を知り、自分の国のよく似た表現と比べたり、紹介したりしながら周りの人と楽しくコミュニケーションを取ることができる。
10週 L10 日本を旅する 速読 ・旅先でいろいろな情報を得て、楽しく快適に旅行することができる。また、旅の思い出を共有することができる。
11週 L11 ライフスタイル 速読 ・さまざまな人のライフスタイルを知り、自分自身の考えや経験と比較し、意見を言うことができる。
12週 L12 心と体の健康 速読 ・異なる環境において自分の目標を達成するために、心と体の健康を保って生活することができる。
13週 L13 トレンドに乗ってつながる 速読 ・社会の流行やトレンドについて知り、その中で興味のあることを話題に取り入れ、周囲の人々とやりとりすることができる。 ・速読前期後半:スキャニングとスキミングの技術を使って速読することができる。
14週 L14 カルチャーショック 速読 ・異なる社会の中で生活習慣や発想の違いについて気が付いたことを周りの人と共有し、生活を楽しむことができる。
15週 復習
16週 前期期末試験試験 範囲L9~14
後期
3rdQ
1週 N2対策 N2の試験内容を理解することができる。
2週 N2対策 N2の試験内容を理解することができる。
3週 L15 情報社会に生きる 速読 ・情報とは何かやメディアの特性について知り、自分の意見を述べることができる。
4週 L15 情報社会に生きる 速読 ・情報とは何かやメディアの特性について知り、自分の意見を述べることができる。
5週 L16 学校生活 速読 ・国や地域による学校事情の違いや教育に関して話題になっていることを知り、自国と比較したり自分自身の経験を振り返ったりして、意見を述べることができる。
6週 L16 学校生活 速読 ・国や地域による学校事情の違いや教育に関して話題になっていることを知り、自国と比較したり自分自身の経験を振り返ったりして、意見を述べることができる。
7週 復習
8週 後期中間試験 L15~L16、N2
4thQ
9週 L17 働くということ 速読 ・自分の将来について考えるために、仕事に対する考えを周りの人と共有したり、就職のために情報を集めたりすることができる。 ・速読後期前半:さまざまな分野のものを大量によめるようになる。
10週 L17 働くということ 速読 ・自分の将来について考えるために、仕事に対する考えを周りの人と共有したり、就職のために情報を集めたりすることができる。 ・速読後期前半:さまざまな分野のものを大量によめるようになる。
11週 L18 地球に生きる 速読 ・環境について、どのようなことが問題になっているか理解し、環境のためにできることは何かについて、意見を述べることができる。
12週 L18 地球に生きる 速読 ・環境について、どのようなことが問題になっているか理解し、環境のためにできることは何かについて、意見を述べることができる。
13週 L20 豊かさと幸せ 速読 ・豊かさについての多様な価値観や考え方を知り、自分の考えを客観的に振り返り、周りの人と意見を交換することができる。 ・速読後期後半:予測・推測の力を身に付け読解力をのばすことができる。
14週 L20 豊かさと幸せ 速読 ・豊かさについての多様な価値観や考え方を知り、自分の考えを客観的に振り返り、周りの人と意見を交換することができる。
15週 復習
16週 後期期末試験 試験範囲L1~20

評価割合

試験発表態度課題DT合計
総合評価割合5020101010100
基礎的能力5020101010100