到達目標
(1) ブリテン諸島の多様性,および「ネイション」意識やナショナリズムの動きについて理解する.(定期試験)
(2) 帝国主義時代が生んだ負の遺産である地域紛争の要因や紛争解決に向けた取り組みについて理解する.(定期試験)
(3) 講義内容から選んだ歴史的なテーマについて考え,論述する力を身につける.(定期試験)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | ブリテン諸島の多様性について理解力が高い. | ブリテン諸島の多様性について理解力がある. | ブリテン諸島の多様性について理解力がない. |
評価項目2 | 帝国主義時代が生んだ紛争について理解力が高い. | 帝国主義時代が生んだ紛争について理解力がある. | 帝国主義時代が生んだ紛争について理解力がない. |
評価項目3 | 歴史的なテーマについて論述力が高い. | 歴史的なテーマについて論述力がある. | 歴史的なテーマについて論述力がない. |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (A1)
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JABEE 1(2)(a)
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教育方法等
概要:
先史時代から現代までのブリテン諸島の歴史を中心に講義する.日本で「イギリス」と呼ばれている国は,イングランド,ウェールズ,スコットランド,北アイルランドからなる連合王国であり,隣国アイルランド共和国とあわせてブリテン諸島地域を構成する.かつてブリテンの支配や侵攻を受け,現在まで紛争が絶えない地域にも注目して授業を進める.
授業の進め方・方法:
到達目標の(1)~(3)について,計4回の定期試験の平均点によって評価する.平均点=総合評価60点以上が合格.平均点が60点未満の者には再試験を行うことがある.この場合の実施方法,条件などは授業において明示する.
注意点:
講義中に話す内容について,各自でしっかりノートまとめをすること.世界史の教科書をはじめ授業内容に関連する文献を読んでおくこと.参考文献については,毎回,授業で紹介する.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ブリテン諸島の歴史とは |
ブリテン諸島の多様性について理解できる.
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2週 |
「ケルト」問題 |
従来の「ケルト」概念の再考について理解できる.
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3週 |
鉄器時代とローマン・ブリテン |
ブリテン諸島の先史時代について理解できる.
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4週 |
聖人と修道院 |
ブリテン諸島の初期キリスト教時代について理解できる.
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5週 |
ヴァイキング時代 |
ヴァイキングとノルマン人の侵入について理解できる.
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6週 |
「アーサー王」伝説 |
「アーサー王」をめぐる史実と伝説の違いについて理解できる.
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7週 |
百年戦争 |
イングランドとフランスとの戦争について理解できる.
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8週 |
イングランド |
中世イングランドの王国形成史について理解できる.
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験 |
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10週 |
前期中間試験の解答と解説 |
試験の見直しと確認ができる.
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11週 |
ウェールズ |
中世ウェールズの王国形成史について理解できる.
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12週 |
スコットランド |
中世スコットランドの王国形成史と独立戦争について理解できる.
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13週 |
アイルランド |
中世アイルランドの王国形成史について理解できる.
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14週 |
テューダー朝(1) |
バラ戦争とヘンリー8世の宗教改革について理解できる.
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15週 |
前期期末試験 |
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16週 |
前期期末試験の解答と解説 |
試験の見直しと確認ができる.
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後期 |
3rdQ |
1週 |
テューダー朝(2) |
エリザベス1世とメアリー・ステュアートの関係について理解できる.
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2週 |
諸革命の時代 |
ピューリタン革命と名誉革命,産業革命,ジャコバイトの反乱について理解できる.
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3週 |
ヴィクトリア女王の時代 |
ブリテン帝国の成立,ヴィクトリア女王の時代の政治と文学について理解できる.
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4週 |
ブリテン諸島と移民 |
ブリテン諸島における移民の歴史,文化における移民の影響について理解できる.
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5週 |
ブリテン諸島から北アメリカへ |
アイルランド系を中心とした合衆国の移民の歴史について理解できる.
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6週 |
ブリテンとアラブ世界 |
1920年頃のブリテン帝国の植民地,ブリテンの秘密外交について理解できる.
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7週 |
ブリテン諸島と階級社会 |
ブリテンの階級社会,その特色や文化について理解できる.
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8週 |
アイルランドの独立 |
アイルランドがブリテンから独立するまでの歴史について理解できる.
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4thQ |
9週 |
後期中間試験 |
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10週 |
後期中間試験の解答と解説 |
試験の見直しと確認ができる.
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11週 |
ブリテンとインド |
ブリテンの植民地支配からのインドの独立について理解できる.
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12週 |
北アイルランド紛争 |
紛争の背景や紛争解決のための取り組みについて理解できる.
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13週 |
現代のブリテン諸島(1) |
2回にわたって現代史について取り上げる.
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14週 |
現代のブリテン諸島(2) |
2回にわたって現代史について取り上げる.
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15週 |
後期期末試験 |
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16週 |
後期期末試験の解答と解説 |
試験の見直しと確認ができる.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |