CAD・CG

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 CAD・CG
科目番号 0061 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 配付プリント・ソフトウエアのガイドブック等
担当教員 高増 佳子,畑中 友

到達目標

・VectorWorksを用いて、2次元図面を作成できる。
・VectorWorksとRenderWorksを用いて、2次元図面を元に3次元データを作成できる。
・レンダリング及びアニメーションなどの様々なデータを組み合わせたビジュアル表現を使いこなし、プレゼンテーション資料を作成することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1VectorWorksを用いて、2次元図面を適切に作成できる。VectorWorksを用いて、2次元図面を作成できる。VectorWorksを用いて、2次元図面を作成できない。
評価項目2VectorWorksとRenderWorksを用いて、2次元図面を元に3次元データを適切に作成できる。VectorWorksとRenderWorksを用いて、2次元図面を元に3次元データを作成できる。VectorWorksとRenderWorksを用いて、2次元図面を元に3次元データを作成できない。
評価項目3・レンダリング及びアニメーションなどの様々なデータを組み合わせたビジュアル表現を使いこなし、プレゼンテーション資料を適切に作成することができる。・レンダリング及びアニメーションなどの様々なデータを組み合わせたビジュアル表現を使いこなし、プレゼンテーション資料を作成することができる。・レンダリング及びアニメーションなどの様々なデータを組み合わせたビジュアル表現を使いこなし、プレゼンテーション資料を作成することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1 説明 閉じる
JABEE c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本校の教育目標の「基礎力」を養う科目。コンピュータを利用した建築設計描画のより高度な技術習得。2DCAD図面作成能力のマスターと3DCADを駆使したレンダリングやアニメーションなど高度な建築CAD能力の基本操作習得も目標とする。個人所有のノートパソコンも使うことから、機器そのものの活用能力も習得する。この科目は、デザイン会社でCADを使って空間デザインを担当していた教員が、その経験を活かして、実務でも必要なCAD能力について講義の中で解説する。
授業の進め方・方法:
授業は基本的に、ソフトウエアの技術的な解説は作成画面のpdf資料で行い、演習は持参したノートパソコンを使用して行う。授業中に作図しきれなかった分は宿題とする。
注意点:
本科目で習得した技術を設計製図の課題に積極的に応用することを勧める。 個人所有のノートパソコンであるため、日々自分の道具として使いこなし、管理には十分気をつけること。毎週月曜16時~17時はオフィスアワーとするが、在室時は研究室にて対応する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス パソコンの基本操作を理解する
2週 ノートパソコン+CADソフトガイダンス CADソフトの概要を理解する
3週 データ移動+保存 CADソフトの基本操作を理解する
4週 建築の2DCAD 演習(敷地図) 2DCADを用いた敷地図の作図方法を理解する
5週 建築の2DCAD 演習(敷地図) 2DCADを用いた敷地図を作図できる
6週 建築の2DCAD 演習(平面図2)  2DCADを用いた平面図の作図方法を理解する
7週 建築の2DCAD 演習(平面図3) 2DCADを用いた平面図を作図できる
8週 建築の2DCAD 演習(平面図4) 2DCADを用いた平面図を作図できる
2ndQ
9週 建築の2DCAD 演習(平面図5) 2DCADを用いた平面図を作図できる
10週 中間試験(試験せず、課題提出で代替措置)
11週 建築の2DCAD 演習(仕上げ) 2DCADを用いた敷地図および平面図の仕上げ作業ができる
12週 3DCADモデリング 演習(モデリング基本操作1) 3DCADを用いたモデリング 方法を理解する
13週 3DCADモデリング 演習(モデリング基本操作2) 3DCADを用いたモデリング 方法を理解する
14週 3DCADモデリング 演習(壁) 3DCADを用いたモデリング ができる(壁)
15週 3DCADモデリング 演習(床などスラブ) 3DCADを用いたモデリング ができる(床などスラブ)
16週 前期期末試験 なし
後期
3rdQ
1週 3DCADモデリング 演習(サッシュ等) 3DCADを用いたモデリング ができる(サッシュ等)
2週 3DCADモデリング 演習(家具等) 3DCADを用いたモデリング ができる(家具等)
3週 3DCADモデリング 演習(色つけ)  3DCADを用いたモデリング ができる(色つけ)
4週 3DCADモデリング 演習(レイアウト仕上げ) 3DCADを用いてモデリングしたデータをプレゼンボードにレイアウトできる
5週 3DCADレンダリング 演習(基本操作・画面登録) 3DCADを用いたレンダリング方法を理解する
6週 3DCADレンダリング 演習(テクスチュア・照明) 3DCADを用いたレンダリングができる(テクスチュア・照明)
7週 3DCADレンダリング 演習(オリジナルテクスチュア・仕上げ) 3DCADを用いたレンダリングができる(オリジナルテクスチュア・仕上げ)
8週 中間試験(試験せず、課題提出で代替措置)
4thQ
9週 建築レンダリング+アニメーション 演習(基本操作) 3DCADを用いたアニメーションの作成方法を理解する
10週 建築レンダリング+アニメーション 演習(応用) 3DCADを用いたアニメーションの作成方法を理解する
11週 建築レンダリング+アニメーション 演習(アニメーション作成) 3DCADを用いたアニメーションを作成できる
12週 オリジナル建築課題の総合プレゼンテーション作成(BIMの可能性) 演習で習得した手法も用いて、プレゼンテーション資料を作成できる
13週 オリジナル建築課題の総合プレゼンテーション作成 演習で習得した手法も用いて、プレゼンテーション資料を作成できる
14週 オリジナル建築課題の総合プレゼンテーション作成 演習で習得した手法も用いて、プレゼンテーション資料を作成できる
15週 学年末試験 なし
16週 プレゼンテーションまとめ 作成した資料を用いてプレゼンテーションができる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。3前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。3前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000