シーケンス制御

Course Information

College Anan College Year 2020
Course Title シーケンス制御
Course Code 5296I02 Course Category AM / Elective
Class Format Credits Academic Credit: 2
Department Course of Mechanical Engineering Student Grade Adv. 1st
Term Second Semester Classes per Week 後期:4
Textbook and/or Teaching Materials (プリント配布による)
Instructor Fukuda Koji

Course Objectives

1.シーケンス制御,PLCについてその概要を説明できる。
2.自己保持,インターロック,優先回路の構成方法がわかる。
3、メモリ,タイマ,カウンタを利用した回路の構成方法がわかる。
4.レジスタ,四則演算,比較などの応用命令を利用した回路の構成方法がわかる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1シーケンス制御と他制御と違いを説明でき,PLCのハードウェア面や機能面の説明ができる。産業界等でシーケンス制御が利用されている例を列挙でき,PLCの機能を説明できる。シーケンス制御の必要性が説明できない。
評価項目2自己保持やインターロックを含む回路を構成できる。自己保持回路やインターロックを説明できる。自己保持やインターロックの説明ができない。
評価項目3メモリ,タイマ,カウンタを含む回路を構成できる。メモリ,タイマ,カウンタの機能や記述方法がわかる。メモリ,タイマ,カウンタの機能や記述方法が説明できない。
評価項目4レジスタ,四則演算,比較を含む回路を構成できる。レジスタ,四則演算,比較などの機能を説明でき,記述の方法がわかる。レジスタ,四則演算,比較の機能や記述方法がわからない。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
工場などの生産ラインで一般的に使用されている制御方式であるシーケンス制御に関する知識を身につけるとともに,制御に用いられる基本的なデバイスについても把握する。そして,ラダー図による制御プログラム構成演習を通して,プログラムを構成するのに必要な基本的な機能やそれらの記述方法を把握・理解するとともに,それらの各種機能を用いて基本的なシーケンス制御プログラムが作成できるようにする。
Style:
授業は,必要に応じてプリントを準備します。基本的に2週分で1セットです。前半は,各項目の講義と例題から成ります。授業中に例題を解くことで,各種の機能や記述方法について把握・理解できるようにします。後半は,前半の内容をベースにした課題に取り組みます。課題は,授業時間内には全て解答することができないように難易度と設問数を考えてあります。残した分は次回までにの課題とし,課題全体の解答を提出してもらいます。
Notice:
本講義は後期後半からの1授業4時間のクオータ講義です

Course Plan

Theme Goals
2nd Semester
3rd Quarter
1st シーケンス制御の基本 シーケンス制御とはどのような制御かわかる。
2nd PLCの基本 PLCとは何か説明できる。PLCの基本的な構成がわかり,接続する各種部品とその基本的な動作が説明できる。
3rd ラダー図 ラダー図の基本的な記述方法がわかる。PLCの回路接続と,ラダー図との関係が説明できる。
4th ラダー図記述演習 ラダー図の基本的な入出力要素を示すことができ,それを用いたラダー図を作成できる。
5th 自己保持・インターロック 自己保持,インターロックの機能や動作を説明できる。
6th 自己保持・インターロック演習 自己保持,インターロックを実現するラダー図を作成できる。
7th メモリ・タイマ メモリおよびタイマの機能や動作を説明できる。
8th メモリ・タイマ演習 メモリおよびタイマの機能を用いて,目的のラダー図を作成できる。
4th Quarter
9th カウンタ カウンタの機能や動作を説明できる。
10th カウンタ演習 カウンタの機能を用いて,また必要に応じてメモリやタイマとを組み合わせて目的のラダー図を作成できる。
11th レジスタ レジスタの機能や動作を説明できる。入力,出力とレジスタとの対応がわかる。
12th レジスタ演習 レジスタの機能を用いて,また必要に応じてタイマやカウンタを組み合わせて目的のラダー図を作成できる。
13th 四則演算・比較 四則演算の機能や動作を説明できる。
14th 四則演算・比較演習 四則演算や比較を用いて,演算結果に対応して処理を変更するラダー図が作成できる。
15th まとめ演習 これまでの機能を適宜利用して,より複雑な課題に対するラダー図を設計し作成することができる。
16th 定期試験

Evaluation Method and Weight (%)

試験ポートフォリオ相互評価態度発表その他Total
Subtotal60400000100
基礎的能力200000020
専門的能力4030000070
分野横断的能力010000010