到達目標
(1) セメント,混和材料,骨材などのコンクリートの構成材料の説明ができる.(定期試験と演習・課題)
(2) 耐久性に関する各種劣化要因を説明できる.(定期試験と演習・課題)
(3) 各種コンクリートの特徴・用途を説明できる.(定期試験と演習・課題)
(4) 非破壊検査の種類・特徴を説明できる.(定期試験と演習・課題)
(5) コンクリート構造物の維持管理の基礎・補修方法を説明できる.(定期試験と演習・課題)
(6) 演習・課題を通して理解を深めるとともに,継続的な学習ができる.(演習・課題)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安(不可) |
評価項目1 | セメントをほぼ完全に説明できる | セメントを説明できる | セメントを説明できない |
評価項目2 | 混和材料をほぼ完全に説明できる | 混和材料を説明できる | 混和材料を説明できない |
評価項目3 | 骨材をほぼ完全に説明できる | 骨材を説明できる | 骨材を説明できない |
評価項目4 | 耐久性をほぼ完全に説明できる | 耐久性を説明できる | 耐久性を説明できない |
評価項目5 | 各種コンクリートをほぼ完全に説明できる | 各種コンクリートを説明できる | 各種コンクリートを説明できない |
評価項目6 | 非破壊検査をほぼ完全に説明できる | 非破壊検査を説明できる | 非破壊検査を説明できない |
評価項目7 | 維持管理の基礎をほぼ完全に説明できる | 維持管理の基礎を説明できる | 維持管理の基礎を説明できない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (B2)
説明
閉じる
JABEE 1(2)(g)
説明
閉じる
JABEE 2.1(1)①
説明
閉じる
教育方法等
概要:
材料の基本的性質,金属材料,セメント・混和材料・骨材などのコンクリートの構成材料,耐久性に関する各種劣化要因,各種コンクリートの特徴・用途,非破壊検査の種類・特徴,コンクリート構造物の維持管理の基礎・補修方法について学習する.
(科目情報)
教育プログラム第1学年 ◎科目
授業時間 31時間
関連科目 コンクリート構造学Ⅰ,Ⅱ,コンクリート診断学(専攻科)
授業の進め方・方法:
社会インフラの中心となる鉄筋コンクリートに使用される材料の物性,耐久性,維持管理等について学習する.
1~4回は構成材料,5~11回は耐久性,12~14回は各種コンクリート,非破壊検査,補修・補強方法について学ぶ.
2回目以降は前回の理解度を確認するための小テストを行う.
(課題提出について)
全課題の60%以上の提出を単位修得の条件とする.
(再試験について)
再試験は総合評価が60点に満たなかった者に対して実施する.なお,全ての課題を提出し,定期試験のやり直しを十分な内容で期限内に提出し,各評価項目について標準的な到達レベルに達したと思われる者に対して受験資格を与える.
注意点:
(履修上の注意)
以下のHP等を利用して授業以外の知識も習得すること.
(自学上の注意)
以下の関連学協会のHPも参考にすること.
科学技術振興機構(JST)のWebラーニング:http://weblearningplaza.jst.go.jp/
土木学会:http://www.jsce.or.jp/committee/concrete/
日本コンクリート工学会:http://www.jci-net.or.jp/
セメント協会:http://www.jcassoc.or.jp/
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
コンクリートの概要,配合設計 |
コンクリートの長所,短所について説明できる。 フレッシュコンクリートに求められる性質を説明できる。 硬化コンクリートの力学的性質を説明できる。 配合設計の手順を理解し,計算できる。
|
2週 |
セメント |
セメントの物理的性質,化学的性質を説明できる。 各種セメントの特徴,用途を説明できる。
|
3週 |
骨材 |
骨材の含水状態,密度,粒度,実績率を説明できる。 骨材の種類,特徴について説明できる。
|
4週 |
混和材料 |
混和剤と混和材の種類,特徴について説明できる。
|
5週 |
耐久性に関する各種劣化要因(体積変化,ひび割れ) |
耐久性に関する各種劣化要因(体積変化,ひび割れ)を説明できる。
|
6週 |
耐久性に関する各種劣化要因(塩害) |
耐久性に関する各種劣化要因(塩害)を説明できる。
|
7週 |
耐久性に関する各種劣化要因(中性化) |
耐久性に関する各種劣化要因(中性化)を説明できる。
|
8週 |
耐久性に関する各種劣化要因(アルカリシリカ反応) |
耐久性に関する各種劣化要因(アルカリシリカ反応)を説明できる。
|
4thQ |
9週 |
前期中間試験
|
|
10週 |
前期中間試験の解答と解説 耐久性に関する各種劣化要因(化学的侵食) |
わからなかった箇所を理解する. 耐久性に関する各種劣化要因(化学的侵食)を理解できる。
|
11週 |
耐久性に関する各種劣化要因(凍害) |
耐久性に関する各種劣化要因(凍害)を説明できる。
|
12週 |
各種コンクリート |
各種コンクリートの特徴,用途について説明できる。
|
13週 |
非破壊試験 |
非破壊試験の基礎を説明できる。
|
14週 |
維持管理と補修・補強 |
コンクリート構造物の維持管理の基礎を説明できる。 コンクリート構造物の補修・補強方法の基礎を説明できる。
|
15週 |
前期期末試験 |
|
16週 |
前期期末試験の解答と解説 |
わからなかった箇所を理解する
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 材料 | セメントの物理的性質、化学的性質を説明できる。 | 4 | 後2 |
各種セメントの特徴、用途を説明できる。 | 4 | 後2 |
骨材の含水状態、密度、粒度、実積率を説明できる。 | 4 | 後3 |
骨材の種類、特徴について、説明できる。 | 4 | 後3 |
混和剤と混和材の種類、特徴について、説明できる。 | 4 | 後4 |
コンクリートの長所、短所について、説明できる。 | 4 | 後1 |
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。 | 4 | 後12 |
配合設計の手順を理解し、計算できる。 | 4 | 後1 |
非破壊試験の基礎を説明できる。 | 4 | 後13 |
フレッシュコンクリートに求められる性質(ワーカビリティー、スランプ、空気量等)を説明できる。 | 4 | 後1 |
硬化コンクリートの力学的性質(圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮等)を説明できる。 | 4 | 後1 |
耐久性に関する各種劣化要因(例、凍害、アルカリシリカ反応、中性化)を説明できる。 | 4 | 後5,後6,後7,後8,後10,後11 |
コンクリート構造物の維持管理の基礎を説明できる。 | 4 | 後14 |
コンクリート構造物の補修方法の基礎を説明できる。 | 4 | 後14 |
評価割合
| 試験 | 課題・演習 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
専門的能力 | 60 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 70 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |