概要:
主に参加体験型学習(個別、グループ)を通して、自己理解・他者理解を深めるとともに、コミュニケーション能力を養い、ストレスマネジメントについて学び身につける。また主体的な自己表現(創作活動)の体験をする。
授業の進め方・方法:
主に参加体験型学習(個別、グループ)にて実施する。
注意点:
受講者の取り組みや理解の様子をみて、各時間のテーマや取り扱う順を適宜変更することがある。
各時間により必要なもの、服装などは必要に応じて連絡する。
出欠に関して1/3以上欠席の場合は、特別活動として1日分の行事を欠席したものとして扱う。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス・自己理解① |
半期で学ぶ事柄について知る。クラスメイトの新たな一面を知る。自分自身についての捉え方の傾向について知る。
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2週 |
自己理解② |
自分自身の弱み・強みについて考える。ブレインストーミング、リフレーミングを実践し、一面的な捉え方に気づき、多面的な捉え方を知る。
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3週 |
自己理解③ |
自分の価値観について知る。自らの置かれている思春期・青年期の心理的発達的側面について知る。
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4週 |
自己表現 |
コラージュの作成と他者とのシェアを通して、自分の内面や自他のユニークさへの気づきを得る。
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5週 |
自己/他者理解とコミュニケーション① |
ワークを通して、コミュニケーションが成立するために必要な要素について考え、よりよい伝え方・聴き方を実践する。自分自身のコミュニケーションの傾向を知る。
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6週 |
自己/他者理解とコミュニケーション② |
コンセンサスワークを通して、他者との考え方・価値観の相違に向き合い、合意形成に至る過程を体験する。多数決以外の集団の意思決定の仕方があること、その難しさ、よさを知る。
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7週 |
ストレスマネジメント① |
自分の出来事に対する捉え方の傾向を知る。リフレーミングによって一面的な捉え方に気づき、ストレスの仕組み(捉え方がストレスに関係していること)を知る。
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8週 |
中間試験実施しない |
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4thQ |
9週 |
ストレスマネジメント② |
自分に生じるストレスのサインと対処のパターンに気づき、自分が実践していない他のストレス対処法を知る。セルフリラクセーション(呼吸法、筋弛緩法)を体験し、効果を実感する。
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10週 |
ストレスメンジメント③ |
セルフリラクセーション(ストレッチ)を体験し、効果を実感する。自分の睡眠について点検し、よい眠りのヒントを知る。
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11週 |
自己/他者理解とコミュニケーション③ |
課題解決のワークにおいて自他の言動を観察し、チームとして力を発揮するために必要なリーダーシップ(言動)について考える。一面的なリーダーシップの捉え方に気づき、誰もが様々な形でリーダーシップを発揮していることを知る。
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12週 |
ストレスマネジメント④ |
自分自身の思い込みについて点検し、気づく。思い込みによって生きにくさが生じ、自分をしばることに繋がることを知り、思い込みを修正する考え方を知る。
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13週 |
ストレスマネジメント⑤ |
アサーションと伝えにくいことをうまく伝えるコツを知る。ワークを通して自分たちが挙げた伝えにくい場面にどう応えられるか、自他の気持ちに配慮しながら考える。気持ちのコントロール(怒り)について仕組みと、対処法を知る。
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14週 |
自己/他者理解とコミュニケーション・ストレスマネジメント・自己表現 |
4クラス合同「デートDV防止講座」被害者にも加害者にも傍観者にもならないためにデートDVと防止策や周囲の人と対等な関係を築くための知識を得る。
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15週 |
まとめ |
半期の振り返りをする。半期で学んだことにより自分が考えたことや感じたことを小論文で表現する。
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16週 |
期末試験実施しない |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 1 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 1 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 1 | |
社会 | 公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 1 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 1 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 1 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 1 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 1 | |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 1 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 1 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 1 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 1 | |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 1 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 1 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 1 | |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 1 | |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 1 | |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 1 | |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 3 | |
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。 | 3 | |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 3 | |