錯体化学

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 錯体化学
科目番号 0010 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 錯体化学 佐々木洋一,柘植清志著,裳華房
担当教員 城石 英伸

到達目標

錯体の基礎を学習し,物性,構造を理解する。また,最新のトピックスに触れ,どのように応用されているかを理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
錯体の立体構造・錯体の命名法について理解する錯体の立体構造を理解し,任意の錯体について命名できる錯体の立体構造について理解し,簡単な錯体について命名できる錯体の立体構造について理解できず,錯体の名前を命名できない
金属イオンの電子配置・結晶場理論について理解する金属イオンの電子配置・結晶場理論について理解し,応用問題を解くことができる金属イオンの電子配置・結晶場理論について理解し,簡単な問題を解くことができる金属イオンの電子配置・結晶場理論について理解し,簡単な問題を解くことができない
錯体の溶液中の反応について理解する錯体の溶液中の反応について理解し,問題を解くことができる錯体の溶液中の反応について理解し,簡単な問題を解くことができる錯体の溶液中の反応を理解できず,簡単な問題を解くことができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
錯体は化学の枠を超え,生体,創薬,新素材,エネルギーなど,大きな広がりを見せている。授業では,錯体の基礎を学習し,物性,構造を理解する。また,最新のトピックスに触れ,どのように応用されているかを学習する。
授業の進め方・方法:
座学を中心に古典的な授業方法で進めていく.錯体の応用についてはグループで調べて発表する.
注意点:
無機化学について復習しておくこと。授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 無機化学・分析化学の復習 左記内容を理解する
2週 錯体化学の基礎的事項(1) 分子の立体構造・錯体の命名法について学習する。
3週 錯体化学の基礎的事項(2) 同上
4週 錯体の立体構造(1) 錯体の構造と対称性・錯体の構造を決定する要因について学習する
5週 錯体の立体構造(2) 同上
6週 錯体化学のトピックス(1) 錯体化学のトピックスを班に分かれて調査研究し,発表する。
7週 錯体化学のトピックス(2) 同上
8週 配位結合と錯体の性質(1) 金属イオンの電子配置・結晶場理論について学習する。
2ndQ
9週 配位結合と錯体の性質(2) 同上
10週 配位結合と錯体の性質(3) 同上
11週 配位結合と錯体の性質(4) 同上
12週 錯体の溶液中の性質(1) 配位子置換反応・逐次生成定数について学習する。
13週 錯体の溶液中の性質(2) 同上
14週 錯体の溶液中の性質(3) 同上
15週 テストの解説と復習 同上
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力3525000060
専門的能力2515000040
分野横断的能力0000000