到達目標
1.音・光・熱環境の測定方法や簡単な解析ができる。
2.建築材料の基礎物性や強度について体験的な理解を深め,解析ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 音・光・熱環境の測定方法を理解し,結果を解析することかでき,内容の濃い報告書が提出できる | 音・光・熱環境の測定方法を理解し,結果を解析することかでき,報告書が提出できる | 音・光・熱環境の測定方法が理解できず,報告書か提出できない |
評価項目2 | 建築材料の物性・強度に関わる実験法を理解し結果の解析ができ,内容の濃い報告書が提出できる | 建築材料の物性・強度に関わる実験法を理解し結果の解析ができ,報告書が提出できる | 建築材料の物性・強度に関わる実験法を理解しできず,報告書が提出できない |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 D
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学習・教育到達度目標 E
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JABEE d-2
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JABEE d-3
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JABEE i
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教育方法等
概要:
建設現場において優れた技術者となるために,実務に役立つ基礎技術やJIS規格の重要 な実験方法を修得する。
音・光・熱環境などの基礎理論に基づく実験方法を修得し,快適で安全な建築空間形成 の方策を学び,建築材料 や測定機器に自分の手で触れ確認することができる。実験報 告書を通じて,データを正確に解析し,工学的に考察する能力を身につけることができる。
授業の進め方・方法:
クラス全体を2つのコース(材料コース,環境コース)に分け,前期と後期でコースを交替する。
オリジナルのテキストを用いて実験・演習を行い,各コース共に10回程度のレポート(報告書)を課す。
定期試験は行わず,レポートの評点の平均が,各コースともに60点以上で合格とし,合格の場合,レポート評点90%+実習態度等の平常点10%を最終評価とする。不合格の場合は,レポートの再提出,追加課題等を課す。
なお,到達度目標はD50%,E50%である。
前関連科目:建築材料,建築環境工学1 後関連科目:コンクリート工学特論,建築設備1
注意点:
実験作業に適した汚れても良い服装とし,スリッパ・サンダル履きは厳禁とする。
作業や機器類の操作は教員の指示確認に従い,安全第一とする。
電卓,ノート,筆記用具を必ず持参すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
材料コース実験ガイダンス |
実験の概要・諸注意が理解できる。
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2週 |
セメントに関する実験 |
セメントの密度を計算でき,安定性の判別,強度増進曲線が作成でき,報告書にまとめることができる
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3週 |
セメントに関する実験 |
同上
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4週 |
セメントに関する実験 |
同上
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5週 |
セメントに関する実験 |
同上
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6週 |
セメントに関する実験 |
同上
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7週 |
セメントに関する実験 |
同上
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8週 |
骨材に関する実験 |
量・粗粒率を計算でき,報告書にまとめることができる
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2ndQ |
9週 |
骨材に関する実験 |
同上
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10週 |
骨材に関する実験 |
同上
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11週 |
骨材に関する実験 |
同上
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12週 |
コンクリートに関する実験 |
コンクリートの圧縮強度増進曲線を作成し,その傾向を考察でき,報告書にまとめることができる
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13週 |
コンクリートに関する実験 |
同上
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14週 |
コンクリートに関する実験 |
同上
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15週 |
コンクリートに関する実験 |
同上
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16週 |
前期末試験は実施しない |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
環境コース実験ガイダンス |
実験概要が理解できる
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2週 |
音環境の測定(騒音) |
道路交通騒音の測定法が理解できる
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3週 |
音環境の測定(騒音) |
道路交通騒音の測定結果から評価法が理解できる
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4週 |
音環境の測定(室内音響) |
明瞭度試験方法が理解できる
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5週 |
音環境の測定(室内音響) |
明瞭度試験結果を分析することができる
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6週 |
音環境の測定(レポート作成) |
音環境の測定結果を分析し,報告書にまとめることができる
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7週 |
光環境の測定(昼光率) |
立体角投射率による昼光率が計算できる
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8週 |
光環境の測定(昼光率) |
照度測定から昼光率が算定でき,前回の結果と比較して報告書をまとめることができる
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4thQ |
9週 |
光環境の測定(レポート作成) |
光環境の測定・計算結果を分析し,報告書にまとめることができる
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10週 |
熱・空気環境の測定(室内気候の測定) |
温湿度測定法と体感指標計算ができる
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11週 |
熱・空気環境の測定(空気環境の測定) |
換気量計算ができる
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12週 |
熱・空気環境の測定(レポート作成) |
熱・空気環境の測定結果を分析し,報告書にまとめることができる
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13週 |
熱・空気環境の測定(UA値) |
既存図面からUA値の計算が理解できる
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14週 |
熱・空気環境の測定(UA値) |
基準UA値になるよう設計変更ができる
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15週 |
熱・空気環境の測定(UA値) |
UA値計算結果を報告書にまとめることができる
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16週 |
後期末試験は実施しない |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術 | 工学実験技術 | 実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | 前2,後1 |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | 前2,後1 |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | 後6,後9,後12,後15 |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | 後6,後9,後12,後15 |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | 後6,後9,後12,後15 |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 4 | 前1 |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 4 | 前2 |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 4 | 後2 |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 4 | 後6,後9,後12,後15 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 建築系分野(実験・実習能力) | 建築系分野(実験・実習能力) | 実験の目的と方法を説明できる。 | 4 | 前1 |
建築に用いる構造材料(例えば木、コンクリート、金属など)の物理的特性を実験により明らかにすることができる。 | 4 | 前2,前3,前4,前8,前9,前10 |
実験結果を整理し、考察できる。 | 4 | 前7,前11 |
実験の目的と方法を説明できる。 | 4 | 後2,後4,後5,後7,後10,後11,後13 |
建築を取巻く環境(例えば音、光、温度、湿度、振動など)を実験により把握できる。 | 4 | 後3,後5,後8,後10,後11,後14 |
実験結果を整理し、考察できる。 | 4 | 後6,後9,後12,後15 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 10 | 90 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 10 | 90 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |