情報処理Ⅰ

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 情報処理Ⅰ
科目番号 6226 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 都市システム工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 渡部 守義

到達目標

1)データの集計・可視化などの記述統計ができる。
2)データの回帰分析による予測分析などの推定統計ができる。
3)オープンデータを収集・分析しレポートとしてまとめることがきる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1データの集計・可視化などの目的に即した記述統計ができる。データの集計・可視化などの記述統計ができる。データの集計・可視化などの記述統計ができない。
評価項目2データの回帰分析による予測分析など目的に即した推定統計ができる。データの回帰分析による予測分析などの推定統計ができる。データの回帰分析による予測分析などの推定統計ができない。
評価項目3目的に即したオープンデータを収集・分析しレポートとしてまとめることがきる。オープンデータを収集・分析しレポートとしてまとめることがきる。オープンデータを収集・分析しレポートとしてまとめることがきない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目では文章作成、表計算ソフトウェアを用いた演習を通じて、レポート作成や科学技術論文作成に必要な基本的な知識と能力を習得する。
授業の進め方・方法:
授業はTeamsを活用した演習形式で行う。
注意点:
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習および課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が90時間に相当する学習内容である。
評価の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンスとコンピュータの基本操作 情報倫理・情報セキュリティに関する理解度を確認するとともに、科目目標を説明でき、コンピュータの基本操作ができる。
2週 表計算ソフトウェアの基本操作とデータ形式 表計算ソフトウェアの基本操作ができ、データ形式を理解できる。
3週 記述統計1 データの特徴抽出 基本的なExcel関数を用いて平均値、中央値などの算出ができる。
4週 記述統計2 データの可視化 表計算ソフトウェアを用いてグラフを作成できる。
5週 Excel関数を用いた条件分岐1 条件分岐などのExcel関数を用いた計算ができる。
6週 Excel関数を用いた条件分岐2 条件分岐などのExcel関数を用いた計算ができる。
7週 測量データの結果整理と可視化1 水準測量結果を表計算ソフトで整理、グラフ化ができる。
8週 測量データの結果整理と可視化2 水準測量結果を表計算ソフトで整理、グラフ化ができる。
4thQ
9週 推定統計1 2変数データの特徴抽出 2変数のデータの相関係数、回帰分析を行うことができる。
10週 推定統計2 相関係数・回帰分析 2変数のデータの相関係数、回帰分析を行うことができる。
11週 オープンデータの利用 課題に対する適切なオープンデータを入手し、表計算ソフトにまとめることができる。
12週 オープンデータの分析 課題の目的を達成するために入手したデータに対し学習した知識を用いて分析する。
13週 オープンデータの分析 課題の目的を達成するために入手したデータに対し学習した知識を用いて分析する。
14週 レポート作成 文章作成ソフトを利用して、レポートを作成することができる。
15週 レポート作成 文章作成ソフトを利用して、レポートを作成することができる。
16週 期末試験は実施しない。 文章作成ソフトを利用して、レポートを作成することができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3後1,後13,後14,後15
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。2後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後12,後13,後14
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。2後1,後2,後13
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。2後1,後13
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3後1
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3後1,後13
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3後1
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3後1
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3後11,後13
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3後11,後12,後13
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3後11,後12,後13
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。2後1
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。2後1
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。2後11,後12,後13,後14,後15
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる1後11,後12,後13
複数の情報を整理・構造化できる。1後11,後12,後13
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。1後12
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3後14,後15

評価割合

演習課題レポート試験態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000