概要:
この講義は、本校の教育目標のうち「社会と自らを高める発展力」を養う科目である。具体的には、多人種・多文化社会として成り立つイギリス社会が抱える問題を歴史的な文脈から考察する。
授業の進め方・方法:
講義形式およびグループワークで授業を進め、適宜プリントを配布する。
また,次のような自学自習を60時間以上行うこと.
・授業内容を理解するため,予め配布したプリントで予習する.
・授業内容の理解を深めるため,復習を行う.
・課題を与えるので,レポートを作成する.
・定期試験の準備を行う.
注意点:
質問がある場合は、休憩時間か、火曜日16時-17時をオフィスアワーとするので、研究室に来ること。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業ガイダンス・「ヒトの移動」のイメージを掴む |
「ヒトの移動」という言葉が持つイメージを捉えなおし、問題点が何かを考えられる。
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2週 |
現代社会の「ヒトの移動」を巡る諸問題 |
現代社会の移民・難民問題について、日本や他の地域の取り組みを理解し、問題点を考えられる。
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3週 |
多民族・多文化社会イギリス |
現在のイギリス社会の多民族・多文化の側面について理解し、あらゆる問題に知識を活用できる。
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4週 |
イギリス帝国の発展 |
イギリス帝国の発展について理解できる。
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5週 |
イギリス帝国と「ヒトの移動」 |
イギリス帝国の発展について「ヒトの移動」の観点から読み解ける。
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6週 |
イギリス帝国の変容と国籍の議論① |
イギリス帝国の変容のなかで国籍についてどのように議論されてきたのかを理解できる。
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7週 |
イギリス帝国の変容と国籍の議論② |
イギリス帝国の変容のなかでの国籍の議論に関する問題点を知識を活用し考察できる。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
移民法の制定① |
第二次世界大戦後のイギリスでの移民法の展開を理解できる。
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10週 |
移民法の制定② |
第二次世界大戦後のイギリスでの移民法の展開に関する問題点を知識を活用し考察できる。
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11週 |
人種関係法の制定 |
第二次世界大戦後のイギリスでの人種関係法の展開について理解し、知識を活用して問題点を考察できる。
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12週 |
移民の流入と住宅問題 |
イギリスの住宅事情と人種差別との関係を史料を用いて考察できる。
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13週 |
移民の流入と教育問題① |
イギリスの公教育の変遷と人種差別との関係を理解できる。
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14週 |
移民の流入と教育問題② |
イギリスの公教育の変遷と人種差別との関係を、史料を用いて考察できる。
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15週 |
移民とメディアの関係 |
イギリスのメディアと人種差別の関係を史料を用いて考察できる。
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16週 |
期末試験 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。 | 3 | 後2 |
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | 後4,後5,後6,後7 |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | 後4,後5,後6,後7 |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | 後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | 後2 |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | 後3,後4,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |