概要:
これまで学んだ数学,物理を基に,機械系技術者に不可欠な機械力学の知識を身につける.まず,基本的な機械の力学,振動学等の基礎的事項を学ぶ.さらに,数多くの演習問題に取組み,それらを機械運動の解析に利用する実際的な方法について学ぶ.
授業の進め方・方法:
教科書を中心に行い,適宜,演習を行う.評価は達成目標(項目1~5)についての達成度によって判断する.
特に達成目標5は学修単位を満たすための自学自習の評価に関わる項目であり,各自でレポートを作成してもらい,そこから評価する.
〇自学について
(事前学習)
授業計画の授業内容および到達目標を確認の上,教科書の該当箇所に目を通しておくこと。
(事後学習)
授業中の説明や配布資料を参考に,指定した教科書の演習問題や,
配布した課題プリントに取り組むことで,学んだことの理解を深め,
学んだ内容の実践力を養うこと。
またレポート課題は学修単位を満たす自学自習を行っているのかの確認も含んでいる.
そのため,提出締切の直前に急いで取り組むのではなく,余裕をもって挑み,
分からないところがあれば,学友や教員に質問を行い,着実に理解を深めること.
注意点:
教科書をよく読み,例題,演習問題を自分で解くこと.授業の日に1時間程度の復習が効果的である.定期試験毎の定着を目指した自学自習を望む.講義後は、①要点をノートに整理してまとめ、②教科書や図書館の参考書を読み、③演習問題等を解いて内容の深い理解に努めること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 力学 | 重心の意味を理解し、平板および立体の重心位置を計算できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
運動の第一法則(慣性の法則)を説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
運動の第二法則を説明でき、力、質量および加速度の関係を運動方程式で表すことができる。 | 4 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
運動の第三法則(作用反作用の法則)を説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
エネルギーの意味と種類、エネルギー保存の法則を説明できる。 | 4 | 後12 |
位置エネルギーと運動エネルギーを計算できる。 | 4 | 後12 |
運動量および運動量保存の法則を説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
剛体の回転運動を運動方程式で表すことができる。 | 4 | 後2,後3 |
平板および立体の慣性モーメントを計算できる。 | 4 | 後2,後3 |
振動の種類および調和振動を説明できる。 | 4 | 後5,後6,後7,後9,後10,後11 |
不減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。 | 4 | 後3,後10,後11 |
減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。 | 4 | 後4,後10,後11 |
調和外力による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。 | 4 | 後6,後7,後9,後10,後11 |
調和変位による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。 | 4 | 後7,後9 |