応用測量学

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 応用測量学
科目番号 0232 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料
担当教員 山本 隆広,野村 角衛

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる.
この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標と
の関連を以下に示す.
①GNSS 測量を理解する. 評価の重み:20%, 学習・教育到達目標との関連(d1)
②トータルステーションを使った地形測量ができる. 評価の重み:15%, 学習・教育到達目標との関連(d1)
③路線・河川・用地など各種測量ができ,GIS を利用できる. 評価の重み:15%, 学習・教育到達目標との関連(d1)
④測定値から最確値とその標準偏差を求めることができる. 評価の重み:50%, 学習・教育到達目標との関連(d1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
GNSS測量や写真測量の原理や方法について理解する. GNSS測量や写真測量の原理や方法について概ね理解する. 左記に達していない.
トータルステーションを使った地形測量ができる. トータルステーションを使った地形測量が概ねできる. 左記に達していない.
路線・河川・用地など各種測量ができ,GIS を利用できる. 路線・河川・用地など各種測量ができ,GIS を概ね利用できる. 左記に達していない.
測定値から最確値とその標準偏差を求めることができる. 測定値から最確値とその標準偏差を求めることが概ねできる. 左記に達していない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
応用測量学では,GNSS やトータルステーションなど,新しい測量方法と機械の取り扱い方を学ぶとともに誤差の処理について学習する.
授業の進め方・方法:
GNSS やトータルステーションなど,新しい測量方法と機械の取り扱い方を学ぶ.また,路線・河川・用地など各種測量を理解し,GIS(地理情報システム)を利用できるようにする.さらに,測量の誤差の取り扱い方と,その基本となる最小二乗法,全微分,確率,統計を学び,測量(1)で学んだ誤差の処理の一層高度な理論を理解する.
関連する科目:測量学実習(2)(前年度履修)
注意点:
特になし.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 応用測量概説 左記内容を理解する.
2週 GNSSの概要及びGNSS測量の実習 左記内容を理解する.
3週 GNSS 測量解析と利用方法の実習 左記内容を理解する.
4週 トータルステーションによる地形測量 左記内容を理解する.
5週 路線測量について 左記内容を理解する.
6週 河川測量について 左記内容を理解する.
7週 用地測量について 左記内容を理解する.
8週 GISの概要と利用事例 左記内容を理解する.
2ndQ
9週 前期中間試験(レポート)
10週 試験返却と解説
11週 写真測量について 左記内容を理解する.
12週 誤差の種類,誤差の公理と確率曲線,標準偏差,最小二
乗法の原理
左記内容を理解する.
13週 等精度観測値の最確値,測量値の精度と重み,異精度観
測値の最確値,誤差伝播の法則
左記内容を理解する.
14週 最確値の誤差とその標準偏差重み付き測定値と最確値の標準偏差 左記内容を理解する.
15週 前期末試験
16週 試験解説と発展授業

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。3前12,前13,前14
分数式の加減乗除の計算ができる。3前12,前13,前14
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。3前12,前13,前14
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。3前12,前13,前14
専門的能力分野別の専門工学建設系分野測量単心曲線、緩和曲線、縦断曲線が説明できる。4前4,前5,前6,前7
写真測量の原理や方法について、説明できる。4前11
GNSS測量の原理を説明できる。4前2,前3
有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。4前12,前13,前14
最小二乗法の原理を説明でき、これを考慮した計算ができる。4前12,前13,前14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000