到達目標
1)水・空気・光・熱に関する基本性質を理解することができる
2)建築設備で用いられる専門用語を理解することができる
3)建築設備の計画に必要な知識を理解し算定することができる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 水・空気・光・熱に関する基本性質を理解できる | 水・空気・光・熱に関する基本性質をある程度理解できる | 水・空気・光・熱に関する基本性質を理解できない |
評価項目2 | 建築設備で用いられる専門用語を理解できる | 建築設備で用いられる専門用語をある程度理解できる | 建築設備で用いられる専門用語を理解できない |
評価項目3 | 建築設備の計画に必要な知識を理解し算定できる | 建築設備の計画に必要な知識をある程度理解し算定できる | 建築設備の計画に必要な知識を理解し算定することができない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 A-2
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JABEE d09
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JABEE d13
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教育方法等
概要:
この講義は、教育目標のうち「基礎力」を養う科目である。
建築設備は、健康性と快適性を有し、利便性と安全性の高い空間を実現するための設備システムを検討する学問である。本講では、空気調和設備、給排水・衛生設備、電気設備について学習する。この科目は企業で設計を担当していたものが、その経験を活かして講義形式で授業を行う。
授業の進め方・方法:
座学と演習を行う。近年では、高度情報化社会に対応した設備や、省エネルギーに関する設備などが開発されており、様々な設備が建物の付属品としてではなく、建物と一体化して我々の生活を支援している。建築家は器となる建物だけを計画し、設備のことは電気や機械の技術者に任せておけばよいというわけにはいかない。
注意点:
次のような自学自習を60時間以上行うこと。
・授業内容を理解するため、予め教科書等で予習する。
・授業内容の理解を深めるため復習する。
・授業内容を参考に、演習課題およびレポート作成に取り組む。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
建築設備の概要、地球環境・都市と建築設備 |
自然再生可能エネルギー(例えば、風力発電、太陽光発電、太陽熱温水器など)の特徴について説明できる。 エネルギー削減に関して建築的手法(建築物の外皮(断熱、窓など))を適用することができる。 建築設備(配線・管、配線・管スペース、施工法など)を、設備(自然環境・電気・空調・給排水の分野)計画に適用できる。
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2週 |
空気調和設備の計画と方式 |
室内環境基準について説明できる。 空気調和方式について説明できる。
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3週 |
空調負荷の算定 |
熱負荷計算法について説明できる。
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4週 |
演習 |
熱負荷計算法について説明できる。 必要換気量について計算できる。
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5週 |
湿り空気線図の使い方 |
空気線図、空気の状態値について説明できる。
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6週 |
空気調和設備の熱源 |
熱源方式について説明できる。 省エネルギー(コジェネレーション等を含む)について説明できる。
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7週 |
空気調和設備の機器 |
空気調和方式について説明できる。
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8週 |
中間試験 |
中間試験までの内容を修得すること。
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4thQ |
9週 |
給水設備、給湯設備 |
給水方式について説明できる。 使用水量について把握できる。 給湯方式について説明できる。
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10週 |
排水設備、衛生器具設備 |
敷地内外の分流式・合流式排水方式について説明できる。 浄化槽について説明できる。 衛生器具について説明できる。
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11週 |
給排水配管の決定方法 |
給排水管の管径の決定方法について知っている。
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12週 |
消火設備、防災設備 |
消火設備について説明できる。 排煙設備について説明できる。 火災報知設備について説明できる。
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13週 |
電気設備 |
受変電・幹線設備について説明できる。 動力設備について説明できる。 明・コンセント設備について説明できる 情報・通信設備について説明できる。
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14週 |
演習 |
給排水管の管径の決定方法について知っている。
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15週 |
期末試験(課題による) |
期末試験までの内容を修得すること。
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16週 |
振り返り |
試験結果を踏まえ、学習した内容について課題を認識して修正する。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 環境・設備 | 給水方式について説明できる。 | 2 | 後9 |
使用水量について把握できる。 | 2 | 後9 |
給排水管の管径の決定方法について知っている。 | 2 | 後12,後13 |
給湯方式について説明できる。 | 2 | 後10 |
敷地内外の分流式・合流式排水方式について説明できる。 | 2 | 後11 |
浄化槽について説明できる。 | 2 | 後11 |
衛生器具について説明できる。 | 2 | 後11 |
室内環境基準について説明できる。 | 2 | 後2 |
熱負荷計算法、空気線図、空気の状態値について説明できる。 | 2 | 後3,後4,後5 |
空気調和方式について説明できる。 | 2 | 後2,後7 |
熱源方式について説明できる。 | 2 | 後6 |
必要換気量について計算できる。 | 2 | 後4 |
受変電・幹線設備について説明できる。 | 2 | 後15 |
動力設備について説明できる。 | 2 | 後15 |
照明・コンセント設備について説明できる。 | 2 | 後15 |
情報・通信設備について説明できる。 | 2 | 後15 |
消火設備について説明できる。 | 2 | 後14 |
排煙設備について説明できる。 | 2 | 後14 |
火災報知設備について説明できる。 | 2 | 後14 |
自然再生可能エネルギー(例えば、風力発電、太陽光発電、太陽熱温水器など)の特徴について説明できる。 | 2 | 後1 |
エネルギー削減に関して建築的手法(建築物の外皮(断熱、窓など))を適用することができる。 | 2 | 後1 |
建築設備(配線・管、配線・管スペース、施工法など)を、設備(自然環境・電気・空調・給排水の分野)計画に適用できる。 | 2 | 後1 |
省エネルギー(コジェネレーション等を含む)について説明できる。 | 2 | 後6 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |