到達目標
2050年カーボンニュートラル、持続可能な地球環境を目指して、環境とエネルギーについて学習する。環境問題の現状をとらえ、環境保全の考え方を学ぶ。大気・水・土壌、産業全体に分けて、それぞれの問題点を理解し、環境保全技術を学ぶ。エネルギーに関する地理、歴史、熱力学から始まり、現状の発電技術、再生可能エネルギー、エクセルギーまで学ぶ。大学のいわゆる共通教養を到達目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
地球の資源、地球温暖化 | 地球の資源、地球温暖化を理解している | 地球の資源、地球温暖化を知っている | 地球の資源、地球温暖化を説明できない |
評価項目2
環境保全と廃棄物処理 | 環境保全と廃棄物処理を理解している | 環境保全と廃棄物処理を知っている | 環境保全と廃棄物処理を説明できない |
評価項目3
発電効率と再生可能エネルギー | 発電効率と再生可能エネルギーを理解している | 発電効率と再生可能エネルギーを知っている | 発電効率と再生可能エネルギーを説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
共通教養科目の教科書を用いて、環境及び、エネルギーの学習を行う。課題は全て授業の前に提出し、また授業に出てくる専門用語も調べて頂くため、学修単位である。熱効率などの算出式の導出では、原理原則に戻って考えていく。この講座によって環境、エネルギーにおける技術者の一般常識が得られる。
授業の進め方・方法:
講義前に授業のpptや専門用語について予習で調べてきてもらう。予習で分からないところをピックアップしておき、当日の授業では集中的に聞く。講義に使用するpptやその他の資料も全てチームズにアップロードされている。当然、さらなる疑問点については、復習が必要である。環境、エネルギーに関する重要ポイントが頭に整理されているかを教科書持参の中間,期末試験で評価する。
注意点:
必ず、予習をすること(学修単位である)。授業中はアクティブに脳を活性化させること。原理や算出式の導出においては、授業のpptを見ただけでなく、学生各自、紙に鉛筆で太く、濃く書いて欲しい。配布資料はファイルすること。演習を行うので、電卓を持参すること。複数学科に開設された科目であり、他人に迷惑を掛けないためにも授業態度を評価に入れる。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス、地球と人間 |
地球の成り立ち、地球上の資源、世界の資源と人間
|
2週 |
社会と環境 |
社会と環境の歴史、日本の環境政策
|
3週 |
地球温暖化とエネルギー |
地球温暖化とその影響、エネルギーの利用技術と地球温暖化対策
|
4週 |
廃棄物とリサイクル |
廃棄物の現状、廃棄物の処理技術と管理
|
5週 |
地球環境の保全 |
大気汚染、水質汚濁、土壌・地下水汚染、騒音・振動・臭気の現状と対策
|
6週 |
産業と環境 |
産業界の環境管理、環境リスクと安全管理、省エネルギー、廃棄物処理とリサイクル、大気・水環境保全の取り組み
|
7週 |
都市・生活と環境 |
都市システムと環境、住環境と健康、環境保全に向けた様々な取り組み
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
エネルギーの歴史 |
産業革命以後のエネルギーの歴史
|
10週 |
エネルギーのかたち |
変換効率と熱効率、カルノーサイクル
|
11週 |
化石資源 |
石油、石炭、天然ガス
|
12週 |
発電 |
火力、原子力
|
13週 |
再生可能エネルギー |
水力、風力、地熱、バイオマス
|
14週 |
太陽光発電、燃料電池 |
原理、発電効率、長所短所
|
15週 |
エクセルギー |
エクセルギーとは何か、身近なエクセルギーの計算
|
16週 |
期末試験 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題(レポート) | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 40 | 0 | 10 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 10 | 0 | 10 | 0 | 0 | 40 |
専門的能力 | 20 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |