計画学基礎

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 計画学基礎
科目番号 0424 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建設環境工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 橋本智雄:入門 統計学,共立出版,新田保次ほか:図説わかる土木計画,学芸出版社
担当教員 宮崎 耕輔,今岡 芳子,橋本 成仁

到達目標

・統計学の基礎を理解し、相関と回帰について理解し、一次回帰式を求めることができる。
・正規分布について理解し、二項分布、ポアソン分布について説明できる。
・統計的推定を理解し、点推定、区間推定ができる。
・統計的仮説検定を理解し、母平均、母分散の差の検定ができる。独立性の検定について説明できる。
・計画の意義と計画学の考え方を説明できる。
・計画で使用する統計データと基礎的な統計的処理ができる。
・計画の調査法を説明できる。
・重回帰分析を説明できる。
・線形計画法(図解法,シンプレックス法)を説明できる。
・費用便益分析について考え方を説明でき,これに関する計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
統計学の基礎を理解し、相関と回帰について理解し、一次回帰式を求めることができる。統計学の基礎を理解し、相関と回帰について理解し、一次回帰式を求めることが充分にできる。統計学の基礎を理解し、相関と回帰について理解し、一次回帰式を求めることができる。統計学の基礎を理解し、相関と回帰について理解し、一次回帰式を求めることができない。
正規分布について理解し、二項分布、ポアソン分布について説明できる。正規分布について理解し、二項分布、ポアソン分布について充分に説明できる。正規分布について理解し、二項分布、ポアソン分布について説明できる。正規分布について理解し、二項分布、ポアソン分布について説明できない。
統計的推定を理解し、点推定、区間推定ができる。統計的推定を理解し、点推定、区間推定が充分にできる。統計的推定を理解し、点推定、区間推定ができる。統計的推定を理解し、点推定、区間推定ができない。
統計的仮説検定を理解し、母平均、母分散の差の検定ができる。独立性の検定について説明できる。統計的仮説検定を理解し、母平均、母分散の差の検定ができる。独立性の検定について充分に説明できる。統計的仮説検定を理解し、母平均、母分散の差の検定ができる。独立性の検定について説明できる。統計的仮説検定を理解し、母平均、母分散の差の検定ができる。独立性の検定について説明できない。
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。計画の意義と計画学の考え方を十分に説明できる。計画の意義と計画学の考え方を説明できる。計画の意義と計画学の考え方を説明できない。
分散分析が説明できる。分散分析が説明でき、応用問題をとくことができる。分散分析が説明できる。分散分析が説明できない。
計画学で必要な調査法について説明できる計画学で必要な調査法について十分に説明できる計画学で必要な調査法について説明できる計画学で必要な調査法について説明できない
重回帰分析を説明できる。重回帰分析を十分に説明できる。重回帰分析を説明できる。重回帰分析を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
計画学を習得するために必要な基礎的な統計学的知見を学び、土木計画学の定義や手順に基づき計画学で使用する基礎的な数理的手法について習得していく
授業の進め方・方法:
板書およびスライド中心に講義を行うが,適宜,演習問題への取組みなどを利用し理解を深める。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 統計学の基礎 統計学の基礎を理解し、相関と回帰について理解し、一次回帰式を求めることができる。
2週 統計学の基礎 統計学の基礎を理解し、相関と回帰について理解し、一次回帰式を求めることができる。
3週 統計学の基礎 統計学の基礎を理解し、相関と回帰について理解し、一次回帰式を求めることができる。
4週 確率分布 正規分布について理解し、二項分布、ポアソン分布について説明できる。
5週 確率分布 正規分布について理解し、二項分布、ポアソン分布について説明できる。
6週 確率分布 正規分布について理解し、二項分布、ポアソン分布について説明できる。
7週 統計的推定 統計的推定を理解し、点推定、区間推定ができる。
8週 統計的推定 統計的推定を理解し、点推定、区間推定ができる。
2ndQ
9週 統計的推定 統計的推定を理解し、点推定、区間推定ができる。
10週 前期中間試験
11週 統計的仮説検定 統計的仮説検定を理解し、母平均、母分散の差の検定ができる。独立性の検定について説明できる。
12週 統計的仮説検定 統計的仮説検定を理解し、母平均、母分散の差の検定ができる。独立性の検定について説明できる。
13週 統計的仮説検定 統計的仮説検定を理解し、母平均、母分散の差の検定ができる。独立性の検定について説明できる。
14週 統計的仮説検定 統計的仮説検定を理解し、母平均、母分散の差の検定ができる。独立性の検定について説明できる。
15週 統計的仮説検定 統計的仮説検定を理解し、母平均、母分散の差の検定ができる。独立性の検定について説明できる。
16週
後期
3rdQ
1週 土木計画の定義・種類 計画の意義と計画学の考え方を説明できる
2週 土木計画の限界とは 計画の意義と計画学の考え方を説明できる
3週 土木計画の手順・データを収集する方法 計画の意義と計画学の考え方を説明できる
計画学で必要な調査法について説明できる
4週 調査データを集める
調査法と標本
計画学で必要な調査法について説明できる
5週 実験計画を立てる(分散分析) 分散分析が説明できる
6週 実験計画を立てる(分散分析) 分散分析が説明できる
7週 データ分析の方法について学ぶ 計画学で必要な調査法について説明できる
8週 中間試験
4thQ
9週 データから傾向を推測する(重回帰分析) 重回帰分析を説明できる
10週 データから傾向を推測する(重回帰分析) 重回帰分析を説明できる
11週 計画を最適化する数理的手法(線形計画問題) 線形計画法(図解法)を説明できる
12週 計画を最適化する数理的手法(シンプレックス法) 線形計画法(シンプレックス法)を説明できる
13週 計画を最適化する数理的手法計算(シンプレックス法) 線形計画法(シンプレックス法)を計算できる
14週 計画を評価する(費用便益分析) 費用便益分析について考え方を説明できる
15週 計画を評価の計算(費用便益分析) 費用便益分析について計算ができる
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学独立試行の確率、余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を理解し、簡単な場合について、確率を求めることができる。4
条件付き確率、確率の乗法定理、独立事象の確率を理解し、簡単な場合について確率を求めることができる。4
1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。4
2次元のデータを整理して散布図を作成し、相関係数・回帰直線を求めることができる。4
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画国土と地域の定義を説明できる。4
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。4
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。4
土地利用計画と交通計画について、説明できる。4
総合計画とマスタープランについて、説明できる。4
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。4
交通流調査(交通量調査、速度調査)、交通流動調査(パーソントリップ調査、自動車OD調査)について、説明できる。4
交通需要予測(4段階推定)について、説明できる。4
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。4
風景、景観と景観要素について、説明できる。4
都市の防災構造化を説明できる。4
土地区画整理事業を説明できる。4
市街地開発・再開発事業を説明できる。4
交通流、交通量の特性、交通容量について、説明できる。4
性能指標に関する道路構造令の概要を説明できる。4
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。4
二項分布、ポアソン分布、正規分布(和・差の分布)、ガンベル分布、同時確率密度関数を説明できる。4
重回帰分析を説明できる。4
線形計画法(図解法、シンプレックス法)を説明できる。4
費用便益分析について考え方を説明でき、これに関する計算ができる。4

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合7822100
統計学の基礎を理解し、相関と回帰について理解し、一次回帰式を求めることができる。10212
正規分布について理解し、二項分布、ポアソン分布について説明できる。10212
統計的推定を理解し、点推定、区間推定ができる。10313
統計的仮説検定を理解し、母平均、母分散の差の検定ができる。独立性の検定について説明できる。10313
計画の意義と計画学の考え方を説明できる628
計画学で必要な調査法について説明できる606
分散分析が説明できる729
重回帰分析を説明できる628
線形計画法(図解法,シンプレックス法)を説明できる7411
費用便益分析について考え方を説明でき,これに関する計算ができる628