英語Ⅰ

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 英語Ⅰ
科目番号 0004 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 一般人文科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 『Grove English Communication Ⅰ』(文英堂) 補助教材として『級別式高校英語の基礎』(三友社)を使用する。また適宜プリントを配布する。
担当教員 鈴木 智己,櫻井 靖子

到達目標

1. 中学校既習の文法事項や構文に加え、高等学校学習指導要領に示されている基礎レベルの文法事項や構文を理解し、活用・運用することができる。
2. 中学校で既習の 1200 語程度の語彙を定着させ、さらに学習した新たな語彙を理解することができる。
3. 英語を用いて、ペアワークやグループワークなどの言語活動に積極的に参加することができる。
4. 異文化に対する理解を深めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1中学校既習の文法事項や構文に加え、高等学校学習指導要領に示されている基礎レベルの文法事項や構文を理解し、正確に活用・運用することができる。中学校既習の文法事項や構文に加え、高等学校学習指導要領に示されている基礎レベルの文法事項や構文を理解し、概ね活用・運用することができる。 中学校既習の文法事項や構文や高等学校学習指導要領に示されている基礎レベルの文法事項や構文を理解しておらず、活用・運用することもできない。
評価項目2中学校で既習の 1200 語程度の語彙が定着しており、さらに学習した新たな語彙を理解し正しく使うことができる。中学校で既習の 1200 語程度の語彙が概ね定着しており、さらに学習した新たな語彙をある程度理解し使うことができる。 中学校で既習の 1200 語程度の語彙が定着しておらず、新たな語彙を身につけることもできない。
評価項目3英語を用いて、ペアワークやグループワークなどの言語活動に積極的に参加することができる。英語を用いて、ペアワークやグループワークなどの言語活動に参加することができる。英語を用いて、ペアワークやグループワークなどの言語活動に参加することができない。
評価項目4異文化を深く理解することができる。 異文化に対してある程度理解を示し、興味を持つことができる。異文化に対して理解を示したり興味を示すことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
基本的には英語を用いて授業を進め、テキストの音読、ペア・ワーク、グループ・ワークなどの英語を実際に使う活動を取り入れ、コミュニケーションの道具としての英語の運用能力を高めることを目標とする。日本語を介して英語を理解することはせず、パラフレーズ、要約、英問英答などの作業を通して、英語を英語で理解しようとする習慣を身につける。学習する文法項目などについては、「 授業計画」の項を参照のこと。また、語彙増強のために e-Learning システム ALC NetAcademy2 も活用する(詳細については別途指示する)。
注意点:
語学学習においては積極性と反復が必要であり、そのために積極的に授業に参加することや予習・復習を怠らないことが重要である。「英文法」で購入する『SEED 総合英語』を適宜参照することが大切である。授業には英和辞書を持参することを必須とする。また英検 3 級または準2級の合格者に対しては、学年末の成績に 10 点を上限に加点する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Orientation


Lesson 1 Ways of Communication
Part 1
・授業の進め方、学習の仕方がわかる。
・辞書の使い方が理解できる。

・ トルコの伝統文化について理解し、考えることができる。
・主語と述部を理解し、表現することができる。
2週 Lesson 1 Ways of Communication
Part 1, Part 2
・ トルコの伝統文化、中国雲南省での手紙の貴重さについて理解し、考えることができる。
・主語と述部/「S+V」「S+V+C」「S+V+O」/現在・過去・未来を表す動詞を理解し、表現することができる。

3週 Lesson 1 Ways of Communication
Part 3, 章末問題
・現代の携帯電話でのコミュニケーションについて理解し、考えることができる
・現在・過去・未来を表す動詞を理解し表現することができる。
・よく使うコミュニケーションの方法について意見を交換することができる。
4週 Lesson 2 Why is that so?
Part 1, Part 2
・なぜ時計が右回りなのか、なぜ女性の服のボタンは左側についているかを理解することができる。
・冠詞+(形容詞)+名詞/to 不定詞(名詞的用法)を理解し、表現することができる。
5週 Lesson 2 Why is that so?
Part 2, Part 3
・なぜ女性の服のボタンは左側についているか、なぜ人は握手をするようになったのかを理解することができる。
・to 不定詞(名詞的用法)/動名詞を理解し、表現することができる。
6週 Lesson 2 Why is that so?
Part 3, 章末問題
・なぜ人は握手をするようになったのかを理解することができる。
・動名詞を理解し、表現することができる。
・身の回りの疑問について意見を交換することができる。
7週 前期中間試験
Lesson 3 The Bento Goes International
Part 1,
・日本の弁当について理解することができる。
・進行形を理解し、表現することができる。
8週 Lesson 3 The Bento Goes International
Part 1, Part 2
・日本の弁当、アメリカの昼食について理解することができる。
・進行形/「S+V+O+O」の形を理解し、表現することができる。
2ndQ
9週 Lesson 3 The Bento Goes International
Part 2, Part 3,章末問題
・アメリカの昼食、世界に広まりつつある弁当について理解することができる。
・「S+V+O+O」「S+V+O+C」を理解し、表現することができる。
・作ってみたい弁当について意見を交換することができる。
10週 Lesson 4 Owen and Mzee: An amazing friendship
Part 1,Part 2
・カバが岩礁に取り残された状況を理解することができる。
・カバが村人により保護された経緯、カバとカメの関係を理解することができる。
・現在完了/「S+V+O(=that 節)」を理解し、表現することができる。
11週 Lesson 4 Owen and Mzee: An amazing friendship
Part 3,章末問題
・カバとカメの関係を理解することができる。
・過去完了形を理解し、表現することができる。
・飼ってみたい動物について意見を交換ができる。
12週 Lesson 5 Brightening the Future
Part 1, Part 2
・ある工業高校の国際貢献に関する取組みについて理解し、高校生たちがモンゴルで体験したことを理解することができる。
・分詞の形容詞的用法/to 不定詞(形容詞的用法)を理解し、表現することができる。
13週 Lesson 5 Brightening the Future
Part 2, Part 3
・高校生たちがモンゴルで体験したこと、点灯式の様子を理解することができる。
・to 不定詞(形容詞的用法)/受け身を理解し、表現することができる。
・将来つきたい職業について意見交換ができる。
14週 Lesson 5 Brightening the Future
Part 3, 章末問題
・高校生たちがモンゴルで体験したこと、点灯式の様子を理解することができる。
・受け身を理解し、表現することができる。
・将来つきたい職業について意見交換ができる。
15週 前期末試験
16週
後期
3rdQ
1週 Lesson 6 Eric Carle: How he creates his art
Part 1, Part 2
・エリック・カールの絵本に小さい生き物が多く登場する理由を知り、創作する過程を理解することができる。
・関係代名詞/to 不定詞:副詞的用法/を理解し、表現することができる。
2週 Lesson 6 Eric Carle: How he creates his art
Part 2

