情報工学1

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 情報工学1
科目番号 130502 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 植松友彦:「イラストで学ぶ 情報理論の考え方」 、講談社
担当教員 岡田 久夫

到達目標

1.情報量・エントロピーの概念・定義を理解し、実際に計算することができる
2.情報源のモデルと情報源符号化について説明できる
3.通信路のモデルと通信路符号化について説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
情報量・エントロピーの概念・定 義を理解し、実際に計算すること ができる情報量・エントロピーの概念・定 義を説明でき、様々な情報源に対 して実際に計算することができる 。情報量・エントロピーの概念・定 義を説明でき、簡単な情報源に対 して実際に計算することができる 。情報量・エントロピーの概念・定 義を説明できず、実際に計算する ことができない。
情報源のモデルと情報源符号化に ついて説明できる情報源のモデル・情報源符号化法 について説明でき、様々な情報源 符号化法で正確に符号化・復号が できる。情報源のモデル・情報源符号化法 について説明できる。情報源のモデル・情報源符号化法 について説明できず、情報源符号 化法で符号化・復号できない。
通信路のモデルと通信路符号化に ついて説明できる通信路のモデル・通信路符号化法 について説明でき、様々な通信路 符号化法で正確に符号化・復号が できる。通信路のモデル・通信路符号化法 について説明できる。通信路のモデル・通信路符号化法 について説明できず、通信路符号 化法で符号化・復号できない。

学科の到達目標項目との関係

専門知識 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
情報通信の効率および信頼性に関する理論についての講義であり、情報理論・符号理論の基礎的な内容を学習する。
授業の進め方・方法:
予習を主体にした課題を用意します。予習は講義の前に実施しなければ意味がありませんので、設定された提出期限は
厳守してください。
注意点:
情報を通信する際に、情報の内容ではなく数学的な特質について注目し、効率的な通信および誤差、漏洩に強くするた
めにどうやっているか、理論的に学習する科目です。これまでに学んだ数学やディジタル回路での論理演算が基礎にな
ります。そのなかでも、「確率統計」で学習した確率や確率分布について復習しておいてください。
また、コンピュータを利用した演習も予定しているので、表計算ソフトや C# または C++ の復習も必要です。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 情報工学とは 2
2週 情報量とエントロピー 1
3週 エントロピーの性質 1
4週 相互情報量と結合エントロピー 1
5週 記憶のある情報源 1,2
6週 情報量と情報源に関する演習 1,2
7週 中間試験
8週 通信路と符号化 2,3
2ndQ
9週 情報源符号化定理 2
10週 情報源符号化 2
11週 通信路容量 3
12週 通信路符号化定理 3
13週 誤り訂正符号 3
14週 情報源符号化と誤り訂正符号に関する演習 3
15週 情報セキュリティと暗号による通信 3
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000