環境都市工学基礎実験

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 環境都市工学基礎実験
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 担当教員が独自に作成したテキストを配付する。
担当教員 村上 祐貴,押木 守

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(C)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、成績評価上の重み付け、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連は以下の通りである。①応力、モーメント、濃度の計算に必要となる計算力を身に付ける30%(c1、d1)、②環境都市工学科における専門分野の位置づけを理解する20%(a1)、③ 科学文章執筆時の決まり事を身に付ける50%(b2、d4)。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1代表的な建設材料であるコンクリートに要求される性能を理解している。代表的な建設材料であるコンクリートに要求される性能を概ね理解している。代表的な建設材料であるコンクリートに要求される性能を理解していない。
評価項目2コンクリートの力学的特性を実験によって測定することができる。コンクリートの力学的特性を実験によって大まかに測定することができる。コンクリートの力学的特性を実験によって測定することができない。
評価項目3都市における水環境工学の位置づけを理解している。都市における水環境工学の位置づけを概ね理解している。都市における水環境工学の位置づけを理解していない。
評価項目4凝集沈殿法によって濁質を含む汚水を浄化することができる。濁質を含む汚水の浄化方法を理解している。濁質を含む汚水を浄化することができない。
評価項目5レポートに要求される文章の構成、文章表現を守っている。レポートに要求される文章の構成、文章表現を概ね守っている。レポートに要求される文章構成、文章表現がいずれも科学技術文章として成り立っていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
礎実験では、近代都市に必要不可欠なインフラストラクチャーの整備・管理、都市環境問題の解決に必要な知識を実験を通じて身につける。実験を通じて実務的な知識を学習するだけでなく、観察を通じた思考力の養成、レポート作成による文章力の強化を行う。
授業の進め方・方法:
土木工学に関連した実験を行い、事象を観察する素養を身につける。また、実験レポートを各人で作成し、レポートの作成方法を身につける。
注意点:
実験を通じて観察した結果の背景にある理論を予習し、なぜ観察した結果が得られたのかを考えるように授業に取り組むことに期待する。また、環境都市工学科で今後学習する一連の専門科目の入り口として本科目をとらえ、将来どういった知見を学習することになるかを学んでほしい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業内容、成績評価方法の説明 左記の内容を理解する。
2週 実験A:テーマ:代表的な建設材料であるコンクリートの力学的特性と構成材料の関係第一回目 左記で実施する実験方法を理解し、観察結果を記録する。
3週 実験A:テーマ:代表的な建設材料であるコンクリートの力学的特性と構成材料の関係第二回目 左記で実施する実験方法を理解し、観察結果を記録する。
4週 実験A:テーマ:代表的な建設材料であるコンクリートの力学的特性と構成材料の関係第三回目 左記で実施する実験方法を理解し、観察結果を記録する。
5週 実験A:テーマ:代表的な建設材料であるコンクリートの力学的特性と構成材料の関係第四回目 左記で実施する実験方法を理解し、観察結果を記録する。
6週 実験A:テーマ:代表的な建設材料であるコンクリートの力学的特性と構成材料の関係第五回目 左記で実施する実験方法を理解し、観察結果を記録する。
7週 実験A:テーマ:代表的な建設材料であるコンクリートの力学的特性と構成材料の関係第六回目 左記で実施する実験方法を理解し、観察結果を記録する。
8週 実験A:テーマ:代表的な建設材料であるコンクリートの力学的特性と構成材料の関係第七回目 左記で実施する実験方法を理解し、観察結果を記録する。
2ndQ
9週 実験B:テーマ:水浄化法の原理と実践 第一回目 左記で実施する実験方法を理解し、観察結果を記録する。
10週 実験B:テーマ:水浄化法の原理と実践 第二回目 左記で実施する実験方法を理解し、観察結果を記録する。
11週 実験B:テーマ:水浄化法の原理と実践 第三回目 左記で実施する実験方法を理解し、観察結果を記録する。
12週 実験B:テーマ:水浄化法の原理と実践 第四回目 左記で実施する実験方法を理解し、観察結果を記録する。
13週 実験B:テーマ:水浄化法の原理と実践 第五回目 左記で実施する実験方法を理解し、観察結果を記録する。
14週 実験B:テーマ:水浄化法の原理と実践 第六回目 左記で実施する実験方法を理解し、観察結果を記録する。
15週 実験B:テーマ:水浄化法の原理と実践 第七回目 左記で実施する実験方法を理解し、観察結果を記録する。
16週 レポート講評 レポートの良否を自分で評価できるようになる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。3前8,前15
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。3前8,前15
分数式の加減乗除の計算ができる。3前8,前15
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。3前8,前15
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。3前8,前15
複素数の相等を理解し、その加減乗除の計算ができる。3前8,前15
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。3前8,前15
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。3前8,前15
簡単な連立方程式を解くことができる。3前8,前15
無理方程式・分数方程式を解くことができる。3前8,前15
1次不等式や2次不等式を解くことができる。3前8,前15
恒等式と方程式の違いを区別できる。3前8,前15
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。3前8,前15
分数関数や無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3前8,前15
簡単な場合について、関数の逆関数を求め、そのグラフをかくことができる。3前8,前15
角を弧度法で表現することができる。3前8,前15
三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3前8,前15
加法定理および加法定理から導出される公式等を使うことができる。3前8,前15
三角関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3前8,前15
2点間の距離を求めることができる。3前8,前15
内分点の座標を求めることができる。3前8,前15
2つの直線の平行・垂直条件を利用して、直線の方程式を求めることができる。3前8,前15
簡単な場合について、円の方程式を求めることができる。3前8,前15

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力0000000
専門的能力01000000100
分野横断的能力0000000