概要:
クラスを前期では2つ,後期では3つのグループに分けて,情報処理演習(C言語およびCAD),土質実験,構造・材料実験,環境化学実験の4つの実験実習を
行う.(1)情報処理演習ではC言語のプログラミングおよびCADの演習を行う.(2)土質実験では土の物理特性,安定化などに関する実験を行う.(3) 構造・材料実験ではコンクリートや鋼材に関する各種試験を行う. (4)環境化学では,水質指標の定量分析と環境微生物の測定を行う.
この本科目は,アグリエンジニアリング教育,レジリエントマネジメント教育の対応科目である.
(科目情報)
授業時間 78時間
AE科目/RM科目
授業の進め方・方法:
実験ではコンクリートや鋼材に関する各種試験を行う.(1)情報処理演習では,C言語およびCADによるモデリングを行う.(2)土質実験では,前期に土の物理特性,安定化などに関する実験,後期に土の強度試験を行う. (4)環境化学では,水質指標の代表としてpH, DO, BOD, COD, TOCの定量分析および微生物の分離培養と計数手法について学ぶ.
(評価について)
達成目標の(1)~(7)について5つの実験実習におけるレポートと取組み状況で評価する.次の評価式で総合評価が60点以上を合格とする.
総合評価=前期評価と後期評価の平均
各期評価=Σ{(課題・レポートの平均)×0.8+(取組み状況の平均)×0.2}÷テーマ数
(再試験について)
再試験は実施しない.
注意点:
(履修上の注意)
実験機器や薬品の取り扱い,作業の安全に注意する.関連科目の予習・復習を十分に行って実験実習に臨むこと.
(自学上の注意)
受講前に教科書や構造実験指導書を自宅で読み,実験の目的や手順を整理する.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
A班:C言語プログラミング① B班:安全教育,物理試験Ⅰ |
A班:複数のデータやアドレスを扱うプログラムを作成できる. B班:含水比試験,密度試験が理解できる.
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2週 |
A班:安全教育,物理試験Ⅰ B班:C言語プログラミング① |
A班:含水比試験,密度試験が理解できる. B班:複数のデータやアドレスを扱うプログラムを作成できる.
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3週 |
A班:C言語プログラミング② B班:物理試験Ⅱ |
A班:ファイル操作を扱うプログラムを作成できる. B班:湿潤・砂置換密度試験が理解できる.
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4週 |
A班:物理試験Ⅱ B班:C言語プログラミング② |
A班:湿潤・砂置換密度試験が理解できる. B班:ファイル操作を扱うプログラムを作成できる.
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5週 |
A班:C言語プログラミング③ B班:物理試験Ⅲ |
A班:専門分野に関するプログラムを作成できる. B班:液・塑性限界試験が理解できる.
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6週 |
A班:物理試験Ⅲ B班:C言語プログラミング③ |
A班:液・塑性限界試験が理解できる. B班:専門分野に関するプログラムを作成できる.
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7週 |
A班:CAD演習① B班:物理試験Ⅳ |
A班:CADの基本的な操作ができる. B班:粒度試験が理解できる.
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8週 |
A班:物理試験Ⅳ B班:CAD演習① |
A班:粒度試験が理解できる. B班:CADの基本的な操作ができる.
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験 |
実施しない
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10週 |
A班:CAD演習② B班:安定化試験 |
A班:描きたいオブジェクトをモデリングできる. B班:締固め試験が理解できる.
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11週 |
A班:安定化試験 B班:CAD演習② |
A班:締固め試験が理解できる. B班:描きたいオブジェクトをモデリングできる.
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12週 |
A班:CAD演習③ B班:透水試験 |
A班:表現やレイアウトについて理解できる. B班:定水位・変水位透水試験が理解できる.
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13週 |
A班:透水試験 B班:CAD演習③ |
A班:定水位・変水位透水試験が理解できる. B班:表現やレイアウトについて理解できる.
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14週 |
実験の総括,レポート作成 |
前期の実験の総括とレポート作成をする.
