建築意匠論

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 建築意匠論
科目番号 0063 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書は特に指定せず、適宜プリントを配布する。
担当教員 高増 佳子

到達目標

1.建築作品の外観デザインや空間構成の特徴を理解し、説明できる。
2.建築作品と文化的特徴との関連性を理解し、説明できる。
3.現代建築の全体的な特徴や流れを理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
外観デザインや空間構成の特徴について建築作品の外観デザインや空間構成をわかりやすく説明できる。建築作品の外観デザインや空間構成について、説明できる。建築作品の外観デザインや空間構成について説明できない。
文化的特徴との関連性の理解について建築作品と文化的特徴との関連性をよく理解し、わかりやすく説明できる。建築作品と文化的特徴との関連性を理解し、説明できる。建築作品と文化的特徴との関連性を理解できず、説明できない。
現代建築の全体的な特徴や流れについて現代建築の全体的な特徴や流れをよく理解し、わかりやすく説明できる。現代建築の全体的な特徴や流れを理解し、説明できる。現代建築の全体的な特徴や流れを理解できず、説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-4 説明 閉じる
JABEE d02 説明 閉じる
JABEE d03 説明 閉じる
JABEE d12 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代建築は、日々新しい思想や意匠を持った建築が生み出されており、その背景となる時代の文化的側面との関連性も無視できない。ここでは、建築家の思想から外観デザインや空間構成などの建築的特徴を理解し、さらに多様な文化的特徴との関連性にも触れる。文化的特徴とは、美術、写真、映画、舞台、ファッション、広告、コンピュータ、編集、笑いなどである。この科目はデザイン会社で空間デザインを担当していた教員が、その経験を活かした内容として、特に広告の部分など講義する。
授業の進め方・方法:
授業では、できるだけビジュアルに分かりやすい写真や動画などを参考として紹介しながら、説明していく。
配布プリントはなく、板書もあまりしないので、自分で適宜メモを取るようにすること。
 また,次のような自学自習を60時間以上行うこと.
 ・授業内容を理解するため,普段から最新の建築系雑誌等を読んで予習しておく。.
 ・授業内容の理解を深めるため,復習を行う.
 ・課題を与えるので,レポートを作成する.
 ・定期試験の準備を行う.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 現代建築 概論1
戦後70年日本の建築
現代建築の特に日本の全体的な特徴や流れを理解する
2週 現代建築 概論2
コンペの歴史
現代建築で話題となったコンペティションから、世界の建築の特徴や流れを理解する
3週 美術と建築1
日本において
日本での美術と建築の特徴や流れを理解する
4週 美術と建築2
世界において
世界での美術と建築の特徴や流れを理解する
5週 美術と建築3
米子において
米子での美術と建築の特徴や流れを理解する
6週 写真と建築 写真と建築の特徴や流れを理解する
7週 映画と建築 映画と建築の特徴や流れを理解する
8週 後期中間試験 レポート課題にて措置
4thQ
9週 ファッションと建築 ファッションと建築の特徴や流れを理解する
10週 舞台と建築 舞台と建築の特徴や流れを理解する
11週 コンピュータと建築 コンピュータと建築の特徴や流れを理解する
12週 広告と建築 広告と建築の特徴や流れを理解する
13週 編集と建築 編集と建築の特徴や流れを理解する
14週 笑いと建築 笑いと建築の特徴や流れを理解する
15週 学年末試験 現代建築の文化的特徴との関連性などを理解しながら説明できる
16週 テスト返しの振り返りと現代建築総集編 全体を振り返り、理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史モデュールについて説明できる。3後4,後8,後13,後16
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。3後1,後2,後3,後5,後8,後15,後16
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。3前11,前16
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。3前9,前10,前16,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8
建築計画・設計の手法一般について説明できる。3前2,前3,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前16,後9,後10,後16
日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。3前4,前5,前6,前7,前8,前12,前13,前14,前15,前16

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力200000020
専門的能力2000030050
分野横断的能力300000030