到達目標
1.木質構造の材料特性、構造的特徴を説明できる。
2.建築基準法と住宅性能表示の位置付けを説明できる。
3.壁量計算等によって2階建て住宅の構造安全性を評価できる。
4.部材の断面設計ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
木質構造の材料特性、構造的特徴 | 木質構造の材料特性、構造的特徴を十分に理解し、明確に説明できる。 | 木質構造の材料特性、構造的特徴を概ね理解し、説明できる。 | 木質構造の材料特性、構造的特徴を説明できない。 |
建築基準法と住宅性能表示の位置付け | 建築基準法と住宅性能表示の位置付けを十分に理解し、明確に説明できる。 | 建築基準法と住宅性能表示の位置付けを概ね理解し、説明できる。 | 建築基準法と住宅性能表示の位置付けを説明できない。 |
壁量計算等による2階建て住宅の構造安全性 | 2階建て住宅の構造安全性を壁量計算で評価できる。 | 2階建て住宅の構造安全性を壁量計算で概ね評価できる。 | 2階建て住宅の構造安全性を壁量計算で評価できない。 |
部材の断面設計 | 許容応力度に基づいた断面設計を十分に理解し、計算できる。 | 許容応力度に基づいた断面設計を概ね理解し、計算できる。 | 許容応力度に基づいた断面設計を理解できず、計算できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 D
説明
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JABEE d-1
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教育方法等
概要:
この授業では、主に木造住宅を題材として授業を進めていく。2階建て以下の木造住宅は、ほとんどが壁量計算と呼ばれる手法で構造安全性の検証が行われていることから、その手法を修得する。構造計算が必要となる場合もあるので、許容応力度計算を修得する。
授業の進め方・方法:
講義と演習を合わせて進めていく。
合否判定:2回の定期試験(前期中間50%+前期末50%)の平均が60点以上を合格とする。
最終評価:合否判定点+その他の評価点(±10点)
その他の評価点:マイナス(居眠り、授業以外のことをする、私語・授業を妨げる発言)
プラス(ノートをしっかり取っている、積極的な授業への取り組み))
(ただし,最終評価の最高点は100点,最低点は60点とする.)
前関連科目:建築構造力学 1,2 、建築法規 後関連科目:建築設計演習4
注意点:
演習課題で、しっかりと木質構造の重要事項を理解すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
木質構造の種類と特徴 |
木質構造の各種構法についてまとめることができる。
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2週 |
木材の基礎的特性 |
木質材料の特徴についてまとめることができる。
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3週 |
製材と木質材料 |
木材から作られる、製品についてまとめることができる。
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4週 |
木質構造の構造計画 |
構造計画の考え方についてまとめることができる。
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5週 |
木質構造の構造計画 |
住宅に作用する荷重についてまとめることができる。
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6週 |
木質構造の法的規制 |
木質構造関係の法律や規定が理解できる。
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7週 |
木造住宅における各部位の構法 |
基礎、軸組み、小屋組み、床組み、階段、開口部の構造についてまとめることができる。
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8週 |
中間試験実施する |
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4thQ |
9週 |
2階建て住宅の壁量計算 |
建築基準法と住宅性能表示による必要壁量が求められる。
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10週 |
2階建て住宅の壁量計算 |
建築基準法と住宅性能表示による充足率、壁率が求められる。
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11週 |
2階建て住宅の壁量計算 |
剛性率、偏心率が求められる。
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12週 |
部材の許容応力度計算 |
材料の許容応力が理解でき、外力によって生じる部材応力度が計算できる。
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13週 |
床の設計 |
床に作用する荷重に対して設計ができる。
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14週 |
木材の継手と仕口の設計 |
接合の種類とその設計について理解できる。
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15週 |
基礎の設計 |
基礎の種類を理解でき、布基礎の設計ができる。
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16週 |
期末試験実施する |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 構造 | 木構造の特徴・構造形式について説明できる。 | 4 | 後1 |
木材の接合について説明できる。 | 4 | 後14 |
基礎、軸組み、小屋組み、床組み、階段、開口部などの木造建築の構法を説明できる。 | 4 | 後4 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |