| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1 | 標準的な到達レベルに加えて、2点の座標値より距離と方向角を算出できる。 | 1)測量の歴史や機器の発達を理解し、測量が必要な理由を説明することができる。
2)正弦定理を用いて、三角形の調整ができる。
3)三角形の辺長と方向角より、座標を算出できる。 | 正弦定理を用いて、三角形の調整ができない。また、三角形の辺長と方向角より、座標を算出できない。 |
2 | 標準的な到達レベルに加えて、以下のことができる。
1)倍角差と観測差の意味が理解できる。
2)高度定数差の意味が理解できる。 | 1)水平角観測の倍角差、観測差を求めることができる。
2)鉛直角の高度定数差を求めることができ、鉛直角を算出することができる。 | 水平角観測手簿、鉛直角観測手簿の計算整理ができない。 |
3 | 標準的な到達レベルに加えて、以下のことができる。
1)観測の偏心と目標の偏心の相互偏心計算ができる。
2)余弦定理を用いた偏心計算ができる。 | 1)観測の偏心計算ができる。
2)目標の偏心計算ができる。 | 観測の偏心と目標の偏心計算ができない。 |
4 | 標準的な到達レベルに加えて、異なった器械高で観測した場合の補正計算ができる。 | 1)厳密多角網と簡易トラバース網の違いを理解している。
2)高低網平均計算、水平網平均計算の概要を理解している。 | 厳密多角網と簡易トラバース網の意味が理解できていない。 |
5 | 標準的な到達レベルに加えて、テーラー展開により、水平角の観測方程式を誘導できる。 | 1)観測方程式の原理を理解している。
2)水平角の観測方程式を作ることができる。 | 観測方程式の原理が理解できていないため、水平角の観測方程式を作ることができない。 |
6 | 標準的な到達レベルに加えて、テーラー展開により、鉛直角の観測方程式を誘導できる。 | 鉛直角の観測方程式を作ることができる。 | 観測方程式の原理が理解できていないため、鉛直角の観測方程式を作ることができない。 |
7 | 標準的な到達レベルに加えて、円曲線の様々な問題を解くことができる。 | 水平角と鉛直角の観測方程式を混ぜた平均計算について理解している。 | 多角網平均計算が理解できていない。 |
8 | 標準的な到達レベルに加えて、行列を用いて距離の観測方程式より解(補正値)を求めることができる。 | 1)円曲線(単心曲線)の理論を理解している。
2)円曲線の計算式を誘導できる。 | 三角関数を理解していないため、円曲線の計算式を誘導できない。 |
9 | 標準的な到達レベルに加えて、地形的制約(条件)における円曲線の設計ができる。 | 与えられたデータより、偏角弦長法で円曲線を設計できる。 | 円曲線の計算式を理解できていないため偏角弦長法で円曲線を設計できない。 |
10 | 標準的な到達レベルに加えて、座標変換の式を理解し、円曲線の座標の平行移動、回転移動の計算ができる。 | 円曲線の主要点および中間点の座標計算ができる。 | 円曲線の主要点と中間点の座標計算ができない。 |
11 | 標準的な到達レベルに加えて、電卓のプログラム計算機能を用いてプログラミングし、計算結果を出力できる。 | 1)クロソイドの基本式を理解できている。
2)クロソイドの計算ができる。 | クロソイドの基本式が理解できていないため、その計算ができない。 |