工学演習Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 工学演習Ⅱ
科目番号 0056 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 伊藤 尚

到達目標

・数学知識を物理,電気回路へ応用できる
・1階および2階の線形微分方程式が解ける

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
数学知識の専門分野への応用数学知識を,専門分野の諸問題に正しく応用できる数学知識を,専門分野の諸問題に応用できる数学知識を,専門分野の諸問題に応用できない
線形微分方程式の解法線形微分方程式の解法を正しく理解し,応用問題を解くことが出来る線形微分方程式の解法を理解し,基本的な問題を解くことが出来る線形微分方程式の解法を理解出来ず,諸問題を解くことが出来ない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
物理学・電気回路・情報工学を理解するのに必要な基礎数学とその活用法を学び,計算能力を習得する.
1階及び2階の線形微分方程式の解法を習得し,物理学・電気回路における現象の記述と解法を理解する.
授業の進め方・方法:
授業は座学・演習・復習に分けられる.座学では教員がその週の学習内容について解説する.演習では,座学での内容にしたがった問題を学生が解く.復習では前週までに習った内容についての課題が課され,その問題の演習・解説を行う.
注意点:
<評価方法の追加事項>
定期試験の結果または評価が60点未満の人には補習,再試験により理解が確認できれば,点数を変更することがある.ただし,変更した後の評価は60点を超えないものとする.

<授業改善策>
学生の理解度の確認をさらに確認しながら,授業を進める.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明
指数関数
指数の定義と諸性質を説明できる.指数関数を用いて物理学・電気回路の諸問題が解ける
2週 対数関数 対数の定義と諸性質を説明できる.対数関数を用いて物理学・電気回路の諸問題が解ける
3週 三角関数Ⅰ 三角関数の基礎と角速度による表現を説明できる.電気回路における交流波形の描画ができる.
4週 三角関数Ⅱ 加法定理から様々な定理を導出できる.
5週 複素数 複素数の定義と諸性質を説明できる.複素数を用いて電気回路におけるインピーダンスの算出できる.
6週 微分法 微分法に関する基本的な問題が解ける.微分法を用いて物理学の諸問題が解ける.
7週 積分法 積分法に関する基本的な問題が解ける.積分法を用いて電気回路の諸問題が解ける.
8週 中間試験
2ndQ
9週 1階線形微分方程式Ⅰ 微分方程式の定義が説明できる.基本的な1階微分方程式が解ける.
10週 1階線形微分方程式Ⅱ 斉次1階微分方程式が解ける.斉次1階微分方程式を用いて物理学の諸問題が解ける.
11週 1階線形微分方程式Ⅲ 非斉次1階微分方程式が解ける.非斉次1階微分方程式を用いて物理学の諸問題が解ける.
12週 2階線形微分方程式Ⅰ 基本的な斉次2階微分方程式が解ける.
13週 2階線形微分方程式Ⅱ 斉次2階微分方程式を用いて物理学の諸問題が解ける.
14週 問題演習 これまでの学習した内容を理解し,諸問題が解ける.
15週 期末試験
16週 答案返却,解説,授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野計算機工学基本的な論理演算を行うことができる。3
基本的な論理演算を組合わせて、論理関数を論理式として表現できる。3
論理式の簡単化の概念を説明できる。3
簡単化の手法を用いて、与えられた論理関数を簡単化することができる。3
論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現することができる。3
与えられた組合せ論理回路の機能を説明することができる。3
組合せ論理回路を設計することができる。3
フリップフロップなどの順序回路の基本素子について、その動作と特性を説明することができる。3
レジスタやカウンタなどの基本的な順序回路の動作について説明できる。3
与えられた順序回路の機能を説明することができる。3
順序回路を設計することができる。3

評価割合

中間試験期末試験提出物態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合4040100100100
基礎的能力2020505050
専門的能力2020505050
分野横断的能力0000000