到達目標
物理化学に関する基礎事項について必要な専門知識を把握できる能力を育成するために, 物理化学Ⅰ(第3学年)において主として学習した物理化学の巨視的な概念である熱力学と化学平衡の基礎の上に, 特にその応用の領域である化学反応速度, 電解質溶液, 電池の起電力,気体運動論,熱統計力学,表面等に関しても習得する.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 物理化学Ⅱの応用問題が解ける | 物理化学Ⅱの基礎問題が解ける | 物理化学Ⅱの基礎問題が解けない |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
JABEE JB1
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JABEE JB3
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教育方法等
概要:
物理化学Ⅱの授業を行う。授業は教科書を中心に進めるが,その不足部分はプリント等で補う.なお,この科目は学修単位であり,すべての時間において講義および演習で行われ,授業外学修のための課題(予習復習,授業内容に関する調査・考察)を課す.
授業の進め方・方法:
授業は,教科書(ボール物理化学(第2版)[下])を中心に進めるが,その不足部分はプリント等で補う.
学生は,授業を受けるにあたり,予習復習(授業内容に関する調査・考察)を行うこと.
成績の評価は,前期成績(前期中間試験および前期期末試験の平均)および後期成績(後期中間試験および後期期末試験の平均)の平均とする。100点満点で60点以上を合格とする.
注意点:
本科(準学士課程):RB1(○),RB2(◎) 、環境生産システム工学プログラム:JB1(○),JB3(◎)
関連科目:物理化学Ⅰ(本科3年),情報化学(本科4年),電気化学(本科5年)
評価方法:前期成績と後期成績の平均とする. 成績の評価は,前期成績(前期中間試験および前期期末試験の平均)および後期成績(後期中間試験および後期期末試験の平均)の平均とする。100点満点で60点以上を合格とする.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
シラバスの説明,授業概要の説明,20反応速度論,20.1あらまし,20.2反応速度と速度式 |
20.1あらまし,20.2反応速度と速度式を理解し、関連問題が解ける.
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2週 |
20.1あらまし,20.2反応速度と速度式 |
20.1あらまし,20.2反応速度と速度式を理解し、関連問題が解ける.
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3週 |
20.3典型的な初速度式 |
20.3典型的な初速度式を理解し、関連問題が解ける.
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4週 |
20.3典型的な初速度式,20.4平衡反応 |
20.3典型的な初速度式,20.4平衡反応を理解し、関連問題が解ける.
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5週 |
20.4平衡反応,20.5並発反応と逐次反応 |
20.4平衡反応,20.5並発反応と逐次反応を理解し、関連問題が解ける.
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6週 |
20.5並発反応と逐次反応,20.6温度依存性 |
20.5並発反応と逐次反応,20.6温度依存性を理解し、関連問題が解ける.
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7週 |
20.6温度依存性,20.7反応機構と素反応 |
20.6温度依存性,20.7反応機構と素反応を理解し、関連問題が解ける.
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8週 |
20.7反応機構と素反応 |
20.7反応機構と素反応を理解し、関連問題が解ける.
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2ndQ |
9週 |
中間試験 |
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10週 |
中間試験の解答・解説 |
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11週 |
20.7反応機構と素反応,20.8定常状態近似 |
20.7反応機構と素反応,20.8定常状態近似を理解し、関連問題が解ける.
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12週 |
20.8定常状態近似 |
20.8定常状態近似を理解し、関連問題が解ける.
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13週 |
20.8定常状態近似,20.10遷移状態理論 |
20.8定常状態近似,20.10遷移状態理論を理解し、関連問題が解ける.
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14週 |
20.10遷移状態理論 |
20.10遷移状態理論を理解し、関連問題が解ける.
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15週 |
期末試験の解答・解説 |
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
溶液中のイオン 授業外学習: |
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2週 |
化学電池 授業外学習: |
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3週 |
化学電池 授業外学習: |
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4週 |
化学電池 授業外学習: |
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5週 |
化学電池 授業外学習: |
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6週 |
化学電池 授業外学習: |
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7週 |
化学電池 授業外学習: |
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
中間試験の解答・解説,学習のまとめ |
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10週 |
固体表面の成長と構造 授業外学習: |
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11週 |
吸着の度合い 授業外学習: |
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12週 |
表面における触媒作用 授業外学習: |
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13週 |
電極における諸過程 授業外学習: |
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14週 |
電極における諸過程 授業外学習: |
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15週 |
期末試験の解答・解説,学習のまとめ |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 物理化学 | 反応速度の定義を理解して、実験的決定方法を説明できる。 | 4 | 前1 |
反応速度定数、反応次数の概念を理解して、計算により求めることができる。 | 4 | |
微分式と積分式が相互に変換できて半減期が求められる。 | 4 | |
連続反応、可逆反応、併発反応等を理解している。 | 4 | |
律速段階近似、定常状態近似等を理解し、応用できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |