到達目標
1. 有機化学,物理化学,無機化学の3分野の実験を経験し実験器具を正しく使用することができること.
2. 実験レポートを期限内にまとめることができること.
3. 実験の誤差を考慮し,実験データを処理することができること.
4. 実験ノートに実験記録を正確に記録することができること.
5. 実験に対する安全対策や応急処置(安全工学)について考えることができること.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 有機化学,物理化学,無機化学の3分野の実験を経験し実験器具を正しく使用することができる.
| 有機化学,物理化学,無機化学の3分野の実験を経験し実験器具を使用することができる.
| 有機化学,物理化学,無機化学の3分野の実験を経験し実験器具を使用することができない.
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評価項目2 | 実験レポートを期限内に正確にまとめることができる. | 実験レポートを期限内にまとめることができる | 実験レポートを期限内にまとめることができない |
評価項目3 | 実験の誤差を考慮し,実験データを正確に処理することができる. | 実験の誤差を考慮し,実験データを処理することができる. | 実験の誤差を考慮し,実験データを処理することができない. |
評価項目4 | 実験ノートに実験記録を正確に記録することができる. | 実験ノートに実験記録を記録することができる. | 実験ノートに実験記録を記録することができない. |
評価項目5 | 実験に対する安全対策や応急処置(安全工学)について正確に説明することができる. | 実験に対する安全対策や応急処置(安全工学)について説明することができる. | 実験に対する安全対策や応急処置(安全工学)について説明することができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
【ガイダンス】 テキストの配布.各実験分野の概要,注意事項の説明. (1 週)
【安全工学】
1時間の講義を前期4 回行う.講義の最後に小テストを行う. (0.25 週×4 回 計1 週)
1.危険な物質と有害物質
2.危険な装置の取り扱い
3.応急処置
4.災害対策
【実験】 下記1~3 の分野の実験をローテーションで実施し,前期1 回,後期1 回の発表会を実施する.
(実験26 週+発表2 週 計28 週)
1.物理化学実験
1.液体の密度
2.液体の粘度
3.溶解度と溶解熱
4.表面張力
5.液体の蒸気圧
6.沸点上昇
以上の6 テーマから実施する.そのテーマの中から発表体験を行う
2.無機化学実験
1.硫酸銅五水和物の作製
2.硫酸銅五水和物の結晶水の定量,複塩の作製,錯塩の作製
3.カリウムミョウバンの作製
4.酸化アルミニウムの作製,アルミニウムの定量
5.酸化亜鉛の作製(1/2),硫酸亜鉛七水和物の作製
6.酸化亜鉛の作製(2/2),酸化亜鉛の定性反応
以上の6 テーマから実施する.そのテーマの中から発表体験を行う
3.有機化学実験
1.酢酸エチルの合成(1週実験)
2.オレンジII の合成と染色(2週実験)
3.ポリ酢酸ビニルとポリビニルアルコールの合成(3週実験)
4.エステルのGrignard反応(3週実験)
5.パン酵母による不斉還元(3週実験)
以上の5 テーマから実施する.そのテーマの中から発表体験を行う
授業の進め方・方法:
達成目標1~4:実験態度やレポート内容などにより総合的に評価する.
達成目標5:安全工学の講義の最後に小テストを行って評価する.
レポートを全て期限内に提出し,かつ60%以上の成績で達成とする.
評価方法
実験実技,態度,予習状況(ノート): 20%
実験レポート: 70%
発表等のレポート: 5%
安全工学: 5%
注意点:
1.定期試験は行わない.
2.理解が困難な場合は,その都度相談に応じる.
3.予習,復習は確実に行うこと.クラスを3 組に組分けし,実験テキストに従って,実験を行い,物理化学,
無機化学,有機化学実験をローテーションで行う.
4. レポートの提出は期限厳守とし,少しでも遅れた場合は減点の対象とする.また1 週間以上遅れたレポートは
受け取らない.
5.全分野を通して,1 通でも未提出のレポートがある場合,不合格とする.
6.安全工学に関する講義の時間は後ほど掲示します.
7. 出欠確認を2回行う(実験開始時と終了時).2回目に不在の場合は欠課とする.
備考:
教育方法を修正(2020.05.15)
授業計画を修正(2020.05.15)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス・安全工学 |
実験の注意点や概要を説明できる 安全工学の内容を説明できる
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2週 |
ガイダンス・安全工学 |
実験の注意点や概要を説明できる 安全工学の内容を説明できる
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3週 |
専門分野別実験1-1 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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4週 |
専門分野別実験1-2 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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5週 |
専門分野別実験1-3 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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6週 |
専門分野別実験1-4 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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7週 |
専門分野別実験1-5 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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8週 |
専門分野別実験1-6 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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2ndQ |
9週 |
専門分野別実験2-1 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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10週 |
専門分野別実験2-2 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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11週 |
専門分野別実験2-3 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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12週 |
専門分野別実験2-4 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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13週 |
専門分野別実験2-5 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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14週 |
専門分野別実験2-6 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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15週 |
発表資料作成 |
発表資料を作成できる
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16週 |
発表会 |
実験内容を発表し、質疑応答できる
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後期 |
3rdQ |
1週 |
専門分野別実験3-1 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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2週 |
専門分野別実験3-2 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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3週 |
専門分野別実験3-3 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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4週 |
専門分野別実験3-3 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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5週 |
専門分野別実験3-4 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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6週 |
専門分野別実験3-4 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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7週 |
専門分野別実験3-5 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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8週 |
専門分野別実験3-5 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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4thQ |
9週 |
専門分野別実験3-5 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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10週 |
専門分野別実験3-6 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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11週 |
専門分野別実験3-6 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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12週 |
専門分野別実験3-6 |
専門実験別実験の内容を説明できる
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13週 |
発表資料作成 |
発表資料を作成できる
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14週 |
発表会 |
実験内容を発表し、質疑応答できる
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 報告書 | 合計 |
総合評価割合 | 5 | 5 | 0 | 20 | 0 | 70 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 5 | 5 | 0 | 20 | 0 | 70 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |