生活に深く関係している高分子化合物が、有機化合物の化学反応により生成することを理解する。また連鎖反応による重合、逐次反応による重合についての特徴が説明でき、高分子の物性(熱的性質、機械的性質、分子量と分子量分布、粘弾性など)と構造の関係を理解し、説明できること。
概要:
講義は、教科書、配布プリント、スライドを用いて行う。
本科目は、企業で高分子材料(プラスチック、熱可塑性エラストマーなど)の開発を担当していた教員が、その経験を活かし、高分子化合物の種類、特性、開発手法などについて講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
中間試験、期末試験や小テスト、課題での関連問題について60%以上の成績で目標達成とする。
評価は下記2項目の点数の加重平均によって行う。
1.前期中間試験および前期末試験(80%)
2.小テスト、自学自習課題の提出物、課題(20%)
この科目は学修単位科目のため、事前・事後の自学自習項目として、次講義の予習、本講義の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する。
注意点:
1.中間試験、定期試験は、各々90分間で行う。
2.小テストは、授業中に行い、各授業の講義内容を中心とした問題を出題する。
3.理解が困難な場合は、講義時間以外でも相談に応じる。
4.個人的な欠席理由による補講および小テストの再試験は行わない。
5.化学分野の技術者にとって最も必要な知識の一つである。しっかり勉強すること
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
高分子物質の種類と特徴・講義 (次講義の予習、本講義の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する) |
高分子化合物がどのようなものか説明できる
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2週 |
高分子物質の種類と特徴・講義 (次講義の予習、本講義の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する) |
高分子化合物の一般的特徴を説明できる
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3週 |
高分子の分子量と分子量測定・講義 (次講義の予習、本講義の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する) |
高分子化合物の分子量についての定義や測定法を説明できる
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4週 |
重合反応一般論・講義 (次講義の予習、本講義の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する) |
重合反応の一般論と分類について説明できる
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5週 |
ラジカル重合・講義 (次講義の予習、本講義の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する) |
ラジカル重合について説明できる
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6週 |
ラジカル重合・講義 (次講義の予習、本講義の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する) |
ラジカル重合について説明できる
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7週 |
ラジカル重合・講義 (次講義の予習、本講義の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する) |
ラジカル重合について説明できる
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8週 |
前期中間試験 (次講義の予習、本講義の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する) |
これまで学んだことについて、説明できる
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2ndQ |
9週 |
イオン付加重合・講義 (次講義の予習、本講義の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する) |
イオン付加重合について説明できる
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10週 |
イオン付加重合・講義 (次講義の予習、本講義の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する) |
イオン付加重合について説明できる
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11週 |
逐次反応による重合・講義 (次講義の予習、本講義の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する) |
逐次重合について説明できる
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12週 |
逐次反応による重合・講義 (次講義の予習、本講義の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する) |
逐次重合について説明できる
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13週 |
高分子物性一般論・講義 (次講義の予習、本講義の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する) |
高分子化合物の物性について説明できる
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14週 |
高分子固体の性質・講義 (次講義の予習、本講義の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する) |
高分子固体の性質について説明できる
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15週 |
高分子溶液の物性・講義 (次講義の予習、本講義の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する) |
高分子溶液の性質について説明できる
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16週 |
前期期末試験 (試験の復習、指定課題をA4、1,2枚にまとめ提出する) |
これまで学んだことについて説明できる
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 有機化学 | 代表的な官能基に関して、その構造および性質を説明できる。 | 3 | 前4,前5,前9,前11 |
高分子化合物がどのようなものか説明できる。 | 4 | 前1,前2,前8,前13 |
代表的な高分子化合物の種類と、その性質について説明できる。 | 4 | 前1,前2,前8,前13,前14,前15 |
高分子の分子量、一次構造から高次構造、および構造から発現する性質を説明できる。 | 4 | 前3,前8,前13,前14,前15,前16 |
高分子の熱的性質を説明できる。 | 4 | 前13,前14,前16 |
重合反応について説明できる。 | 4 | 前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前16 |
重縮合・付加重合・重付加・開環重合などの代表的な高分子合成反応を説明でき、どのような高分子がこの反応によりできているか区別できる。 | 4 | 前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前16 |
ラジカル重合・カチオン重合・アニオン重合の反応を説明できる。 | 4 | 前5,前6,前7,前8,前9,前10,前16 |
ラジカル重合・カチオン重合・アニオン重合の特徴を説明できる。 | 4 | 前5,前6,前7,前8,前9,前10,前16 |