建設材料Ⅱ

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 建設材料Ⅱ
科目番号 0036 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市システム工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:図説 わかる材料-土木・環境・社会基盤施設をつくる    監修 宮川豊章、編者 岡本享久、学芸出版社参考書:図書館などにある建設材料に関する書籍
担当教員 武田 字浦

到達目標

社会基盤施設を建設するための建設材料の特性について理解し、建設の際に適切な材料を選定し適用できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1社会基盤施設を建設するための建設材料の特性について理解し、建設の際に適切な材料を選定しさまざまな条件を考慮しながら適用できる社会基盤施設を建設するための建設材料の特性について理解し、建設の際に適切な材料を選定できる社会基盤施設を建設するための建設材料の特性について理解し、適切な材料を建設の際に選定し適用できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目では、社会基盤施設を建設するための建設材料の特性を理解し、これらの材料を適切に選定し適用するための知識を得ることを目的とする。
授業の進め方・方法:
定期試験(60%)、演習・レポート(30%)、授業への取組み姿勢(10%)を総合的に判断して評価する。総合評価が60%以上あれば、建設材料に関する基礎的知識があると判断し、本科目の合格とする。レポートは、各建設材料の特性に対する理解度を確認する内容および履修上の注意を満たせる内容とする。
注意点:
さまざまな建設材料が出てくるので、必ず予習・復習をして整理・理解に努めること。また、身近な環境で、どのように建設材料が利用されているか発見に努めること。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 セメントの種類と製造方法 セメントの種類と製造方法について説明できる
2週 セメントの化学的性質 セメントの化学的性質について説明できる
3週 骨材の役割と種類 骨材の役割と種類について説明できる
4週 骨材の性質 骨材の性質について説明できる
5週 混和材料の役割と種類 混和材料の役割と種類について説明できる
6週 混和材料の機能 混和材料の機能について説明できる
7週 建設材料Ⅱ 演習-1 学習した建設材料についての特性を理解できる
8週 中間試験
4thQ
9週 各種コンクリート 各種コンクリートについて説明できる
10週 硬化コンクリートの劣化-1 コンクリートの劣化について説明できる
11週 硬化コンクリートの劣化-2 コンクリートの劣化について説明できる
12週 高分子材料の種類 高分子材料の種類について説明できる
13週 高分子材料を用いた複合材料と補修・補強材料としての利用 高分子材料を用いた複合材料と補修・補強材料としての利用について説明できる
14週 地球環境問題と建設材料 地球環境問題と建設材料について説明できる
15週 建設材料Ⅱ 演習-2 学習した建設材料についての特性を理解できる
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料材料に要求される力学的性質及び物理的性質に関する用語、定義を説明できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
セメントの物理的性質、化学的性質を説明できる。3後1,後2,後7,後8
各種セメントの特徴、用途を説明できる。3後1,後2,後7,後8,後10,後14,後15
骨材の含水状態、密度、粒度、実積率を説明できる。3後3,後4,後7,後8
骨材の種類、特徴について、説明できる。3後3,後4,後7,後8,後10,後14,後15
混和剤と混和材の種類、特徴について、説明できる。3後5,後6,後7,後8,後14,後15
コンクリートの長所、短所について、説明できる。3後1,後3,後5,後7,後8,後9,後10,後11,後14
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。3後1,後3,後5,後7,後8,後9
耐久性に関する各種劣化要因(例、凍害、アルカリシリカ反応、中性化)を説明できる。4後10,後11,後13,後15,後16
コンクリート構造物の維持管理の基礎を説明できる。4後10,後11,後13,後15,後16
コンクリート構造物の補修方法の基礎を説明できる。4後10,後11,後13,後15,後16
コンクリート構造の種類、特徴について、説明できる。3後2,後4,後6,後7,後8,後10,後11,後14,後15,後16
施工・法規コンクリート工の目的と施工法について、説明できる。3後6

評価割合

試験演習・レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合702001000100
基礎的能力30100100050
専門的能力4010000050
分野横断的能力0000000