Co+workⅡA

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 Co+workⅡA
科目番号 0046 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『Co+workガイドブック〜学習のてびき』、その他、各チームの活動の内容に応じて適宜担当教員が用意する。
担当教員 全教員

到達目標

自律に関する到達目標:自己調整ができる。
協働に関する到達目標:他者を尊重しながらチームで作業ができる。
創造に関する到達目標:発見を促進し、新しい提案ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
自律に関する到達目標タイムマネジメントや必要に応じた報告・連絡・相談ができ、目標を立て振り返ることができる。これらを自分なりの判断と工夫を加え最善と思う行動をとる。タイムマネジメントや必要に応じた報告・連絡・相談ができ、目標を立て振り返ることができる。これらのことをやるべき時に行う。タイムマネジメントや必要に応じた報告・連絡・相談、目標を立て振り返ることの行動が伴わない。
協働に関する到達目標他者の意見をしっかりと聞き、他者を受け入れつつ自己表現ができる。また、協働作業に貢献することができる。これらを自分なりの判断と工夫を加え最善と思う行動をとる。他者の意見をしっかりと聞き、他者を受け入れつつ自己表現ができる。また、協働作業に貢献することができる。これらのことをやるべき時に行う。他者の意見をしっかりと聞くこと、他者を受け入れつつ自己表現を行う行動が伴わない。また、協働作業に貢献する行動が伴わない。
創造に関する到達目標情報の収集・意味づけができ、モノ・サービスの制約条件(提案が影響を及ぼす範囲や条件)を特定できる。また、新しいモノ・サービスを提案できる。これらを自分なりの判断と工夫を加え最善と思う行動をとる。情報の収集・意味づけができ、モノ・サービスの制約条件(提案が影響を及ぼす範囲や条件)を特定できる。また、新しいモノ・サービスを提案できる。これらのことをやるべき時に行う。情報の収集・意味づけを行うことや、モノ・サービスの制約条件(提案が影響を及ぼす範囲や条件)を特定する行動が伴わない。また、新しいモノ・サービスを提案する行動が伴わない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (G) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業は、2、3、4年生、4学科の学生を無作為に選んで構成された数名で編成されたチームで行うPBL型授業である。1人の教員が1チームもしくは2チームを担当する。多様な環境(他学科・他学年の学生との交わり、学外の人々との交わりなど)の中で、自律、協働、創造の能力を養成することを目的とする。受講生は、自らチーム内での役割を考えて行動しチームワーク力を発揮して、メンバーと協働しながら創造的な活動を行うことが求められる。活動テーマは、SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標につながる、誰かを幸せにするものとし、チームにとってのチャレンジを含むものとする。
授業の進め方・方法:
ルーブリックを参照しながら、各自で自己目標を立てる。そしてチーム内で自己紹介、アイスブレイクを通じてチーム内の人間関係を構築する。次にチームで、SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標の目標の細分化項目の調査や把握を通じて、その理解を深める。それから話し合いを通じて、SDGsの目標につながるチームの活動テーマを確定し、活動計画書を作成する。その後はチームで協力、役割分担をしながら計画的に、提案やプロトタイプの作成、実践活動などを進める。毎週、授業の終わりにチームでふりかえりを行い、報告書を記入する。必要に応じて修正を加えながら次回の目標を立てる。第13週の前期末報告会にてチームの活動について、プレゼンテーションを行い、他のチームの担当教員や学生からの講評を受ける。前期終了時には、担当教員と個別に自己評価や相互評価を踏まえたふりかえりを行う。
注意点:
(1)個人の取り組み 60%(自律(40%)+協働(40%)+創造(20%))
(2)チームの取り組み20%(協働(50%)+創造(50%))
(3)成果 20%(協働(50%)+創造(50%))
上記 (1)は、ルーブリックを用いた学生の自己評価、相互評価と教員の評価をもとに、チームの担当教員が評価を行う。(2)(3)は前期末報告会での複数の教員による評価とする。60点以上を合格とする。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/4以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
授業ガイダンス、チームビルディング
授業ガイダンスを受け、全体スケジュール、活動に関する諸注意、評価方法等を確認する。担当教員とチームメンバーの顔合わせ、チームビルディングを行う。
この授業の目的や進め方を理解する
2週 活動目標の決定および活動内容の計画、自己目標を各自で定めて記録する。チーム活動に向け、テーマに沿ってアイデアを出し議論をする。
決定した活動目標に沿って、実施方法、役割分担、スケジュール等を決定し活動計画書にまとめる。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
3週 活動目標の決定および活動内容の計画
チーム活動の目標決定に向け、テーマに沿ってアイデアを出し議論をする。決定した活動目標に沿って、方法、役割分担、スケジュール等を決定し活動計画書にまとめる。完成後は活動を開始する。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
4週 活動目標の決定および活動内容の計画
チーム活動の目標決定に向け、テーマに沿ってアイデアを出し議論をする。決定した活動目標に沿って、方法、役割分担、スケジュール等を決定し活動計画書にまとめる。完成後は活動を開始する。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
5週 活動目標の決定および活動内容の計画
チーム活動の目標決定に向け、テーマに沿ってアイデアを出し議論をする。決定した活動目標に沿って、方法、役割分担、スケジュール等を決定し活動計画書にまとめる。活動計画書を提出する。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
6週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
7週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
8週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
2ndQ
9週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
10週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。中間報告会の準備を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
11週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。中間報告会の準備を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
12週 チーム活動
活動計画書に従ってチームで活動を行う。スケジュールの遅延や実施方法の不備等が明らかになった場合、活動計画の修正・変更を行う。中間報告会の準備を行う。
自律、協働、創造の能力を身に付ける
13週 前期末報告会
活動内容を共有するためにチームの活動について報告を行う。他のチームの報告を聞く。
他のチームの活動を共有し、評価する
チームの活動を簡潔に伝えることができる
14週 振り返り会・これまでの活動のまとめ
前期末報告会の振り返りを行うと共にこれまでのチーム活動を省み、今後の活動計画を確認する。各自の行動を省みて、自律、協働、創造に関して目標達成した点や反省点を自己および相互に記録する。
チームや自身の行動を客観的にふりかえることができる
15週 振り返り会・これまでの活動のまとめ
前期末報告会の振り返りを行うと共にこれまでのチーム活動を省み、今後の活動計画を確認する。自己および相互の行動の記録をもとにチーム担当教員よりフィードバックを受ける。
チームや自身の行動を客観的にふりかえることができる
16週 期末試験 実施せず

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。2
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。2
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。2
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
複数の情報を整理・構造化できる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

個人評価(プロセス評価)(自律)個人評価(プロセス評価)(協働)個人評価(プロセス評価)(創造)チーム評価(成果物、報告会)(協働)チーム評価(成果物、報告会)(創造)合計
総合評価割合2424122020100
基礎的能力000000
専門的能力000000
分野横断的能力2424122020100