資源リサイクル学

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 資源リサイクル学
科目番号 5407 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生物資源工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 基礎から学ぶ環境学(朝倉書店)環境リサイクル技術のしくみ(日本実業出版社)、リサイクルと環境(三共出版) その他、教員自作プリント、パワーポイントなどプレゼン資料
担当教員 沖田 紀子

到達目標

・リサイクルの概要を理解し、その必要性と現在行われている取り組みについて説明できる。【Ⅵ-E-1】【Ⅶ-B】 ・地球を取り巻く様々な環境問題について十分な知識を持ち説明できる。【Ⅵ-E-1】【Ⅶ-B】 ・環境負荷を軽減するためのリサイクル技術を説明できる。【Ⅵ-E-1】【Ⅶ-B】

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限必要な 到達レベル(可)
リサイクルの概要と必要性を理解する(B-1)リサイクルの概要を理解し、その必要性と現在行われている取り組みについて説明できる。リサイクルの概要を理解し、その必要性を説明できる。リサイクルの概要を説明できる。
リサイクルの問題点を知り、その解決方法を導き出す。(B-1、B-2)リサイクルの問題点を自ら調査し、その問題点を理解し解決に導く方法を提案できる。リサイクルの問題点を自ら調査し、その問題点を理解できる。リサイクルの問題点を理解できる。
PBLを活用した情報収集、まとめ、プレゼンテーション能力を向上させる。(B-2、B-3)PBLを活用した情報収集、まとめ、プレゼンテーションができる。PBLを活用した情報収集、プレゼンテーションができる。PBLを活用したプレゼンテーションができる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 私達をとりまく地球環境は、長い歴史の中で産業の発展とともに変化している。特に近年は、急速な環境変化が異常気象の主な要因といわれている。そこで、これら地球環境の変化の要因と、それを防ぐ対策について身近な事例をもとに学び、環境保全やリサイクルの重要性を学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は教科書を中心に対話形式で進めている。授業内容は日本で発生した公害の歴史やその原因、現在問題になっている環境問題についてその原因と対策について学ぶ。さらに、環境保全とリサイクルの重要性を学ぶ。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス 過去の公害問題を学び、リサイクルの必要性が理解できる。
2週 日本の環境対策 日本の公害の歴史と取り組みを理解する。
3週 世界の環境対策 世界の公害の歴史と取り組みを理解する。
4週 リサイクルの歴史 日本のリサイクルの歴史とリサイクル法について理解する。
5週 廃棄物の資源化技術 廃棄物の定義とその資源化技術を理解する。
6週 環境汚染物質 環境負荷の高い化学物質について、その概要が説明できる。
7週 微生物を利用した環境浄化 環境浄化に使用される微生物とその浄化メカニズムが理解できている。
8週 中間試験 これまで学んだ講義内容について理解度を確認する。
2ndQ
9週 PBL① リサイクルに関する直近の課題をグループで話し合い、課題・問題点を整理する。
10週 PBL② グループで課題解決についての話し合いの内容をまとめ発表する。
11週 日本のリサイクル事例 日本のリサイクル事例を挙げ、その有用性と課題を理解する。
12週 世界のリサイクル事例 世界のリサイクル事例を挙げ、その有用性と課題を理解する。
13週 沖縄の環境問題 沖縄の環境問題とその対策を理解する。
14週 沖縄の環境問題に対する解決方法の検討① 沖縄の環境問題を挙げ、その解決方法について議論しレポートにまとめる。
15週 沖縄の環境問題に対する解決方法の検討② 沖縄の環境問題を挙げ、その解決方法について議論しレポートにまとめる。
16週

評価割合

定期試験小テストレポートその他(PBL授業)合計
総合評価割合6003010100
基礎的理解60010070
応用力(実践・専門・融合)0010010
社会性(プレゼン・コミュニケーション・PBL)0001010
主体的・継続的学習意欲0010010