材料力学

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 材料力学
科目番号 0042 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 菊池正紀,和田義孝,図でよくわかる材料力学,コロナ社,2014年
担当教員 宮嵜 靖大

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる.
この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を以下に示す.
①「応力」と「ひずみ」を理解する.評価の重み:20%,学習・教育到達目標との関連(d1)
②「安全率」と「許容応力」を理解する.評価の重み:20%,学習・教育到達目標との関連(d1)
③力のつり合い条件を理解する.評価の重み:20%,学習・教育到達目標との関連(d1)
④軸力を受ける棒部材(静定問題)の解き方を身につける.評価の重み:20%,学習・教育到達目標との関連(d1)
⑤軸力を受ける棒部材(不静定問題)の解き方を身につける.評価の重み:20%,学習・教育到達目標との関連(d1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1「応力」と「ひずみ」を理解する「応力」と「ひずみ」を概ね理解する左記に達していない
評価項目2「安全率」と「許容応力」を理解する「安全率」と「許容応力」を概ね理解する左記に達していない
評価項目3力のつり合い条件を理解する力のつり合い条件を概ね理解する左記に達していない
評価項目4軸力を受ける棒部材(静定問題)の解き方を身につけている軸力を受ける棒部材(静定問題)の解き方を概ね身につけている左記に達していない
評価項目5軸力を受ける棒部材(不静定問題)の解き方を身につけている軸力を受ける棒部材(不静定問題)の解き方を概ね身につけている左記に達していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
材料力学は,構造物等の設計において,根幹を成す基礎科目である.
授業の進め方・方法:
材料力学では,構造物を構成する材料および軸力を受ける棒部材の力学的特性の基礎知識を修得する.
関連科目:建設材料(次年度履修),構造力学I(次年度履修)
注意点:
講義ノートを作成し,講義後は復習を行うことを推奨する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 概説 左記の内容を理解する
2週 応力とひずみ(1) 左記の内容を理解する
3週 応力とひずみ(2) 左記の内容を理解する
4週 安全率と許容応力 左記の内容を理解する
5週 力の性質とモーメント(1) 左記の内容を理解する
6週 力の性質とモーメント(2) 左記の内容を理解する
7週 中間試験
8週 力のつり合い(1) 左記の内容を理解する
4thQ
9週 力のつり合い(2) 左記の内容を理解する
10週 力のつり合い(3) 左記の内容を理解する
11週 軸力を受ける棒部材(静定問題)(1) 左記の内容を理解する
12週 軸力を受ける棒部材(静定問題)(2) 左記の内容を理解する
13週 軸力を受ける棒部材(不静定問題)(1) 左記の内容を理解する
14週 軸力を受ける棒部材(不静定問題)(2) 左記の内容を理解する
15週 期末試験
16週 試験解説と発展授業 左記の内容を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学ベクトルの定義を理解し、ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。3
平面および空間ベクトルの成分表示ができ、成分表示を利用して簡単な計算ができる。3
平面および空間ベクトルの内積を求めることができる。3
問題を解くために、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。3
空間内の直線・平面・球の方程式を求めることができる(必要に応じてベクトル方程式も扱う)。3
行列の定義を理解し、行列の和・差・スカラーとの積、行列の積を求めることができる。3
逆行列の定義を理解し、2次の正方行列の逆行列を求めることができる。3
行列式の定義および性質を理解し、基本的な行列式の値を求めることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力100000010
専門的能力900000090
分野横断的能力0000000