データサイエンスⅠ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 データサイエンスⅠ
科目番号 0002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 情報入門- 情報の基礎学習とスキル習得 -、コロナ社
担当教員 滝沢 雅明,早勢 欣和

到達目標

コンピュータ関連技術、情報リテラシー、情報セキュリティ等を学修し、 今後の情報化社会での日常生活や仕事等の場面で活用することができる基礎的素養を身につける。
社会情勢や社会での実例学ぶことにより、人間中心の適切な判断ができ、学修した知識やスキル等を説明および活用できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 (コンピュータ関連技術)コンピュータやネットワークについての基礎技術およびその役割を理解し、 詳細を説明できる。コンピュータやネットワークについての基礎技術およびその役割を説明できる。コンピュータやネットワークについての基礎技術およびその役割を説明できない。
評価項目2 (情報リテラシー)情報リテラシーについて理解し、その詳細を説明できる。情報リテラシーについて理解し説明できる。情報リテラシーについて理解できない。
評価項目3 (セキュリティ)セキュリティの重要性を理解し、基礎技術について詳細に説明できる。セキュリティの重要性、基礎技術について説明できる。セキュリティの重要性、 基礎技術について説明できない。
評価項目4 (キーボード入力)タッチタイプでキーボード入力ができる。両手でキーボード入力ができる。キーボード入力ができない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP3 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP4 説明 閉じる
MCCコア科目 MCCコア科目 説明 閉じる
ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
「データサイエンスⅠ」「データサイエンスⅡ」を通して、文理問わず高専生が学修すべきコンピュータ関連技術、情報リテラシー、情報セキュリティ、数理データサイエンス・AIについて学ぶ。
知識だけではなく、社会における重要性を実例を通して学んだり、実データを用いた演習を実践することで、現実社会の課題発見・解決力と適切な活用法の修得のための基礎素養を身につける。
授業の進め方・方法:
講義および実データを用いた演習を中心に授業を進める。
学修した知識の社会における重要性や利活用を学ぶ際には、 自らの考え等をまとめ、他者と議論するため、グループワーク等を実施する。

事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く。
注意点:
<評価>
試験、発表、レポートを総合的に評価する。
各評価は、試験40%、発表20%、レポート40%の割合とする。
単位認定には50点以上の評定が必要である。
レポートは全テーマについて、定められた期限内に必ず提出しなければならない。
期限に遅れレポートを提出した場合には、遅れた期間に応じて減点を行う。
到達目標の達成度を確認するために、提出されたレポートに対して質問することがある。

<追認試験>
本科目では、50点以上の評価で単位を認定する。

評価が50点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。
追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を50点とする。

<授業計画>
授業計画は学生の理解度等に応じて変更する場合がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
情報システム利用
授業の進め方を理解できる。
情報システム利用の設定ができる。
2週 情報の収集と利用 適切な情報収集および利用について理解し、実践できる。
3週 コンピュータ技術(1) 現在利用されている主なコンピュータ機器およびその周辺機器について理解できる。
4週 コンピュータ技術(2) コンピュータの構成を理解できる。
5週 コンピュータ技術(3) 情報の単位とその計算について理解できる。
6週 情報セキュリティ(1) ネットワーク脅威とその対策を理解できる。
認証について理解できる。
7週 情報セキュリティ(2) 暗号化について理解できる。
8週 レポート作成 これまで学んだことをレポートにまとめることができる。
2ndQ
9週 インターネット技術(1) TCP/IP技術について理解できる。
10週 インターネット技術(2) Web技術について理解できる。
11週 インターネット技術(3) サーバと電子メールについて理解できる。
12週 情報倫理(1)
情報を扱う際の倫理について理解できる。
13週 情報倫理(2) 情報に関する法律および関連事例を理解できる。
14週 グループワーク、発表 これまで学んだことについてグループで議論し、発表することができる。
15週 期末試験 各授業の理解度を測るため、試験を実施する。
16週 答案返却、解説、授業評価アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー社会の情報化の進展と課題について理解し説明できる。2前2
代表的な情報システムとその利用形態について説明できる。2前2
コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し、基本的な取扱いができる。3前3,前4
アナログ情報とデジタル情報の違いと、コンピュータ内におけるデータ(数値、文字等)の表現方法について説明できる。2前3,前4,前5
情報を適切に収集・取得できる。3前2
データベースの意義と概要について説明できる。2前2
情報の真偽について、根拠に基づいて検討する方法を説明できる。2前12,前13
情報の適切な表現方法と伝達手段を選択し、情報の送受信を行うことができる。3前12,前13
情報通信ネットワークの仕組みや構成及び構成要素、プロトコルの役割や技術についての知識を持ち、社会における情報通信ネットワークの役割を説明できる。2前9,前10,前11
情報セキュリティの必要性を理解し、対策について説明できる。2前6,前7
情報セキュリティを支える暗号技術の基礎を説明できる。2前6,前7
情報セキュリティに基づいた情報へのアクセス方法を説明できる。2前6,前7
情報や通信に関連する法令や規則等と、その必要性について説明できる。2前12,前13
情報社会で生活する上でのマナー、モラルの重要性について説明できる。2前12,前13
情報セキュリティを運用するための考え方と方法を説明できる。2前6,前7
専門的能力分野別の専門工学情報系分野計算機工学整数・小数を二進数、十進数、十六進数で表現でき、それぞれの間で相互に変換できる。3
整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。2
基本的な論理演算ができる。3
基本的な論理演算を組み合わせて、論理関数をブール代数の論理式として表現できる。3
コンピュータを構成する基本的な要素の役割を説明でき、各要素を実現する主要な技術を説明できる。2
情報通信ネットワークインターネット、ローカルエリアネットワーク等の概念を説明できる。2前9,前10,前11

評価割合

試験発表レポート態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合4010400100100
基礎的能力201020010060
専門的能力2001000030
分野横断的能力001000010