到達目標
1. 化学基礎実験の基本操作を習得し,実施できること.
2. 実験データを実験ノートに記録することを習得し,実施できること.
3. 期限までにレポートを作成することを習得し,実施できること.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 化学基礎実験の基本操作を習得し,確実に実施できること. | 化学基礎実験の基本操作を習得し,実施できること. | 化学基礎実験の基本操作を習得し,実施できない |
評価項目2 | 実験データを実験ノートに記録することを習得し,確実に実施できること. | 実験データを実験ノートに記録することを習得し,実施できること. | 実験データを実験ノートに記録することを習得し,実施できない |
評価項目3 | 期限までにレポートを作成することを習得し,確実に実施できること. | 期限までにレポートを作成することを習得し,実施できること. | 期限までにレポートを作成することを習得し,実施できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
1. 化学基礎実験の基本操作を習得し,実施できること.
2. 実験データを実験ノートに記録することを習得し,実施できること.
3. 期限までにレポートを出す習慣を身につけ,実施できること.
4.レポートの書き方を習得し,実施できること.
授業の進め方・方法:
講義、実験、レポート作成、課題、小テスト、発表などから構成される.
小テストや課題、報告書などを評価し、最終評点で60%以上の成績で達成とする。
注意点:
1. レポートの提出期限は ,基本的に実験終了日の翌週朝までとする .
2. 遅れたレポートに関し ては減点の対象とし,1週間以上遅れたものに関しては,評価の対象としない .
3. レポートは適切な教科書等を参考にして作成すること。WEB からの単純な引用は認めない。
4. すべてのレポートを提出すること。未提出のレポートがある場合は単位取得が困難になる。
5. 質問等はメールやTeamsのチャットでも受け付ける。個別相談もクラス全体に公開し、回答する。
適宜授業内容に応じた参考書の紹介、資料の配布、演習、小テストなどを行う.
参考書として、チャート式 新化学 化学基礎・化学を推奨する。
R4.09.26 修正
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス・分析化学実験(酸塩基滴定) |
実験を行うにあたっての準備、予習、レポートの書き方などに関する講義を理解する 実験結果に対して,様式を満足した報告書を提出する
|
2週 |
分析化学実験(キレート滴定) |
実験結果に対して,様式を満足した報告書を提出する
|
3週 |
分析化学実験(発表実験) |
実験結果に対して,様式を満足した報告書を提出する
|
4週 |
分析化学実験発表会 前半 |
実験結果に対して,様式を満足した報告書を提出する
|
5週 |
分析化学実験発表会 後半 |
実験に関する講義および試験を実施する。
|
6週 |
有機化学基礎実験(1) アセチレン |
実験結果に対して,様式を満足した報告書を提出する
|
7週 |
有機化学基礎実験(2) エステル |
実験結果に対して,様式を満足した報告書を提出する
|
8週 |
有機化学基礎実験(3) セッケン |
実験結果に対して,様式を満足した報告書を提出する
|
4thQ |
9週 |
電気化学の実験(簡単な燃料電池の作製) 1週目 |
実験結果に対して,様式を満足した報告書を提出する
|
10週 |
電気化学の実験(簡単な燃料電池の作製) 2週目 |
実験結果に対して,様式を満足した報告書を提出する
|
11週 |
電気化学の実験(濃淡電池の起電力) 1週目 |
実験結果に対して,様式を満足した報告書を提出する
|
12週 |
電気化学の実験(濃淡電池の起電力) 2週目 |
実験結果に対して,様式を満足した報告書を提出する
|
13週 |
電気化学の実験(水溶液の分解電圧) 1週目 |
実験結果に対して,様式を満足した報告書を提出する
|
14週 |
電気化学の実験(水溶液の分解電圧) 2週目 |
実験結果に対して,様式を満足した報告書を提出する
|
15週 |
安全工学に関する講義および小テストなど |
安全工学の講義内容に関して理解する。
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学実験 | 化学実験 | 実験の基礎知識(安全防具の使用法、薬品、火気の取り扱い、整理整頓)を持っている。 | 3 | 後1 |
事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷)を理解し、対応ができる。 | 3 | 後1 |
測定と測定値の取り扱いができる。 | 3 | 後5 |
有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。 | 3 | 後5 |
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。 | 3 | 後1 |
ガラス器具の取り扱いができる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
試薬の調製ができる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 分析化学 | 溶媒抽出を利用した分析法について説明できる。 | 4 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 化学・生物系分野【実験・実習能力】 | 分析化学実験 | 中和滴定法を理解し、酸あるいは塩基の濃度計算ができる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
酸化還元滴定法を理解し、酸化剤あるいは還元剤の濃度計算ができる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
キレート滴定を理解し、錯体の濃度の計算ができる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
陽イオンおよび陰イオンのいずれかについて、分離のための定性分析ができる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
物理化学実験 | 基本的な金属単極電位(半電池)を組み合わせ、代表的なダニエル電池の起電力を測定できる。また、水の電気分解を測定し、理論分解電圧と水素・酸素過電圧についても説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 課題、小テスト、発表など | 実験実施 | 報告書 | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 10 | 70 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 10 | 0 | 10 |
専門的能力 | 20 | 0 | 70 | 90 |