到達目標
幼稚園の課題では、身体寸法を理解しながら、空間の計画、図面化、模型化ができるようになる。
また集合住宅のグループ課題では、学生同士の協調設計ができるようになりながら、集まって住む上で問題となるコミュニティづくりを考えながら空間計画、図面化、模型化できるようになる。
小規模公共施設では、米子市の文化公共施設の問題にも目を向け、街の将来について考えながら、建築設計に取り組む。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 コンセプト | 課題内容に対して考え方やコンセプトをよりよくまとめられる | 課題内容に対して考え方やコンセプトをまとめられる | 課題内容に対してコンセプトをあまりまとめられない |
評価項目2 設計 | 課題内容に対してより魅力的な設計としてまとめられる | 課題内容に対して条件通りにほどよく設計をまとめられる | 課題内容に対して設計としてはまとめられる |
評価項目3 プレゼンテーション | 図面や模型の表現を魅力的につくりあげ、口頭発表でもわかりやすく発表できる。 | 図面や模型をある程度上手にまとめられ、口頭でも発表できる。 | 図面や模型として最低限の表現はでき、口頭での発表もなんとかできる。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 A
説明
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学習・教育到達度目標 E
説明
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教育方法等
概要:
本校の教育目標の「基礎力」を養う科目。様々な建築の設計製図演習に取り組むことで、建築計画や建築構造など他専門教科の能力の総合力も養う。特に、3年生では、幼稚園や集合住宅、小規模公共施設など、少しずつ規模の大きな建物の設計も行う。また実際に米子にある敷地での計画のため、特に公共的な施設では、街の公共施設や建築事情にも目を向け、問題意識を持ちながら設計に取り組む。
授業の進め方・方法:
製図の課題ではとにかくたくさん手を動かし、エスキスを重ねて、案を練ること。頭の中だけで考えるのは、もってのほか。
注意点:
また、一つの課題の中でも何度もエスキスチェックや、レポート提出などの通過点があるので、遅れないようについてくること。〆きりに間に合わせて課題を提出するのはもちろんのこと。また終わってからも、自分なりに自分の作品を評価反省し、次回に生かすこと。毎週月曜16時~17時はオフィスアワーとするが、在室時は研究室にて対応する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス+課題説明「幼稚園」 |
授業概要理解+課題理解
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2週 |
課題「幼稚園」事例調べや発表 |
幼稚園事例調べ
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3週 |
課題「幼稚園」敷地見学とレポート |
幼稚園敷地見学とレポート作成
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4週 |
課題「幼稚園」エスキス(コンセプトとプラン) |
コンセプトとプランのエスキス
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5週 |
課題「幼稚園」エスキスチェック1 |
エスキスチェック1受ける
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6週 |
課題「幼稚園」エスキス(プランと全体外観まで) |
プランと全体外観のエスキス
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7週 |
課題「幼稚園」エスキスチェック2 |
エスキスチェック2受ける
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8週 |
前期中間試験 |
課題にて措置
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2ndQ |
9週 |
課題「幼稚園」図面と模型化 |
図面化と模型化
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10週 |
課題「幼稚園」図面と模型化 |
図面化と模型化
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11週 |
課題「幼稚園」図面仕上げ、締め切り |
図面化と模型化
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12週 |
課題「幼稚園」プレゼンテーション |
プレゼンテーションする
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13週 |
課題「集合住宅」事例調べ+発表 |
課題理解と事例調べ
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14週 |
課題「集合住宅」ブレーンストーミング |
プレーンストーミング
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15週 |
課題「集合住宅」エスキス |
コンセプト等エスキス
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16週 |
前期末試験 |
課題にて措置
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後期 |
3rdQ |
1週 |
課題「集合住宅」エスキスチェック1 |
エスキスチェック1受ける
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2週 |
課題「集合住宅」エスキス |
プラン等エスキス
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3週 |
課題「集合住宅」エスキスチェック2 |
エスキスチェック2受ける
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4週 |
課題「集合住宅」図面と模型化 |
図面化と模型化
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5週 |
課題「集合住宅」図面と模型化 |
図面化と模型化
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6週 |
課題「集合住宅」図面締切り 講評会 |
プレゼンテーションする
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7週 |
課題「文化パブリックスペース」課題説明+敷地見学 |
課題理解
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8週 |
後期中間試験 |
課題にて措置
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4thQ |
9週 |
課題「文化パブリックスペース」ブレインストーミング+発表 |
ブレーンストーミング
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10週 |
課題「文化パブリックスペース」エスキス |
コンセプト等エスキス
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11週 |
課題「文化パブリックスペース」エスキスチェック1 |
エスキスチェック1受ける
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12週 |
課題「文化パブリックスペース」エスキス |
プラン等エスキス
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13週 |
課題「文化パブリックスペース」エスキスチェック2 |
エスキスチェック2受ける
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14週 |
課題「文化パブリックスペース」図面と模型化 |
図面化と模型化
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15週 |
課題「文化パブリックスペース」図面と模型化 |
図面化と模型化
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16週 |
学年末試験 講評会 |
プレゼンテーションする
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 設計・製図 | 製図用具の特性を理解し、使用できる。 | 2 | |
線の描き分け(3種類程度)ができる。 | 2 | |
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。 | 2 | |
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。 | 2 | |
図面の種類別の各種図の配置を理解している。 | 2 | |
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。 | 2 | |
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。 | 2 | |
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。 | 1 | |
建築における形態(ものの形)について説明できる。 | 2 | |
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。 | 2 | |
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。 | 2 | |
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。 | 2 | |
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。 | 2 | |
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。 | 1 | 後9 |
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。 | 2 | |
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 20 | 0 | 0 | 80 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 | 0 | 80 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |