遺伝子工学実験

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 遺伝子工学実験
科目番号 4404 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生物資源工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教員作成PPT、教員作成プリント
担当教員 三宮 一宰

到達目標

遺伝子工学の概念と基礎的な理論を学び、設定した課題に対して創意工夫しながら実験を行なえるようにする。 遺伝子工学に必要な基本的な情報とその応用を実験を通して理解する。 【Ⅵ-E-1】専門工学実験・実習:化学・生物系分野の知識を講義と連動した実験実習を通して理解するとともに、模範に沿って確実に実験を遂行し、データを整理し考察ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限必要な 到達レベル(可)
遺伝子工学実験における遺伝子操作の安全性と倫理について説明できる。カルタヘナ法を理解し、自分で遺伝子組換え生物等使用実験計画書を作成し、申請できる。カルタヘナ法を理解し、安全で倫理的な遺伝子組換えについて説明できる。カルタヘナ法を理解できる。
遺伝子工学における核酸の抽出、cDNAの単離・増幅、遺伝子の解読などの操作を理解でき、実験できる。
遺伝子工学における一連の組換えDNA作製の操作が理解でき、実験ができる。
遺伝子工学と遺伝子工学実験に共通する関連事項に関する課題に対して自分で考え、説明できる。
実験動物に関する倫理・法規について学習し、実験動物の取扱い注意事項についても理解できる。実験動物を利用した遺伝子工学の実習・実験を実施することができる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
遺伝子工学実験の、概念と理論を学ぶ。遺伝子工学実験に必要な基礎技術を学ぶ。 遺伝子工学実験に必要な情報を理解する。 数回に1回、PBLを取り入れる。
授業の進め方・方法:
遺伝子工学の科学的・社会的位置づけを学びながら、基礎技術を習得していく。
注意点:
原理を学ぶことと技術を習得することを両立する。 遺伝子工学の科学および社会における位置づけを理解する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 カルタヘナ法 カルタヘナ法を理解する
2週 遺伝子工学とは 遺伝子工学を理解する
3週 遺伝子クローニング1 遺伝子クローニングの概念を理解する
4週 遺伝子クローニング2 遺伝子クローニングの例を理解する
5週 遺伝子クローニング3 遺伝子クローニングにつき調査する
6週 遺伝子クローニング4 遺伝子クローニングにつき発表する
7週 遺伝子発現解析1 遺伝子発現解析の概念を理解する
8週 遺伝子発現解析2 遺伝子発現解析の例を理解する
2ndQ
9週 遺伝子発現解析3 遺伝子発現解析につき調査する
10週 遺伝子発現解析4 遺伝子発現解析につき発表する
11週 ピペットマン操作1 ピペットマン操作を行う
12週 ピペットマン操作2 ピペットマン操作結果につき発表する
13週 遺伝子工学基本操作1 制限酵素を理解する
14週 遺伝子工学基本操作2 制限酵素処理をする
15週 遺伝子工学基本操作3 制限酵素処理結果を発表する
16週 期末試験は無し PBL提出

評価割合

定期試験小テストレポートその他(演習課題・発表・実技・成果物等)合計
総合評価割合000100100
基礎的理解0003030
応用力(実践・専門・融合)0004040
社会性(プレゼン・コミュニケーション・PBL)0001010
主体的・継続的学習意欲0002020