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15週 |
前期末試験 |
実施しない
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16週 |
試験解説 |
実施しない
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後期 |
3rdQ |
1週 |
A班:強度試験Ⅰ B班:打設 C班:実験器具の使い方, pH, DO, BODの測定 |
A班:改良土供試体作製が理解できる. B班:練混ぜ,打設 C班:環境化学で基本となる手分析と機器分析の方法を学ぶ
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2週 |
A班:打設 B班:実験器具の使い方, pH, DO, BODの測定 C班:強度試験Ⅰ |
A班:練混ぜ,打設 B班:環境化学で基本となる手分析と機器分析の方法を学ぶ C班:改良土供試体作製が理解できる.
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3週 |
A班:実験器具の使い方, pH, DO, BODの測定 B班:強度試験Ⅰ C班:打設 |
A班:環境化学で基本となる手分析と機器分析の方法を学ぶ B班:改良土供試体作製が理解できる. C班:練混ぜ,打設
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4週 |
A班:物理試験Ⅴ B班:強度試験 C班:COD, TOCの定量分析 |
A班:砂の最小・最大密度試験が理解できる. B班:強度試験,非破壊試験 C班:環境化学で基本となる手分析と機器分析の方法を学ぶ
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5週 |
A班:強度試験 B班:COD, TOCの定量分析 C班:物理試験Ⅴ |
A班:強度試験,非破壊試験 B班:環境化学で基本となる手分析と機器分析の方法を学ぶ C班:砂の最小・最大密度試験が理解できる.
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6週 |
A班:COD, TOCの定量分析 B班:物理試験Ⅴ C班:強度試験 |
A班:環境化学で基本となる手分析と機器分析の方法を学ぶ B班:砂の最小・最大密度試験が理解できる. C班:強度試験,非破壊試験
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7週 |
A班:強度試験Ⅱ B班:セメント,骨材 C班:微生物の分離培養 |
A班:土の一面せん断試験が理解できる. B班:セメント,骨材試験 C班:微生物の分離培養方法を学ぶ
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8週 |
A班:セメント,骨材 B班:微生物の分離培養 C班:強度試験Ⅱ |
A班:セメント,骨材試験 B班:微生物の分離培養方法を学ぶ C班:土の一面せん断試験が理解できる.
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4thQ |
9週 |
後期中間試験 |
実施しない
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10週 |
A班:微生物の分離培養 B班:強度試験Ⅱ C班:セメント,骨材 |
A班:微生物の分離培養方法を学ぶ B班:土の一面せん断試験が理解できる. C班:セメント,骨材試験
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11週 |
A班:強度試験Ⅲ B班:鋼材,配合 C班:微生物の計数 |
A班:改良土の一軸圧縮試験が理解できる. B班:鋼材引張,配合設計 C班:微生物の計数方法を学ぶ
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12週 |
A班:鋼材,配合 B班:微生物の計数 C班:強度試験Ⅲ |
A班:鋼材引張,配合設計 B班:微生物の計数方法を学ぶ C班:改良土の一軸圧縮試験が理解できる.
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13週 |
A班:微生物の計数 B班:強度試験Ⅲ C班:鋼材,配合 |
A班:微生物の計数方法を学ぶ B班:改良土の一軸圧縮試験が理解できる. C班:鋼材引張,配合設計
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14週 |
実験の総括,レポート作成 |
後期の実験の総括とレポート作成をする.
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15週 |
学年末末試験 |
実施しない
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16週 |
試験解説 |
実施しない
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | 前9 |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 製図 | CADソフトウェアの機能を説明できる。 | 4 | 前1,前2 |
図形要素の作成と修正について、説明できる。 | 4 | 前3,前4 |
画層の管理を説明できる。 | 4 | 前5,前6 |
分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | 骨材のふるい分け試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
骨材の密度、吸水率試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
コンクリートのスランプ試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
コンクリートの空気量試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
コンクリートの強度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
土粒子の密度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
液性限界・塑性限界試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
粒度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
透水試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
突固めによる土の締固め試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
一軸圧縮試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 後11,後12,後13 |
DO、BODに関する実験について理解し、実験ができる。 | 4 | 前9 |
pHに関する実験について理解し、実験ができる。 | 4 | 前9 |