測量実習

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 測量実習
科目番号 6132 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市システム工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 測量実習指導書(明石高専都市システム工学科教室編)
担当教員 生田 麻実,ゲゼール イェガネ

到達目標

1) 距離測量について理解し、器具を使って測量できる。
2) 角測量について理解し、器具を使って測量できる。
3) 水準測量について理解し、器具を使って測量できる。
4) 実習結果をまとめ、考察することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1十分に、距離測量について理解し、器具を使って測量できる。距離測量について理解し、器具を使って測量できる。距離測量について理解しておらず、器具を使って測量できない。
評価項目2十分に、角測量について理解し、器具を使って測量できる。角測量について理解し、器具を使って測量できる。角測量について理解しておらず、器具を使って測量できない。
評価項目3十分に、水準測量について理解し、器具を使って測量できる。水準測量について理解し、器具を使って測量できる。水準測量について理解しておらず、器具を使って測量できない。
評価項目4実習結果をまとめ、適切に考察することができる。実習結果をまとめ、考察することができる。実習結果をまとめ、考察することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
各種の現況測量の理論を実習を通じて体得する。
授業の進め方・方法:
複数教員形式の実習・演習形式で行う。
レポート等提出課題(70%)、取組み(30%)を総合して評価し、60%以上を合格とする。
但し、レポート等に不備がある場合は再提出が必要であり、再提出が完了しない場合は59点以下の評価とする。
注意点:
実習服を着用し運動靴で実習を行う。
目的を理解した上で、基本に徹し正確な測量を行う。協同作業における個人の役割を果たし、安全に十分気をつける。天候により授業内容および時間に変更有り。
評価の対象としない欠席条件(割合) 1/5以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実習の心構え、レポートの書き方 実習の心構えを理解し、レポートの書き方を説明できる。
2週 距離測量(歩測) 歩測を用いた距離測量ができる。
3週  〃 (スチールテープ測距) スチールテープによる距離測量ができる。
4週  〃 (レポート作成) 実習結果をまとめ、考察することができる。
5週 角測量(トータルステーションの据え付け、読みの練習) トータルステーションの据え付け、値を読むことができる。
6週  〃 (単測法) 単測法による角測量ができる。
7週  〃 (単測法・方向法) 単測法・方向法による角測量ができる。
8週  〃 (方向法・セオドライトの練習) 方向法による角測量ができる。
2ndQ
9週  〃 (レポート作成) 実習結果をまとめ、考察することができる。
10週 水準測量(昇降式) 昇降式による水準測量ができる。
11週  〃 (昇降式・器高式) 昇降式および器高式による水準測量ができる。
12週  〃 (器高式) 器高式による水準測量ができる。
13週 製図・演習(面積計算) 製図によって面積計算ができる。
14週  〃   (面積・土積計算) 製図によって面積および土積計算ができる。
15週  〃   (プラニメータ) プラニメータを用いた面積計算の方法を説明できる。
16週 期末試験実施せず

