コンピュータ関連技術、情報リテラシー、情報セキュリティ等を学修し、 今後の情報化社会での日常生活や仕事等の場面で活用することができる基礎的素養を身につける。
社会情勢や社会での実例学ぶことにより、人間中心の適切な判断ができ、学修した知識やスキル等を説明および活用できるようになる。
概要:
「データサイエンスⅠ」「データサイエンスⅡ」を通して、文理問わず高専生が学修すべきコンピュータ関連技術、情報リテラシー、情報セキュリティ、数理データサイエンス・AIについて学ぶ。
知識だけではなく、社会における重要性を実例を通して学んだり、実データを用いた演習を実践することで、現実社会の課題発見・解決力と適切な活用法の修得のための基礎素養を身につける。
授業の進め方・方法:
講義および実データを用いた演習を中心に授業を進める。
学修した知識の社会における重要性や利活用を学ぶ際には、 自らの考え等をまとめ、他者と議論するため、グループワーク等を実施する。
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く。
注意点:
<評価>
試験、発表、レポートを総合的に評価する。
各評価は、試験40%、発表20%、レポート40%の割合とする。
単位認定には50点以上の評定が必要である。
レポートは全テーマについて、定められた期限内に必ず提出しなければならない。
期限に遅れレポートを提出した場合には、遅れた期間に応じて減点を行う。
到達目標の達成度を確認するために、提出されたレポートに対して質問することがある。
<追認試験>
本科目では、50点以上の評価で単位を認定する。
評価が50点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。
追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を50点とする。
<授業計画>
授業計画は学生の理解度等に応じて変更する場合がある。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 社会の情報化の進展と課題について理解し説明できる。 | 2 | 前2 |
代表的な情報システムとその利用形態について説明できる。 | 2 | 前2 |
コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し、基本的な取扱いができる。 | 3 | 前3,前4 |
アナログ情報とデジタル情報の違いと、コンピュータ内におけるデータ(数値、文字等)の表現方法について説明できる。 | 2 | 前3,前4,前5 |
情報を適切に収集・取得できる。 | 3 | 前2 |
データベースの意義と概要について説明できる。 | 2 | 前2 |
情報の真偽について、根拠に基づいて検討する方法を説明できる。 | 2 | 前12,前13 |
情報の適切な表現方法と伝達手段を選択し、情報の送受信を行うことができる。 | 3 | 前12,前13 |
情報通信ネットワークの仕組みや構成及び構成要素、プロトコルの役割や技術についての知識を持ち、社会における情報通信ネットワークの役割を説明できる。 | 2 | 前9,前10,前11 |
情報セキュリティの必要性を理解し、対策について説明できる。 | 2 | 前6,前7 |
情報セキュリティを支える暗号技術の基礎を説明できる。 | 2 | 前6,前7 |
情報セキュリティに基づいた情報へのアクセス方法を説明できる。 | 2 | 前6,前7 |
情報や通信に関連する法令や規則等と、その必要性について説明できる。 | 2 | 前12,前13 |
情報社会で生活する上でのマナー、モラルの重要性について説明できる。 | 2 | 前12,前13 |
情報セキュリティを運用するための考え方と方法を説明できる。 | 2 | 前6,前7 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 計算機工学 | 整数・小数を二進数、十進数、十六進数で表現でき、それぞれの間で相互に変換できる。 | 3 | |
整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。 | 2 | |
基本的な論理演算ができる。 | 3 | |
基本的な論理演算を組み合わせて、論理関数をブール代数の論理式として表現できる。 | 3 | |
コンピュータを構成する基本的な要素の役割を説明でき、各要素を実現する主要な技術を説明できる。 | 2 | |
情報通信ネットワーク | インターネット、ローカルエリアネットワーク等の概念を説明できる。 | 2 | 前9,前10,前11 |