英検IBA
・エリック・カールの創作する過程を理解することができる。
・to 不定詞:副詞的用法 を理解し、表現することができる。
3週 Lesson 6 Eric Carle: How he creates his art
Part 3, 章末問題
・エリック・カールのアイデアがどこから生まれるかを理解することができる。
・関係代名詞what を理解し、表現することができる。
・好きな本について意見交換ができる。
4週 Lesson 7 The Netherlands – Living with water
Part 1, Part 2
・オランダと日本の関係について知り、地形の特徴について理解することができる
・比較/It is + ~ (for ~ ) + to 不定詞を理解し、表現することができる。
5週 Lesson 7 The Netherlands – Living with water
Part 2, Part 3
・オランダの地形の特徴、オランダと自転車の関係について理解することができる
・It is + ~ (for ~ ) + to 不定詞/ 「S+V+O+ to不定詞」を理解し、表現することができる。
6週 Lesson 7 The Netherlands – Living with water
Part 4, 章末問題
・オランダの人々の生活について理解することができる
・S+V+O+O(=that 節)を理解し、表現することができる。
・行ってみたい国について意見交換ができる。
7週 後期中間試験

Lesson 8 Merry-go-round water pumps
Part 1
・アフリカの水問題を知ることができる。
・「S+V+O(=疑問詞節など)」を理解し、表現することができる。
8週 Lesson 8 Merry-go-round water pumps
Part 2, Part 3
・フィールドさんの発見、メリーゴーランド式揚水ポンプについて理解することができる。
・「S+V+O+C(=現在分詞)」を理解し、表現することができる。
4thQ
9週 Lesson 8 Merry-go-round water pumps
Part 3, Part 4,
・メリーゴーランド式揚水ポンプについて理解することができる。
・「S+V+O+C(=原形不定詞)」/It is+形容詞[名詞]+that節を理解し、表現することができる。
10週 Lesson 8 Merry-go-round water pumps
章末問題

Lesson 9 What’s in a name? by Kay Hetherly
Part 1,Part 2
・環境のためにこれからどのようなことに取り組みたいか、意見交換ができる。

・日本人の子供の名前のつけ方を理解することができる。
・アメリカ南部で使う呼び名の特徴を理解することができる。
・助動詞を含む受け身を理解し、表現することができる。
11週 Lesson 9 What’s in a name? by Kay Hetherly
Part 3,章末問題
(Part 4は扱わない)
・アメリカ人の子供の名前のつけ方を理解することができる。
・関係副詞/仮定法過去を理解し、表現することができる。
・仮定法過去を理解し、表現することができる。
・好きな日本の伝統行事について意見交換ができる。
12週 Lesson 10 The making of a miracle
Part 1,Part 2
・2010 年 8 月 5 日にチリの鉱山で起きた出来事を理解することができる。
・鉱山に閉じ込められた作業員の状況・心境、地上で待つ家族の心情を理解できる。
・分詞構文/「S+V+O+O(=疑問詞節など)」を理解し、表現することができる。
13週 Lesson 10 The making of a miracle
Part 2, Part 3
・鉱山に閉じ込められた作業員の状況・心境、地上で待つ家族の心情、救出までの計画を理解することができる。
・「S+V+O+O(=疑問詞節など)」/強調構文を理解し、表現することができる。
14週 Lesson 10 The making of a miracle
Part 4, 章末問題
・救出された作業員や家族の気持ちを理解することができる。
・仮定法過去完了を理解し、表現することができる。
・大切な人やことについて意見交換ができる。
15週 学年末試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語のつづりと音との関係を理解できる。2
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。2
英語の発音記号を見て、発音できる。2
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。2
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。2
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。2
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。2
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。2
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。2
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。2
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。2
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。2

評価割合

試験小テスト・課題等積極性合計
総合評価割合60355100
基礎的能力6035095
分野横断的能力0055