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野測量巻尺による測量で生じる誤差を説明でき、測量結果から計算ができる。4前2,前3,前4
光波・電波による距離測量を説明できる。4前2,前3,前4
角測量の方法、測定に伴う誤差の取扱いを説明でき、測量結果から計算ができる。4前5,前6,前7,前8,前9
昇降式や器高式による直接水準測量の方法と生じる誤差の取扱いを説明でき、測量結果から計算ができる。4前10,前11,前12
測定結果から面積や体積の計算ができる。4前13,前14,前15
有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。3前2,前3,前4,前10,前11,前12,前13,前14,前15
分野別の工学実験・実習能力建設系分野(実験・実習能力)建設系分野(実験・実習能力)距離測量の方法を理解し、その測量ができる。4前2,前3,前4
セオドライトによる角測量を理解し、その測量ができる。4前5,前6,前7,前8,前9
水準測量を理解し、その測量ができる。4前10,前11,前12
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル他者の考えや主張を理解するために、相手を尊重し配慮する態度をとることができる。2前1,前2,前3,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12
目的に応じた適切な方法で自分の考えや主張を伝えることができる。2前1,前2,前3,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12
多様な他者との間で良好な人間関係を形成するための行動ができる。2前1,前2,前3,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12
チームワークとリーダーシップチームワークとリーダーシップチーム活動において意見の相違や対立を踏まえて合意形成に向けて行動できる。2前1,前2,前3,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12
チームの協働関係の形成、維持、向上を促すための行動ができる。2前1,前2,前3,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12
チーム活動の目標共有を図り、目標達成に向けた行動を実践し、また、チームの協働を促進するための行動ができる。2前1,前2,前3,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12
情報収集・活用・発信力情報収集・活用・発信力ディジタルツールを含む種々の手段や各種メディアを活用し、情報を収集できる。3前4,前9
信頼性・妥当性・有効性などを考慮しながら情報を検証・評価できる。3前4,前9
自己及び他者の権利に配慮し、適切な方法を用いて情報を活用し、効果的に情報発信できる。3前4,前9
思考力思考力複合的な事象や出来事を分析できる。3前4,前9
情報や主張を批判的に検証できる。3前4,前9
情報や主張を説得的に提示するための方法を考えることができる。3前4,前9
課題発見力・問題解決力課題発見力・問題解決力直面している事象や出来事を分析して、対応すべき問題を特定できる。2前4,前9
現状を分析した上で、実現すべき理想との乖離(ギャップ)の中に含まれる課題を把握できる。2前4,前9
問題の解決、理想の実現のために達成すべき目標を設定し、また、具体的な行動案を検討できる。2前4,前9
基盤的資質・能力自己理解自己理解自分の経験や活動を振り返り、自分の考え方や価値観などを認知できる。2前1,前2,前3,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12
自己理解に基づき必要な対応や行動を検討できる。2前1,前2,前3,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12
主体性主体性自分が果たすべき役割や行動について認識できる。3前1,前2,前3,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12
自分が果たすべき役割や行動を実践できる。3前1,前2,前3,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12
自己管理と責任ある行動自己管理と責任ある行動自分に求められる役割や行動を把握し、確認できる。3前1,前4,前9
やるべきことを実行するための具体的行動や計画を考えることができる。3前1,前4,前9
自分に求められる役割や行動を実践し、その過程や結果の振り返りができる。3前1,前4,前9
倫理観倫理観自分の判断や行動、及びそれらがもたらす結果や影響について、倫理的観点から検討、評価できる。3前1,前4,前9
自分の判断や行動の基盤となる倫理観を振り返り、表現できる。3前1,前4,前9
キャリアデザインキャリアデザイン自分の体験や行動を振り返り、自分の特性や強みを把握できる。2前1,前4,前9
将来のキャリアについて計画を立てることができる。2前1,前4,前9
社会や環境、人々に対する影響などを踏まえた上で、専門職(エンジニアなど)に求められる役割について考えることができる。2前1,前4,前9
専門職(エンジニアなど)の業務内容について説明できる。2前1,前4,前9
様々な業種、職種、企業の社会的意義や責任について説明できる。2前1,前4,前9
継続的な学習と学びの目的継続的な学習と学びの目的学習状況、学習成果を把握し、それぞれの特性、必要、目的に応じて学習計画を考えることができる。3前4,前9
主体的、継続的な学習の実現に向けて自分の学習活動や学習内容を点検し、改善を検討できる。3前4,前9
創造性・デザイン能力創造性創造性専門分野以外の多様なものの捉え方や視点の重要性を認識し、受け入れることができる。2前4,前9
多角的な視点から事象を分析し、対応すべき問題を定義できる。2前4,前9
様々な知識を統合的に活用しながら、あらかじめ答えが与えられていない問題に対する解決方法を考えることができる。2前4,前9

評価割合

試験レポート課題相互評価取組みポートフォリオその他合計
総合評価割合07003000100
基礎的能力0100100020
専門的能力0500100060
分野横断的能力0100100020