概要:
鉄筋コンクリート構造、鉄骨構造の概要を知り、用いられる材料、部材、構法の名前、役割を理解する。
建築学を学ぶ上での基礎的な知識となる科目である。
授業の進め方・方法:
教科書をベースとした、事前学習型の授業を行います。
授業の前の週に、プリントを配布し、授業までにプリントをやってきて、授業ではその確認と、教科書にない部分の説明を行います。
注意点:
試験では、プリントと教科書にない部分の説明から出題します。
教科書にない部分は板書や口頭による説明となりますので、各自ノートに記録し、試験前には整理すると良いと思います。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 材料 | 建築材料の変遷や発展について説明できる。 | 2 | 前1 |
建築材料の規格・要求性能について説明することができる。 | 1 | 前3,前4,前5,後5 |
セメントの製造方法(廃棄物の利用も含む)について説明できる。 | 2 | 前4 |
セメントの種類・特徴について説明できる。 | 2 | 前4 |
コンクリート用軽量骨材があることを知っている。 | 1 | 前4 |
混和材(剤)料の種類(例えばAE剤と減水剤、フライアッシュやシリカフュームなど)をあげることができる。 | 1 | 前6 |
コンクリートの調合のうち、水セメント比の計算ができる。 | 3 | 前6 |
スランプ、空気量について、強度または、耐久性の観点でその影響について説明できる。 | 2 | 前5 |
コンクリートの強度(圧縮、引張、曲げ、せん断)の関係について説明できる。 | 2 | 前5 |
耐久性(例えば中性化、収縮、凍害、塩害など)について現象名をあげることができる。 | 2 | 前5 |
各種(暑中・寒中など)・特殊(水密、高強度など)コンクリートの名称をあげることができる。 | 1 | 前5 |
コンクリート製品(ALC、プレキャストなど)の特徴について説明できる。 | 1 | 後2,後15 |
鋼材の耐久性(腐食、電食、耐火など)の現象と概要について説明できる。 | 2 | 後5 |
鋼材の応力~ひずみ関係について説明でき、その特異点(比例限界、弾性限界、上降伏点、下降伏点、最大荷重、破断点など)の特定と性質について説明できる。 | 2 | 後5 |
建築用構造用鋼材の種類(SS、SM、SNなど)・性質について説明できる。 | 2 | 後4 |
建築用鋼製品(丸鋼・形鋼・板など)の特徴・性質について説明できる。 | 2 | 前3 |
非鉄金属(アルミ、銅、ステンレスなど)の分類、特徴をあげることができる。 | 1 | 後14 |
構造 | 建築構造の成り立ちを説明できる。 | 2 | 前1 |
建築構造(W造、RC造、S造、SRC造など)の分類ができる。 | 3 | 前1 |
弾性状態における応力とひずみの定義、力と変形の関係を説明でき、それらを計算できる。 | 1 | 前3 |
骨組構造物に作用する荷重の種類について説明できる。 | 1 | 前11 |
ラーメンやその種類について説明できる。 | 2 | 前1,後2 |
S造の特徴・構造形式について説明できる。 | 2 | 後3 |
鉄筋コンクリート造(ラーメン構造、壁式構造、プレストレストコンクリート構造など)の特徴・構造形式について説明できる。 | 2 | 前2 |
施工・法規 | 継手(重ね、圧接、機械式、etc.)の仕組みについて説明できる。 | 1 | 前14 |
定着の仕様とメカニズムについて説明できる。 | 1 | 前13 |
かぶりの必要性、かぶり厚さの基準・仕様・法令について説明できる。 | 2 | 前15 |
使用材料の試験・管理値について説明できる。 | 1 | 前15 |
生コンの発注について説明できる。 | 1 | 前6 |
法の体系について説明できる。 | 1 | 前1 |