PlanningⅠ

Course Information

College Akashi College Year 2020
Course Title PlanningⅠ
Course Code 0080 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Lecture Credits School Credit: 1
Department Civil Engineering Student Grade 4th
Term First Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 土木計画学 社会資本整備とマネジメント (川本義海 寺内義典 山﨑基浩 山田稔:著、オーム社) 教科書を補足するための資料も随時配布する。
Instructor ISHIMATSU Kazuhito

Course Objectives

1) 社会資本が社会や自然に及ぼす影響・責任を理解するとともに、人々の幸福で快適な生活を保障し、かつ良好な都市環境を整備・保全するために何が必要かを考えることができる。
2) システムズアプローチを援用した循環的手順により計画を検討する基本的な方法を会得し、社会資本の色々な分野の計画設計に応用できる。
3) 費用便益分析を理解し、説明することができる。
4) 各種の最適化手法を理解し、説明することができる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1十分に、社会資本が社会や自然に及ぼす影響・責任を理解するとともに、良好な都市環境を整備・保全するために何が必要かを考えることができる。社会資本が社会や自然に及ぼす影響・責任を理解するとともに、良好な都市環境を整備・保全するために何が必要かを考えることができる。社会資本が社会や自然に及ぼす影響・責任を理解するとともに、良好な都市環境を整備・保全するために何が必要かを考えることができない。
評価項目2十分に、システムズアプローチを援用した循環的手順により計画を検討する基本的な方法を会得し、社会資本の色々な分野の計画設計に応用できる。システムズアプローチを援用した循環的手順により計画を検討する基本的な方法を会得し、社会資本の色々な分野の計画設計に応用できる。システムズアプローチを援用した循環的手順により計画を検討する基本的な方法を会得し、社会資本の色々な分野の計画設計に応用できない。
評価項目3十分に、費用便益分析を理解し、説明することができる。費用便益分析を理解し、説明することができる。費用便益分析を理解し、説明することができない。
評価項目4十分に、各種の最適化手法を理解し、説明することができる。各種の最適化手法を理解し、説明することができる。各種の最適化手法を理解し、説明することができない。

Assigned Department Objectives

学習・教育到達度目標 (C) See Hide
学習・教育到達度目標 (D) See Hide
学習・教育到達度目標 (F) See Hide

Teaching Method

Outline:
 この科目は、民間シンクタンクに在籍し、都市・地域計画および経済分析を担当していた教員が、社会資本を計画設計する上での目標・目的・主体・対象・手段・環境条件などを解説するとともに、システムズアプローチによる循環手順を援用した計画の基本的な考え方を理解させる。
 また、費用便益分析や産業連関分析を解説し、社会資本整備が地域経済に及ぼす影響評価を理解させる。
Style:
 教科書に基づいた講義を行う。
成績評価は、学習成果の達成度を、2回の定期試験(70%)、演習レポート課題(20%)、質疑応答などの授業への取り組み状況(10%)から総合して行い、60%以上達成したものを合格とする。
Notice:
 計画学の基本的な考え方を理解し、演習を通して確実に自分のものとしていく。演習などを通して、社会現象のモデル化の基本的な考え方や結果の解釈法を修得する。合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 講義の全体概要の説明、社会資本とその特質
都市システム工学が作用する自然空間と人間社会の相互依存関係を解説し、公共財としての社会資本の特質を列挙説明する。
都市システム工学が作用する自然空間と人間社会の相互依存関係を解説し、公共財としての社会資本の特質を列挙説明することができる。
2nd 市場メカニズムと社会資本の必要性
市場メカニズムの機能とその成立条件を確認し、公共事業による社会資本整備の妥当性を検討する。
市場メカニズムの機能とその成立条件を確認し、公共事業による社会資本整備の妥当性を検討することができる。
3rd 計画のシステムズアプローチ
計画の動機から計画決定に至るまでのシステムズアプローチの考え方と方法を講義する。
計画の動機から計画決定に至るまでのシステムズアプローチの考え方と方法を説明することができる。
4th インパクトスタディー
社会資本が都市空間に波及する効果を分類整理し、効果計測の考え方と方法を講義する。
社会資本が都市空間に波及する効果を分類整理し、効果計測の考え方と方法を説明することができる。
5th 費用便益分析
費用便益分析の考え方と、費用・便益・割引率などについて講義する。特に、価格と時間との関係から、ものの価値に対する概念を解説する。
費用便益分析の考え方と、費用・便益・割引率などについて説明することができる。
6th 産業連関分析 I
社会資本整備が地域経済に循環波及する効果を産業連関分析で計測するために、投入係数・付加価値と雇用・中間需要・最終需要・公共投資などについて解説する。
産業連関分析で計測するために、投入係数・付加価値と雇用・中間需要・最終需要・公共投資などについて説明することができる。
7th 産業連関分析 II
産業連関分析の方法を説明し、分析式の誘導と公共投資効果の算定の演習を行う。
産業連関分析の方法および分析式の誘導と公共投資効果の算定することができる。
8th 中間試験
2nd Quarter
9th 前期中間試験の返却、社会資本の整備
前期中間試験の返却と答え合わせ。最適な社会資本整備手法の考え方を講義する。
最適な社会資本整備手法の考え方を説明することができる。
10th 待ち行列理論 I
客の到着とサービスからなる待ち行列システムを解説する。
待ち行列理論における客の到着とサービスからなる待ち行列システムを説明することができる。
11th 待ち行列理論 II
ランダムな現象がポアソン分布に従うことを理論的に誘導し、客の到着とサービスを同時に考えた待ち行列システムを定量化する。
待ち行列理論における客の到着とサービスを同時に考えた待ち行列システムを定量化することができる。
12th 社会資本の最適整備
確率的に変動する需要に対して、最適なサービス手法の考え方を講義する。
確率的に変動する需要に対して、最適なサービス手法の考え方を説明することができる。
13th 数理計画法 I
都市システムの目的関数と制約条件を解説し、線形計画問題の定式化・最適化・結果の解釈などについて講義する。ここでは、3年のシステム工学のシステム最適化をよく復習しておくこと。
目的関数と制約条件を理解し、線形計画問題の定式化・最適化・結果の解釈について説明することができる。
14th 数理計画法 II
線形計画問題のシンプレックス解法を拡張し、さまざまなケースに適用する。演習問題を交えながら解説する。
線形計画問題のシンプレックス解法を拡張し、さまざまなケースに適用することができる。
15th 総合演習
計画学の基本的な考え方の確認と、これまでに紹介した計画手法の復習。
これまで学んだ計画学の基本的な考え方や影響評価、最適化手法について総合的に説明することができる。
16th 期末試験

Evaluation Method and Weight (%)

試験演習課題レポート相互評価授業への取り組み状況ポートフォリオその他Total
Subtotal702001000100
基礎的能力0000000
専門的能力702001000100
分野横断的能力0000000